
毎度おなじみ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り。今回は、新規開拓ということで、「初谷温泉」(しょやおんせん)というお宿に出掛けてきた。
場所は長野県佐久市だが、アクセスは上信越道の下仁田ICからという。まさに群馬と長野の県境近くにある山の中の一軒宿だった。
自宅からのナビでも距離は意外に近く、那須などよりかなり近いことが判明した。どこにも寄らずに行けば、2時間くらいで到着するようだ。
県境の内山峠を越えて、国道254号線から脇道に入り、約1キロほど狭い道を進むと突き当りにある。小さな川沿いに建つお宿はこじんまりとしている。部屋数は10室のようだ。
チェックイン後、まずはいつものようにお風呂に飛び込む。お風呂は男女別の一か所のみ。入れ替えもなく、露天風呂もない。
よって、温泉マニアには物足りないかも知れないかも。ただ泉質は鉄分を含む茶色のもので、胃腸などによく効くという。
お宿の裏に宝命水という源泉の湧き処があり、飲泉もできる。炭酸を含むもので金っ気がしたのと塩分を含むものであった。
こちらは昔の基準でいうと鉱泉というジャンルのようで、秩父の「かやの家」などと同じ系統か・・・ただ、泉質はかなり違うが・・・
毎回のことながら、チェックイン後すぐに入り、夕食前に再度、そして夕食後は今回は遠慮し、朝食前と3回入った。
小さなお宿で、かつ予約制限をしているため、お風呂で他のお客様と密になることもなく、ゆったり過ごすことができた。
いつも書いているが、多くの秘湯のお宿同様、文字通り「何もしないをしに行く」お宿としては抜群にいいロケーションだろう。
最近は秘湯のお宿でも携帯の電波が届くところが多くなったが、こちらは依然としてDoCoMoのみ通じるという。
都会とは違う時間が流れている・・・それを実感できるお宿である。
ひとつ残念だったのは夕食後、いつもより早く睡魔に襲われてしまい、星を眺めることができなかったこと。
天気もよかったので、外に出れば満天の星が見られたはずなんだが・・・
というところで、食事等についてはまた別稿にて・・・
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