先月、聴講した講演を主催したのが
がん診療連携拠点病院だったためか、
「標準治療」について、
強く勧めていた。
「標準治療」とは、
臨床試験・研究などで得た結果(エビデンス)に基づいて、
治療ガイドラインを出し、
どの地域でも同等の治療が受けられるというもの。
その患者にとっての、最適な治療を行う。
標準というと、並みの「梅」のように聞こえるが、
「松」ということだそうで。
通院先での講演で、
【がんは切らずに治る。
抗がん剤は効かない。
検診は百害あって一利なし。
がんは原則として放置したほうがいい。】と
主張する近藤先生の著作の画像までスクリーンに表示し、
『治療を受けなければ、助かる命も助からなくなる』と
明言していた。
また、違う講演先では、
質問コーナーで出てきた「がんもどき」という言葉に
『早期がんはあるが、がんもどきというものはない』と
きっぱり否定していた。
近藤先生の本の内容は、
すべてが間違っているわけではないため、
信じてしまうだろう・・・と、
また、近藤先生の言うところの
治療を受けて亡くなった人たちについては
結果論であるために、間違いようもない・・・と。
先日、昨年12月になくなった中村勘三郎さんの
131日の闘病を記録した番組がTVで放映されていた。
初期の食道がんであることを公表し、
(リンパに転移していたというから、進行がん?)
がん摘出手術を受ける。その後、
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)のため亡くなる。
食道がんを切らず、
陽子線治療でがんを克服した作曲家の方と
較べようもないのだが、
近藤先生の主張する文言と重なるところがあって、
そちらに傾く人がでてくるのではないだろうか?
術後の治療を受けて、
治る人、治らない人はおり、
その治療を受けなくても、
治る人、治らない人は出てくる。
各人にとって何が功を奏するのか、
わかればね・・・
自分に関して言えば、
切って抗がん剤で落ち着いている状態にいるのは
「がん治療のおかげ」と思っている。
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がん診療連携拠点病院だったためか、
「標準治療」について、
強く勧めていた。
「標準治療」とは、
臨床試験・研究などで得た結果(エビデンス)に基づいて、
治療ガイドラインを出し、
どの地域でも同等の治療が受けられるというもの。
その患者にとっての、最適な治療を行う。
標準というと、並みの「梅」のように聞こえるが、
「松」ということだそうで。
通院先での講演で、
【がんは切らずに治る。
抗がん剤は効かない。
検診は百害あって一利なし。
がんは原則として放置したほうがいい。】と
主張する近藤先生の著作の画像までスクリーンに表示し、
『治療を受けなければ、助かる命も助からなくなる』と
明言していた。
また、違う講演先では、
質問コーナーで出てきた「がんもどき」という言葉に
『早期がんはあるが、がんもどきというものはない』と
きっぱり否定していた。
近藤先生の本の内容は、
すべてが間違っているわけではないため、
信じてしまうだろう・・・と、
また、近藤先生の言うところの
治療を受けて亡くなった人たちについては
結果論であるために、間違いようもない・・・と。
先日、昨年12月になくなった中村勘三郎さんの
131日の闘病を記録した番組がTVで放映されていた。
初期の食道がんであることを公表し、
(リンパに転移していたというから、進行がん?)
がん摘出手術を受ける。その後、
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)のため亡くなる。
食道がんを切らず、
陽子線治療でがんを克服した作曲家の方と
較べようもないのだが、
近藤先生の主張する文言と重なるところがあって、
そちらに傾く人がでてくるのではないだろうか?
術後の治療を受けて、
治る人、治らない人はおり、
その治療を受けなくても、
治る人、治らない人は出てくる。
各人にとって何が功を奏するのか、
わかればね・・・
自分に関して言えば、
切って抗がん剤で落ち着いている状態にいるのは
「がん治療のおかげ」と思っている。
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新聞やなにかで、近藤先生の主張を目にすることが多いですね。
陽子線やその他の先進医療的なものも。
陽子線の作曲家さんは、テレビで克服を宣言するのが早いんじゃないかなという気がします。
ガンと日々向き合っているわけでもなく、それでも、身近に癌患者が居る家族や親せきが、標準治療をして居る私に「なにか他に方法はないのか?」というようなことを言う時があって、ああ、いろいろ目にするから、わたしは何も生きるためのチャレンジをしていないように見えるんだろうな…と思います。
一応自分では標準治療という治療法を選んでる…のだけどね。でも、まだ迷いはありまして、挑戦する価値を感じる治療法に出会えば、そちらを試したくなる時があるかもしれません。
HER2タイプは、ハーセプチンで再発が消えたんじゃないかと思われるときがある、という主治医の言葉が、今でも頭にあって、ぜひ無治療じゃなくてハーセプチンやってみてくださいと、わたし的には思っちゃいます。
日々変わってなくってね。
それでも、気になったいることは残しておきたいです。
わたしも調子が悪かったときには、親戚や知人が
こんなものもあるみたいなこと言ってきていました。
がんを抑えつつ、共に生きていくというピンとこないのでしょうね。とはいえ、自分もそうでしたから、わからないでもないです。
「標準治療」だけでなく、自分の症状に効くのであれば、試す価値はあると思う。それを見極める判断が備わっているかどうか、難しいですが。
がん告知当初、変な本買いそうになったこともあって・・・今思うと、近藤先生の考えに似ていたような。
放置はとても怖くってできないですね。
再発患者の方で、抗がん剤を拒否していたのですが、
ハーセプチン単独で進行を抑えているという人がいますね。初発のときは、まだハーセプチンが使えなかった時期で、抗がん剤の副作用がひどかったようです。
それで、もうか化学療法はいやで、このまま逝ってもと言っていたようです。
そんな方が、他にもいるかもしれません。ハーセプチン試してもらいたいですね。
化学療法するしないは、難しい判断だと思います。抗がん剤は、薬でもあるけれど、毒でもあることは、身をもって感じたし、少なからず、抗がん剤なんて、もう嫌といっている人も何人か知っています。でも、抗がん剤の恩恵を受けている人、私を含めて、もいることは事実…いろいろな事が重なり合っているから、どれがベストの選択は、いつになってもわからない。
自分が選んだことを信じるしか、無いのかなあと思っています。見送ることとなった陽子さんは、違う意味での辛さがあるのでしようね。
限りある命です。大事に、そして楽しんで生きなきゃってのが、私たちのこれからではないでしょうか?