昨夜は<鹿島vsバレンシア>を見てきました。
これで、<市原vsレアル・マドリー><鹿島vsバルセロナ>と続いた、リーガ・エスパニョーラ3連戦が終了したのだ。
昨年のリーグ1位バレンシア、2位バルセロナ、そして4位のレアル・マドリー…2004~2005シーズン展望を“kawakeroは国立で見た!”として、勝手な主観で占ってみましょう!
●バレンシアってどうなのよ?●
一番好きなチームが、一番不安なチームとなってしまった。
先期圧倒的な守備力とスピード溢れる攻撃でリーガを制したバレンシアだが、そのサッカーを築いたベニテス監督がリバプールへ移籍。後任に、チェルシーを追い出されたラニエリが監督の座に着いた。
チームの財政状況からスーパースターと呼ばれる選手を獲得する事が難しいバレンシアで、先期リーガを圧倒する事になった基本は、全てをチームで闘うと言う約束事。それが、鹿島戦では“まったくと言っていい程”機能していなかった。
嫌な予感が過ぎった…
ラニエリ新監督、チーム戦術を変更してしまったのか?
あの華麗なチーム守備を捨ててしまったのか?
新監督は、前監督とは違う事をやりたがるのは分かる。
しかし、他のチームに比べて秀でた物を捨てるのは愚の骨頂としか思えませんな。
新加入のディバイオ、フィオーレはまだチームに馴染んでいないし、調子が出てくるのはリーガ開幕して数週間は掛かると見た。
また、恥骨炎で欠場中のアイマールの復帰も恐らくその時期になる。
チャンピオンズリーグを闘うには薄い選手層、怪我人が出たらアウトの予感も…。
苦しいシーズンが始まった。
そう、バレンシアファンでもある私は早くも凹むのであった。
対鹿島戦は、バラハ・アジャラ・ビセンテ・アイマールとチームの核は不出場だった。
それにしても、代表組み5人を抜く鹿島に主導権を握られていたのは驚いた。
俺のバレンシアは今シーズンどうなるの???
●バルセロナはどうなのよ?●
強っ。
現時点でチームがかなり完成している感じ。
今現在、優勝候補を上げるとするなら、間違いなくバルセロナだな。
ライカールト監督の方針が徹底し、主力選手もほぼそのまま。補強が必要なポジションに的確な補強を実施した。正にお手本のようなチーム強化をしたと思う。
FWは波のあるクライファートを放出、スウェーデン代表ラーション・ポルトガル代表デコを獲得した。
オーフェルマウスが突如引退してしまったが、モナコからジュリを獲得と抜け目無し。
とにかく、ユニフォームは売れないだろうが、実力派の選手を集めた凄い補強なのだな。
先期途中から加入したロナウジーニョは完全にチームに馴染み、リーガ開幕と同時に爆発する予感がある。
中盤からのディフェンスもプレスが早くそして強い。奪った後のサイドチェンジの正確さ、スピードと申し分なし。
更にカメルーン代表FWエトーを狙っているようだ。今でも保有権の半分を持つレアル…むざむざとバルサに彼を渡すとは思えないが、気になる情報ではある。
選手層も厚く、死角は無い。
リーガを序盤から席巻する。
それが今シーズンのFCバルセロナだっ!
