水に強いサンダル

夏はサンダル。なんといっても、気軽に履けて、素足で気持ちいい。そんなサンダルだが、そろそろ夏物一掃セールのようだ。(むしろ遅いかも)

　そんな先日、都内某所で昔ながらの履物屋の前を通ったら、サンダルが並んでいた。色とりどりの鮮やかな感じがいい。だが、コメントに絶句した。
　「水に強い。税込み、日本製」(爆)おいおい、確かにどうみてもこれは水には強いだろうよ、ただのビニールだもん(笑)。

　しかし、不動産屋さんなどで、いろいろ条件の厳しい物件をあの手この手で、説明するのはあるが、まさか、履物屋さんまでが・・・
　しかも日本製って・・・なんだか高いのか安いのかわからなくなってきたぞ(爆)

　だが、待てよ。そもそも水に弱いサンダルってどんなものなのだろう。確かに、女性がオシャレで履くミュールあたりをサンダルとすればであるが・・・
　それをこの手のサンダルと比べるのは反則だろう。ポルシェのオープンカーとリアカーを並べるようなものだ。

　いわゆるサンダルなら程度の差こそあれ、水に濡れるのは織り込み済みではないだろうか。ちょっと古いが想定の範囲内である。
　逆に、この触れ込みにそそられて買うお客様がいるのかも疑問だ。「おい、オヤジ、今日は水に強いサンダルを探しにきたんだが・・・」「毎度だんな。ちょうど水に強い、いいのがありまっせ」なんて(←あるかよ、そんなやりとり)

　考えてみれば、ここのご主人、ここまで真剣に考えてなどいないだろう。それをここまで真剣に考える人がいれば履物屋冥利につきるといえるだろう。
　えっ、売り上げに貢献していないって・・・はあ(爆)