どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

KIRIN CUP 日本vsドイツ/食う軍出撃せよ!

2004-12-14 | 食う軍
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     【【 作戦発動 】】

 発:kawakero司令
 宛:食う軍各隊員
  
 場所:日本/横浜国際総合競技場
 目標:ドイツ
 時間:2004/12/16 20:00(日本時間)
 作戦名:ドイツ ダンケシェーン♪
 放送局:テレビ朝日系列
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いよいよ今週木曜に迫ったドイツ戦。
W杯最終予選を前に、日本代表の力を再確認するには最高の相手がやってくる。
カーン・バラック・クローゼら主力も来日、予選が免除されているドイツにとっても貴重な国際Aマッチとなる。
クリンスマン監督就任以来、無敗を続けるドイツ代表。
本気であればあるほど日本にとっては願ったり叶ったりな状況だ。
ドイツ本国へも中継があり注目度も満点だ。

テレビ朝日と言う事で、ちょっとうるさい中継となるのは覚悟が必要。
解説にセルジオさん松木さん両人、そしてセルジオさん解説と言えば、ピッチレポは堀池さんで決まりだ。
今回もセルジオさんの“堀池さん”呼びかけ攻撃は顕在であろう。

食う軍にとっても朗報は多い。
対ドイツ戦と言われると、攻撃材料に欠く心配は皆無である。
司令としては最大の攻撃はビールである。
普段は麒麟を愛する私であるが、ドイツ戦ではカールズバーグかハイネケンを飲みつくすつもり。
つまみは、ジャーマンポテト(これはあやしい?)、それにソーセージ・ハムがメインだ。
デザートはバウムクーヘンにバタープレッツェルかな。
<※カールズバーグはデンマークのビールだった!>

・・・普通だな。

あまりに普通で、気が抜けてしまいそうだが、気合を入れて食べつくし飲みつくしだ。
過去、これほど食う軍にとって楽な相手がいただろうか?
これは有効だと言う攻撃方法を考えたなら、是非各員告知をお願いしたい。
とにかくこのチャンスにあらゆる物を食い尽くしたいのだ!
待ってたぞ・・・ドイツ。
楽しみだな~。

敵はドイツ。
今回も食う軍は全力を持って食い尽くすべし!
以上である!

アルダーからクリスマスカードがっ!

2004-12-11 | etc
ケンチク者で人気独占中のウッドベア・アルダー。
このアルダー作リースのプレゼント抽選会があったのだが、私kawakeroも申し込んでおいたのだ。
米を送るから俺に当てろという大人の会話が通じなかったアルダー。
リースはyogichogiさん(届いたぜ、やっほ~い♪)の手に届く事となった。

・・・・・・・チッ。

リースは外れたものの、彼からクリスマスカードが届いたのだ。
それはこれだっ!↓


 ◇アルダーがリースで遊んでいるかのようなカード。可愛いっす。◇


 ◇アルダーが俺に東京に来いと言っている。望むところ勝負だっ!◇

アルダーが消しゴムハンコ作ってる姿を想像するとほのぼのするな。
うまいぞ、アルダー♪

アルダー、クリスマスカードありがとな。
kisshにもよろしく言っといてくれな。

それとな・・・アルダーが入ってるはずだったんだけど、何もなかったぞ。
手違いか?

旅。ロケ地めぐり~瀬戸内の島へ/4月11日

2004-12-09 | TROUBLE TRAVEL
飲み過ぎた。
起きるのが辛かったが、それは自分だけではなかった。
XT君は状況が酷いようだった。

食堂で無理やり朝食を食べていると、尾道ロケ地マップなるものがあるのを発見。
なんだよ~。
昨日これ見つけてれば、楽に探せたのになぁ。
しかし・・・このマップ詳しく出ているわけではない。
大体の場所と、そのシーンがボヤッと書かれている。
ヒントは与えるから、後は自力で探せ・・・って事なのだろう。
よーっし、ヒントを貰えば楽勝だぁ!

