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さすがに大阪桐蔭の強さはハンパではなかった。連投の吉田も間違いなく本調子とはほど遠い状況だった。
だが、それでもなお勝ってほしかった・・・そう思った人も多かったはず。実際、試合中の甲子園の中での声援は、地元の大阪桐蔭が完全アウェイな状況だった。
終わってみれば・・・で、スター軍団大阪桐蔭の圧勝だったわけだが、大会が始まり一度として危ないというシーンがなかったことが、大阪桐蔭の力を象徴している。
振り返れば、地区予選の準決勝の履正社との試合が一番苦しかったかも。9回2死まで負けていたのは、この試合だけだから。
ドラフトにかかる可能性のある投手が3人。野手も走攻守揃った選手ばかり・・・どこをどう見ても、穴のないチームは、歴代で見ても最強クラスだろう。
恐ろしいことに西谷監督は、これで春夏合わせて8回決勝に出て、すべて勝っているという。まさに大阪桐蔭時代といえそうだ。
一方で、金足農の吉田投手については父も金足農の投手だったそうで、子供の頃は祖父がトレーニング相手だったとか。
さらにびっくりなのは、彼が中学時代の仲間に声掛けて「自分は金足農に行くので、一緒に野球をやろう」と集めたのがこのメンバーだったというのだ。
もちろん全員が秋田出身だし、全国レベルの実績は吉田投手のみという。そんな吉田投手の帽子のつばには・・・「マウンドは俺の縄張り 死ぬ気の全力投球」の文字が。
文字通りの魂の881球だった。ただ、しつこいが、将来のある彼にはくれぐれも身体を休めてほしい。投球だけでなく、フィールディングなども完成していて、すぐにでもプロでやれそうな存在に感じた。
まあタラレバだが、元気な吉田投手VS大阪桐蔭を見たかったかと。
さて、今回で春夏通算で東北のチームは11回決勝に出ていずれも敗れている。結果的には平成の次の年号に持ち越されることになったわけだ。
秋田は今回で2回、青森は太田幸司の三沢と八戸光星学院が3回の都合4回。宮城では仙台育英2回や東北で3回、岩手の花巻東と福島のいわき高校の各1回だ。
ちなみに決勝に立ちはだかったチームは、東京が2回、茨城が2回、大阪が3回と天敵になっている。
さらにいえば大阪はすべて大阪桐蔭、茨城は常総学院というのも・・・なんともである。
さて、その一方でこの炎天下の中での大会運営問題も考えるべきだろう。今楽天にいる安楽投手の時にも投げすぎの議論があったが、今回もまた・・・だった。感動で興奮するのもいいが、冷静にあり方を検討する時期もありかも知れない。
個人的には、本大会に限り社会人野球の補強制度を取り入れてはどうかと。選手登録枠を18名プラス補強選手3名とすれば、投手の投げすぎも回避できようかと。
母校の誇り・・・とはいかないかも知れないが、公立校の不利を補強できると思うのだが・・・いかがだろう。
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