どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

白神山地へもう一度…

2004-07-13 | etc
先月の事になるが、青森から秋田に掛けて広がる、白神山地に行って来た。

今では世界遺産にも登録され、有名になった白神山地だが、以前からこの山には行ってみたかった。この山を訪れた椎名誠の記事を読んでから、10何年思い続けていた感じ。
更に一昨年NHK“プロジェクトX”でも取り上げられ、行きたい気持ちは最高潮へ…。

先月友人4人で念願の白神山地に行く事が出来ました。
感想はと言うと、とにかく圧巻の一言でした。
山登りは好きなので、沢山の山を見て来ていると言う自負はあったんですが、とにかく白神は“山が濃い”って感覚。
入山が出来る“バッファーゾーン(緩衝地域)”を歩いてみたのだが、その地域でさえ動物の気配はとても濃かった。熊が登った爪後が残るブナ、そして糞と、自分達を怖がらせる動物の忘れ物は多かった。
今回は時間の制限があり1日しか歩けませんでしたが、来年には時間をもっと取り、再び訪れたいと思っている。

人間の物じゃない山々。訪れる事が出来た人は、
映画“もののけ姫”の世界に足を踏み入れる事が出来ますよぉ…。

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白神山地の世界遺産指定の礎を作った、またぎ達(熊猟師)が生活の場を奪われる危機に瀕し、苦しんでいます。
世界遺産指定後、環境省の方針で同地域が鳥獣保護区に認可されました。それ自体は素晴らしい事なんですが…。
問題は、白神伝統、またぎ達の熊猟までが規制対象に。
またぎ達は、白神山地の一部。特例を設けて猟を許可すべきではないか…私はそう思っています。

以前見向きもしなかった白神山地
無意味な“工事を作る為の工事”で道路を横断させようとした白神山地
またぎや、地域の人達の運動で世界遺産登録が出来た白神山地
そして、鳥獣保護区を立に、国がまたぎ猟を締め出した白神山地

法規一辺倒では計れないんだよなぁ。