朝食を食べたばかりだが、XT君と話が合ったので、茶房こもんと言う喫茶店に向かう。
ここは転校生でもロケに使われた場所で、中に入ると監督を始め、出演者の人達の写真とサインが飾られていた。
男二人でワッフルとコーヒーを頼む。
ワッフルがなんだかわからなかったが、主演の尾美としのりが食べたというので、迷わず。
カウンターに座っていたので、目の前で何かをプレートで焼き始めるのが見えた。
“あれがワッフルだな”
二人で確認しあった。
正にそれがワッフルで、目の前で焼きあがったものが皿にに乗せられて出てきた。
どうやって食べるのか不安であったが、ホットケーキを食べるように、ナイフで切って口に入れた。
「うまーーーい♪」
男二人は、激しく絶賛するのであった。
XT君の焼酎でただれた胃は、ワッフルの甘さで緩和されたようだった。

満腹状態で店を出たので、ここで記念写真をパチリ。


  ◇ワッフルを制覇。勝者の笑みをふりまく二人。元気かXT君!◇

XT君とはここでお別れ。
俺の今夜の宿を、瀬戸内海に浮かぶ島にある瀬戸田ユースに決めた為、尾道ユースに連泊するXT君とは別行動の方がいいだろうという事だ。
今夜も飲むのかXT君。
もどすのは止めとけよ。

ロケ地マップでまず目標を定めたのは、“さびしんぼう”で主人公が住む家だ。
お寺らしいので判りやすいだろう。
尾道でロケ地めぐりをするのにはバイクは適していたようだ。
狭く急な坂道を、スイスイと登っていく。
この辺りかと見当をつけて坂道を上がっていったら、いきなり見覚えのある坂道、それに寺が現れた!

     
◇この家だっ!冨田靖子の写真がエンディングで舞っていた場所だ!◇

おお!さびしんぼよ!
俺はやってきたぞ。俺がいるからもうさびしくないぞっ!
ショパンの別れの歌を口ずさみつつ。その場を離れた。

次はどこだ?
うーん・・・・ここだな。
「転校生」で印象的なシーン、石段ゴロゴロで一夫と一美が入れ替わる場所だ。
楽勝っぽいぞ。行け行け!

ドーン。
本当に難なく分かった。

     
◇あー俺もゴロゴロしたいっす。でも実際にやったら大怪我間違い無しの角度だった◇

ゴロゴロした場所はわかった。
だったら次は・・・一夫の家だろう。
海沿いの道を行ったり来たりするが分からない。
道が違うのか・・・地図とロケ地マップを見比べていると、遠くから声が。
“おーーーーいい。これだろ、これ!”
仕事着のおばちゃんが、50mはあろうかと言う距離にいる俺に、大きなジェスチャーで指し示す場所を見ると・・・。
あった!一夫の家だ!
それにしても、聞きもしないのに教えてくれたおばちゃん。
ありがとうなっ!


    ◇一夫の家だぁ。映画撮影時にはポストはどけたらしい。◇

一夫の家を写真に撮って、そこから後ろを振り返ると、引っ越して行く一夫達のトラックが立ち去っていた場所だった。
見送る一美が、振り返って走り出すシーンが蘇る。
俺も走ろうかと思ったが、当然やめた。

「さびしんぼう」で、マドンナ役の冨田靖子演じるゆり子が、登校時に乗ってくるフェリー乗り場を発見!
おおっ!映画で見たままの光景がそこに。
興奮してしまった。


  ◇ゆり子ぉ!あの映画の冨田靖子はよかったぞっ!◇

何でもこのフェリーは対岸の向島へ行くらしい。
当然乗ってみる。
バイクで乗り込むと、そのまま跨ったまま海の上を渡っていった。
気持ちいいなぁ~海の上って。
東側を見ると、凄く高い位置に大きな橋が見える。因島大橋・・・ってやつかな?

