2011年6月に父親が亡くなったけどもう少しで米寿の祝いというところだった。死に際に間に合って手を握ったけどその手の柔らい感触を今でも思い出します。87歳とは思えないしわもなくただただ柔らかくてまだまだ生きてられるのではという思いさえあった。
そんな父は私の夢に出てきます。お父さん子だったのもあるけど夢に出てくる父は私に安心感を与えてくれます。ある時は赤いおしゃれな車で迷子になっていた親子を連れに来てくれた。そして持っていた大きなごみの袋を持ってさっさと車ごと消えた。あ~父は私の荷物をしょってあげるといってるのかなと思い くよくよ考えこまないようにしようと思ったりします。
父の誕生日が近くなると庭に”おはぐろとんぼ”といわれるとんぼがやってきます。なんだか父親が来たみたいで今年も来てくれたのという思いでとんぼをみます。
時代小説の中に”おはぐろとんぼはおしょらい(精霊)といって先祖の霊が浄土から帰ってくる姿だと信じられているんですぜ” そんな一説をひそかに信じたいかな