●レアル・マドリー…本当のところどう?●
キーマンはずばりジダンだ。
ジダンが出場する試合、レアルはスーパーチーム。出ない試合はグッドチーム。
それほど中盤での試合の組み立てにジダンは重要なのだ。
今年レアルは、チャンピオンズリーグの予選から出場となる為、シーズンがいつもより1ヶ月長い。
それに加えて、EURO2004があったので、出場した選手は疲労が抜けきらないままシーズンインする事となる。
これはジダンにも言えそうだ。予選リーグで敗退とは言え、フランス代表で出場したジダンには疲労と言う不安が残る。日本遠征もマイナスにしかならなかっただろう。
補強はサムエルが既に決定しているものの、他に決まりそうなのはビエイラぐらい。
ワンボランチ気味に彼が入って、ベッカムを上がり目で使うようになるのではないか。また、その方がレアルは機能すると思う。ビエイラ獲得で控えに押し出されるのはグティか?もったいない話だなぁ。
サムエルが入った事でDFは安定しそうだが、以前弱点である事はいがめない。
現時点でサムエルと組ませるのはパボンになりそうだが、まだ若干弱さを感じる。この辺りが鍵になりそうだ。
攻撃は文句なしにリーガでトップクラス。
今年一杯の契約しかないフィーゴが、冬の移籍期間にどうなるかは気になるが、もしポジションが空いても、そこはベッカムが一番輝くポジション。酷な様だが、フィーゴの移籍が実現しても、レアルの攻撃力に変化はないと見た。
今年もレアルの一番の不安は選手層の薄さだ。
先シーズン、メンバーを固定し続け、終盤戦選手が疲労で動けなくなり、チーム史上最悪の連敗で終わったレアル。
シーズン序盤は当然上位につけるだろうが、勝負は冬になる後半戦だ。
リーガ・チャンピオンズリーグ・スペイン国王杯、昨年の様に全ての試合にベストメンバーをぶつけていたらアウト。
選手を休ませるターンオーバー制を組む方針で出れば吉と出るでしょう。
●リーガ全般●
他に目立つチームと言えばデポルディボ・ラコルーニャだな。
とにかく選手が固定されていて、安定した力を発揮する。
上位を苦しめる存在になるのは確かだ。
大穴を上げるとするなら、アトレチコ・マドリーとレアル・ソシエダ。
アトレチコようする、スペイン代表FWフェルナン・トーレスはスーパーな選手。怪我がちなのが気になるが、出場すればチームを引っ張る。今年はマドリーダービーでアトレチコが勝つ可能性も高い。
レアル・ソシエダは、一昨年の大活躍で一躍脚光を浴びたが、昨期チャンピオンズリーグとリーガの試合数の多さでチーム状況を悪くし、2部落ちの危機さえあった。今期はリーガに集中出来る環境と、依然として溢れるチームスピリットで、再び上位チームを食う可能性を秘めている。
この両チームは、シーズン序盤で上位につけるかどうかが勝負の分かれ目だろう。
モチベーションが上がると、バルサ、レアルでも手を焼く相手となること受けあいなのだ。
と…思いつくまま勝手に予想と批評を書いてみました。
なかなか目に付く事が少ないリーガ・エスパニョーラですが、kawakeroは一番好きなリーグです。
“美しく勝て”
この言葉が染み渡るリーガは、本当に見る者を魅了する。
スペイン国内に今も残る政治問題。州が違えば別の国。
正にスペインでのサッカーは武器を使わない戦争。
この緊迫感からは目が離せませんぞぉ。
これで、<市原vsレアル・マドリー><鹿島vsバルセロナ>と続いた、リーガ・エスパニョーラ3連戦が終了したのだ。
昨年のリーグ1位バレンシア、2位バルセロナ、そして4位のレアル・マドリー…2004~2005シーズン展望を“kawakeroは国立で見た!”として、勝手な主観で占ってみましょう!
●バレンシアってどうなのよ?●
一番好きなチームが、一番不安なチームとなってしまった。
先期圧倒的な守備力とスピード溢れる攻撃でリーガを制したバレンシアだが、そのサッカーを築いたベニテス監督がリバプールへ移籍。後任に、チェルシーを追い出されたラニエリが監督の座に着いた。
チームの財政状況からスーパースターと呼ばれる選手を獲得する事が難しいバレンシアで、先期リーガを圧倒する事になった基本は、全てをチームで闘うと言う約束事。それが、鹿島戦では“まったくと言っていい程”機能していなかった。
嫌な予感が過ぎった…
ラニエリ新監督、チーム戦術を変更してしまったのか?
あの華麗なチーム守備を捨ててしまったのか?
新監督は、前監督とは違う事をやりたがるのは分かる。
しかし、他のチームに比べて秀でた物を捨てるのは愚の骨頂としか思えませんな。
新加入のディバイオ、フィオーレはまだチームに馴染んでいないし、調子が出てくるのはリーガ開幕して数週間は掛かると見た。
また、恥骨炎で欠場中のアイマールの復帰も恐らくその時期になる。
チャンピオンズリーグを闘うには薄い選手層、怪我人が出たらアウトの予感も…。
苦しいシーズンが始まった。
そう、バレンシアファンでもある私は早くも凹むのであった。
対鹿島戦は、バラハ・アジャラ・ビセンテ・アイマールとチームの核は不出場だった。
それにしても、代表組み5人を抜く鹿島に主導権を握られていたのは驚いた。
俺のバレンシアは今シーズンどうなるの???