向島に渡ってもロケ地探しだ。
「さびしんぼう」で、ゆり子のチェーンが外れたのを、主人公が直すシーンから始まる物語。
似た場所は発見したが、確信の場所は見つからず。
ロケ地探しは失敗に終わった。

向島を離れ、岩子島へ向かう。
ロケ地マップには出ていなかったが、俺は知っていたのだ。
この岩子島で「彼のオートバイ彼女の島」ロケが行われたという事を。
そう、この岩子島が“彼女の島”なのだ。

瀬戸内海でも更に入り組んだ場所にある岩子島。
波もなく静かな海。
そして綺麗な数々の島たち。
バイクの音が邪魔とさえ感じ、しばし休憩。ボケッとする。


    ◇愛車SRX。この後洗車した♪◇


    ◇瀬戸わんたん、ひぐれ天ぷら♪(瀬戸の花嫁替え歌)◇


    ◇廃校になったばかりの学校。悲しくなる。◇

のんびりしたところで、今夜の宿となる瀬戸田ユースへ向かい始める。
瀬戸田ユースは生口島にある。
フェリーを乗り継いでいく事になると思われたが、行ってみると大きな橋が架かっていた。
向島から因島に渡る橋、因島大橋だ。
しかし・・・行ってみると有料の橋。
僅かな金額だったが、なぜか払うのが嫌になった。
どうしたものか・・・どうやったらタダで・・・。
ん?見れば、車が走る橋の下に、自転車や人が歩く為の歩道があるじゃないですか。
バイクはエンジンを切ればバイクではないのだ。荷物なのだ。
よしっ!
勝手に結論に至った俺は、エンジンを切り、歩道への道を歩き始めた。

くっ・・・重っ・・・。

エンジンを切った荷物満載のバイクは、信じられないほど重かった。
それでも大汗かきながらバイクをひたすら押す。
ふと下を見れば、遥か下に海面が見える。

ゾクッ・・・。
怖っ。
助けて・・・。

見ない見ない。
そう決めて、ひたすら押し続けた。
反対側から自転車に乗った女子高生の二人組みが来た。
楽しげに話しながら自転車をこいでいる。
20mぐらいの距離に近づいた時、二人が俺に気づくと会話がやんだ。
緊張のまますれ違う・・・。
20mぐらい行き過ぎたら、爆笑の声が背中の方面から聞こえてきた。
何やってんだと思ったろうな女子高生諸君よ。
俺なぁ・・・金ねんだよ。

瀬戸田ユースは驚くほど普通の家のような感じだった。
と言うか、普通の家。
客間のような畳の部屋に通されると家に帰ったようでホッとした。
風呂に入ってのんびりしていると、夕飯を呼ぶ声が聞こえたので行ってみる。
何と外で食事だ。

何事が起こるのかとドキドキしていたら、巨大な金網を張ったバーベキュー料理。
食べるネタは岩カキだった!
さっき取って来たと言う岩カキの固まりを自分で好きなだけ焼いて食べる食事!
瀬戸内の岩カキを食べ放題食べれらるユースなんてあるのか!
しかもビールまで出してくれちゃって!
大きな固まりから、美味しそうな場所をとっては焼き、ひたすら食う。
ビールも飲む。
最高に気持ちいい~。
泊り客は俺以外には一人。
何でも、どこかの大学の学生で。地質調査に来ているのだという。
一緒に食べている家の人(ユースの人)も含めて、10人近くでの大盛り上がりバーベキューだった。
いい加減酔ってきたところで、隣に座るオジサンの一言が忘れられない。

「いや~楽しい夜だなぁ~・・・あれ?ところでお前誰だぁ?」

一同爆笑。
家族に加えて、親戚の方も一緒にバーベキューをしていたようで、そこに宿泊客がいるのは親戚の人は知らなかったようでした。
笑いながら、これまでの旅の話などを話したり、瀬戸内の素晴らしさをたくさん聞き。
ビールもたらふく飲ませてもらった。

