毎度おなじみ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り。今回おじゃましたのは、ちょうど一年ぶりとなる湯の花温泉「末広」である。
前回は高湯温泉「吾妻屋」からの展開で福島縦断コースで寄らせていただいたが、今回はシンプルに直行・・・ということで、西那須野塩原インターから入った。
塩原でのウロウロは後述するとして、塩原からナビでちょうど一時間・・・やはりけっこう近い。もちろん田舎の道だから、実際にはそこまでかからなかった。
さてチェックインすると、まずはお風呂に飛び込むのがパターンとなっている小生、まずは何をおいてもと向かったのが露天風呂。
昨年は落ち葉で浴槽がかなり見えないような感じだったが・・・今回は紅葉も遅れているとのことで、たいしたことはなかった。
といいつつ、飛び込むと・・・おお、なんともほどよい熱さでいくらでも入っていられるぞ。風は涼しく、頭は冴えるが、熱くもなく寒くもなく・・・
温泉はもちろん源泉かけ流しで透明でほぼ中性、肌にもやさしくクセがない。当然犬神家もやり放題で・・・(苦笑)
そしてここから貸切の岩風呂に向かう。予約は不要で空いてればどうぞ・・・というスタイル。何しろ部屋数も少ないので、ほぼフリーだ。
露天風呂と比べると室内のせいか熱い。源泉は48度くらいのようだ。窓を開けて温度を調整する。
さらに男女別の内風呂に向かう。ここはさらに熱かった。とはいえ入れないほどではなく、ここでもじっくり温泉を味わう。
部屋に戻って一休みして、夕食の前にふたたび露天風呂に・・・夕食後は内風呂に入り、いつものように早めの就寝(苦笑)
翌朝も再び露天風呂に入り、温まってから内風呂で顔を洗う。こちらのお宿の周囲は見事な日本の原風景みたいな感じで、紅葉もいつもより遅いといいながら露天風呂から眺められる。
よく「何もしないをしに行く」というが、文字通りこちらのお宿はそれを実践する処だ。
こちらのお宿は渓流に面しているが、今年の台風では大変だった由。温泉でバカ騒ぎをしたい人や、豪華な施設でないとイヤという人にはお勧めしない。
ただ、こちらには心からのんびりできる癒しがある。それを支える抜群の温泉がいつでも待っていてくれる。
二度目であるが、完全にお気に入りになってしまった。むむ、と思いつつもまた定宿が増えてしまったぞ。
例によって、食事やその他は別稿にて・・・
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