多摩川サイクリングロードの車窓から

入山峠と和田峠

奥多摩には多くの峠があります。もっともメジャーなのは風張峠で、ラスボス格は柳沢峠でしょう。
柳沢峠はいずれ行くとして、それ以外にも行ったことのない峠が沢山あるのですが、
その中でもっとも有名だと思われる和田峠に行ってみることにしました。

自転車に乗ってまずは多摩サイを遡り、武蔵五日市を経由して檜原街道を進みます。



こちらは奥多摩でヒルクライムをする人にはおなじみ、戸倉のセブンイレブンです。
「武蔵五日市側で最後のコンビニ」と言ったほうが通りがいいかもしれません。

このコンビニから直進すると風張峠方面ですが、今日はここを南側に折れます。
和田峠とはかけ離れたルートですが、入山峠を経由して陣馬にでて、和田峠を目指そうという企画です。


入山峠




橋を渡ると、割とすぐ登りが始まりこんな光景になります。
ただしこの先に採石場があり、時々ダンプが通るので注意が必要です。



採石場の先が林道の入口。ここから先は路面が悪いので覚悟して登りましょう。



川に沿った森の中を進みます。落ち葉と落石が多く、気をつけないと転倒やパンクに見舞われてしまいます。
でもこういう道は走ってて気持ちいいですよ。
ちなみに10kmにおよぶこの林道で出会ったのは、自転車2台と車1台だけでした。



入山峠に到着、といっても周りは森なので眺望はよくないです。
ピーク手前の2km程は10%前後のかなり手強い坂でしたが、それほど長くないのでゆっくり登ればそれほどきつくはないでしょう。
そもそも必死でタイムを狙うような峠じゃないです。路面もよくないしね。



下りに入ってしばらくすると、伐採されて見晴らしの良い場所に出ます。



写真では伝わりにくいですが、かなり遠くまで見通せます。
向こうに見えるのは八王子の市街地でしょうか。

ダウンヒルを終えてから都道521号に合流し、今度は和田峠を目指します。


和田峠




登り始めてしばらくは大した坂じゃないのですが、そば屋のある分岐を抜けると一気に激坂になります。
斜度10%なんてのは可愛いほうで、軒並み12~13%。15%も珍しくなく、瞬間最大斜度は17%でした。
もうここまで来ると壁としか思えません。多摩屈指の激坂、の看板に偽りなしです。
入山峠と違って一応都道なので、路面がそこまで荒れてないのが救いでしょうか。

ちなみに眺めの良い場所は1箇所たりともないので、観光的なサイクリングには全く向きません。



息も絶え絶えでようやく峠に到着です。
さすがに有名スポットだけあり、峠にある休憩所にはバイクラックがあり、7,8人の先客がいました。
そのうち3人は女子大生。・・・なんで大学生とわかったかというと、大学自転車部のジャージを着てたから。

ちなみに、和田峠の西側は今年6月に路肩が崩れて通行止めになっています。
休憩所の人の話では、自転車なら通れるとのことではありましたが、
無理して事故っても面白くないのでおとなしく八王子側に下りて帰ることにしました。


今日のまとめとしては・・・
あーしんど。


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