アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

シンプルにしてモダン? 初谷温泉のもてなし

2021-04-14 06:00:00 | 日本秘湯を守る会

初谷温泉は群馬県から長野県に入ってすぐのところにある。下仁田から向かうと見えてくるのが荒船山だ。かつてクレヨンしんちゃんの作者が転落死したことでも有名だ。

   

 遠くから見るとテーブルマウンテンのようだが、その先端は写真の通り荒海を航海する船のようだ。この印象的な山を見ながら長野県に入ると宿は近い。

 お宿は、こじんまりとしているが、清潔感があふれていて、とても気持ちがいい。比べるのもなんだが、秩父の「かやの家」にも相通じるような・・・

   

 シンプルにしてどこかモダンというか英語でいうスマートさを感じるが、女将はそのイメージを体現したようなさっぱりした印象だ。

 チェックインの対応、館内の説明など簡にして要を得ている。時節柄、お布団は部屋にセットされていたが、部屋もそのままの印象だった。

   

 さて食事の方は、食事処でいただくスタイルだが、とても充実していた。佐久といえば鯉だが、刺身はもちろん鯉のあらい。酢味噌とかでなく、醤油にワサビというのもよかった。

 そして出てきた鯉の煮付けは濃厚な味付けで、抜群においしかった。これはご飯が食べたくなるぞ。

   

 もちろん、お約束のイワナの塩焼きもふっくらしていて抜群に美味しかったし、全体に料理はとても美味しかった

 この料理に合わせる日本酒も地酒のラインナップも豊富で、それぞれも安価。女将に手のモデルをしてもらったが、スマートな印象が伝われば幸いである。

   

 翌朝の食事もとても充実していた。近所にある神津牧場の牛乳やリンゴジュースからはじまり、ホウバ味噌まで・・・

 これを真剣に食べるとご飯のお代わりとなってしまう・・・それは避けなければいけないのだが・・・

 

 全体を通じての印象はやはり「かやの家」に相通じるものを感じたが、こちらには疲れたときに来て、ひたすらのんびりする・・・これがこの宿に来る正しい姿かも知れない。

 唯一希望を述べれば、露天風呂がほしいところである。

 

 いずれにしろ、リピートしたくなるお宿がまたひとつできてしまった・・・というところである。


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