どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

ブーイングアレルギー。明日のアジア杯決勝はどうよ!?

2004-08-06 | Football
アジア杯試合会場にて、日本代表へのブーイング問題は、国家間の話し合いにまで発展してきてしまった。
中国国家指導によるものだろうが、国内紙は決勝戦での秩序ある行動を示唆。
明日の決勝当日は、武装警察までもが出て治安活動を実施し、日本代表及びサポーターへの安全を確保してくれる。

でも考えてみればアウェイ戦なのでブーイングは普通なんだよね。
問題があるのは、国歌斉唱時のブーイング、それにピッチにゴミを投込む事。
これは、国際試合における不可侵の遵守事項だよ。
恐らく彼らは、自分達がとても恥ずかしい事をしている事にすら気が付いていない。
中国国内リーグCリーグでは、ごく普通の行為なのかもしれない。
10億以上の人々がいる国、中国。システマチックなユース世代からの育成を行えば、強力なサッカー大国になる可能性を秘めている。
だからこそ中国には言いたいのだ。
サポーターも一緒に成長して欲しいと…。
入場パンフレットには書いていない、“アン・リトン・ルール”は存在していると言う事をね。

日本人は、スポーツを精神鍛錬の場と考えるきらいがある。
“スポーツマンシップにのっとり、正々堂々闘う事を誓います”
あらゆるスポーツシーンの開会式で使われる言葉だ。
サッカーに関して言えば、ずる賢さが勝負を分けるポイントになる事が多い。
スポーツマンシップは存在していると思うが、正々堂々は多少歪曲されている。
審判を欺くダイビング、ファールを貰う演技、時間稼ぎのボールの放り投げ。
これらは、日本人はとても下手だ。
きっと、小さな時から教育される“スポーツマンシップ”が邪魔をしているのだろう。
ジーコに、そしてドュンガにと、ブラジルから来た人達に度々指摘される、勝つ為に必要なマリーシア(ずる賢さ)のなさ。

しかし、俺は思うんだよね。

日本人の美徳が邪魔をするとしても、それはそのままでいいのじゃないのだろうか。
その美徳に固執して、その上で勝利を目指すのが日本人らしいんじゃないだろうか。
“威風堂々”
下手な小細工必要なしに、堂々とピッチに立ち続ける。
そんな選手を応援したいんだよなぁ。

ブーイングの声が一際大きく、テレビに映る選手の国歌斉唱の声は聞こえてこない。
しかし、その中で胸を張って立つ選手を見ると、俺は誇らしくてしょうがない。

明日は勝っ!

※先発ボランチの浩二。がんばってねっ!