●バルセロナはどうなのよ?●
強っ。
現時点でチームがかなり完成している感じ。
今現在、優勝候補を上げるとするなら、間違いなくバルセロナだな。
ライカールト監督の方針が徹底し、主力選手もほぼそのまま。補強が必要なポジションに的確な補強を実施した。正にお手本のようなチーム強化をしたと思う。
FWは波のあるクライファートを放出、スウェーデン代表ラーション・ポルトガル代表デコを獲得した。
オーフェルマウスが突如引退してしまったが、モナコからジュリを獲得と抜け目無し。
とにかく、ユニフォームは売れないだろうが、実力派の選手を集めた凄い補強なのだな。
先期途中から加入したロナウジーニョは完全にチームに馴染み、リーガ開幕と同時に爆発する予感がある。
中盤からのディフェンスもプレスが早くそして強い。奪った後のサイドチェンジの正確さ、スピードと申し分なし。
更にカメルーン代表FWエトーを狙っているようだ。今でも保有権の半分を持つレアル…むざむざとバルサに彼を渡すとは思えないが、気になる情報ではある。
選手層も厚く、死角は無い。
リーガを序盤から席巻する。
それが今シーズンのFCバルセロナだっ!
●レアル・マドリー…本当のところどう?●
キーマンはずばりジダンだ。
ジダンが出場する試合、レアルはスーパーチーム。出ない試合はグッドチーム。
それほど中盤での試合の組み立てにジダンは重要なのだ。
今年レアルは、チャンピオンズリーグの予選から出場となる為、シーズンがいつもより1ヶ月長い。
それに加えて、EURO2004があったので、出場した選手は疲労が抜けきらないままシーズンインする事となる。
これはジダンにも言えそうだ。予選リーグで敗退とは言え、フランス代表で出場したジダンには疲労と言う不安が残る。日本遠征もマイナスにしかならなかっただろう。
補強はサムエルが既に決定しているものの、他に決まりそうなのはビエイラぐらい。
ワンボランチ気味に彼が入って、ベッカムを上がり目で使うようになるのではないか。また、その方がレアルは機能すると思う。ビエイラ獲得で控えに押し出されるのはグティか?もったいない話だなぁ。
サムエルが入った事でDFは安定しそうだが、以前弱点である事はいがめない。
現時点でサムエルと組ませるのはパボンになりそうだが、まだ若干弱さを感じる。この辺りが鍵になりそうだ。
攻撃は文句なしにリーガでトップクラス。
今年一杯の契約しかないフィーゴが、冬の移籍期間にどうなるかは気になるが、もしポジションが空いても、そこはベッカムが一番輝くポジション。酷な様だが、フィーゴの移籍が実現しても、レアルの攻撃力に変化はないと見た。
今年もレアルの一番の不安は選手層の薄さだ。
先シーズン、メンバーを固定し続け、終盤戦選手が疲労で動けなくなり、チーム史上最悪の連敗で終わったレアル。
シーズン序盤は当然上位につけるだろうが、勝負は冬になる後半戦だ。
リーガ・チャンピオンズリーグ・スペイン国王杯、昨年の様に全ての試合にベストメンバーをぶつけていたらアウト。
選手を休ませるターンオーバー制を組む方針で出れば吉と出るでしょう。
●リーガ全般●
他に目立つチームと言えばデポルディボ・ラコルーニャだな。
とにかく選手が固定されていて、安定した力を発揮する。
上位を苦しめる存在になるのは確かだ。
大穴を上げるとするなら、アトレチコ・マドリーとレアル・ソシエダ。
アトレチコようする、スペイン代表FWフェルナン・トーレスはスーパーな選手。怪我がちなのが気になるが、出場すればチームを引っ張る。今年はマドリーダービーでアトレチコが勝つ可能性も高い。
レアル・ソシエダは、一昨年の大活躍で一躍脚光を浴びたが、昨期チャンピオンズリーグとリーガの試合数の多さでチーム状況を悪くし、2部落ちの危機さえあった。今期はリーガに集中出来る環境と、依然として溢れるチームスピリットで、再び上位チームを食う可能性を秘めている。
この両チームは、シーズン序盤で上位につけるかどうかが勝負の分かれ目だろう。
モチベーションが上がると、バルサ、レアルでも手を焼く相手となること受けあいなのだ。
と…思いつくまま勝手に予想と批評を書いてみました。
なかなか目に付く事が少ないリーガ・エスパニョーラですが、kawakeroは一番好きなリーグです。
“美しく勝て”
この言葉が染み渡るリーガは、本当に見る者を魅了する。
スペイン国内に今も残る政治問題。州が違えば別の国。
正にスペインでのサッカーは武器を使わない戦争。
この緊迫感からは目が離せませんぞぉ。