いつ布団に帰ったのかも覚えていない。
気が付くと布団の中だった。
この夜、初めて天井が回ると言う酔いを経験した。

“あっ、天井がグルグル回るってこれなのかぁ”

酔いに身を任せるのは気持ちがいい・・・知らないうちに眠りに付いた。



つづく・・・・。


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 天気:晴れ
 時間:10:00~16:00
 距離:108km
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食う軍本部より報告/W杯最終予選組合決定

2004-12-09 | Football
W杯ドイツへの道が示された。
日本の属するAグループの日程が決定されたのだ。
見るがいい、組合せを!

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(1)05.02.09(ホーム) vs北朝鮮
(2)05.03.25(アウェイ)vsイラン
(3)05.03.30(ホーム) vsバーレーン
(4)05.06.03(アウェイ)vsバーレーン
(5)05.06.08(アウェイ)vs北朝鮮
(6)05.08.17(ホーム) vsイラン
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貰った。
ドイツへの道が見えた。
“日本代表本体は問題なし”

問題が出たのは我ら食う軍だ。
緊急事態が発生したと言っておこう。
対戦国は、イラン・バーレーン・北朝鮮。
食えるのはイランのみじゃないのか!?

連想してみる。
バーレーン→石油→終了
決定した。石油を飲もう。

次に問題のあの国。
北朝鮮→・・・・・終了。
決定した。食糧不足だ。

どうするんだゴルァ!


日程は出ていたので、今更と言う気もするが報告だ。
最終イラン戦をホームで迎える我々だが、とても縁起のいい日に試合が行われる事となった。
8月17日。
私のBIRTHDAYってやつだ。
その夜は二重の喜びで日本中が湧き上がることだろうな。
ハアーーーッハッハッハ!!!!!

旅。あこがれの尾道へ/4月10日

2004-12-08 | TROUBLE TRAVEL
早く寝たのに、朝も寝坊気味に起きた。
隣のベットを見るとルームメイトのヤツはいかなった。

昨夜一方的に話し続けるヤツに嫌気がさし、早々に寝てしまった。
会話は・・・してないか。
ちょっと罪悪感を感じた。

食事前に、朝のお勤めトイレに行く。
冷たいタイルの上をカランコロンと便所下駄を鳴らしながら(大)スペースに向かう。
オー寒っ
ブツブツいいながら戸を開けると、そこにはあってはならないものがドーン!
なぜかブツがトイレの中ではなく、外にしてある・・・。
何が起こっているのか頭が回らない。
なぜブツがそこに鎮座なさっているのか・・・。

ヤツだ。

なぜかヤツがブツをトイレの外に落として、そのまま立ち去ったのだ。
くっそー(駄洒落ではない)
ユースはみんなのもの。綺麗に使わなくてはならないのだ。
俺はトイレの掃除を始めた。
何が悲しくて、人のブツを片付けなけらばならんのか。
ちょっと涙がにじんだ。

前言撤回
ヤツは許さん事に決定。

大きな食堂で、一人朝食を済ませる。
思えば、一人で朝食を食べるのはいつ以来なのか。
寂しさは倍増された。

早々にユースを出る。
歴史的な史跡も多い岩国だが、すっかり気分が盛り上がらない。
錦帯橋を見に行き、橋を往復したが
“あーそうですか”
的な感想しか出ず。
近くに白ヘビが見れると言う場所へトコトコ歩き、ここでも
“あーそうですか”
で終わってしまった。

岩国はいいや。
何か全てにやる気なし。

広島に行ってみる。
長崎で原爆資料館をみていたので、ここ広島でも資料館に行ってみる。
覚悟が出来ていたので、ショックと言うより、広島での惨状を目蓋に焼き付ける。
惨劇の写真に慣れる事はない。
ショックは加算されていった。
ふと自分の格好を見る。
米軍のパイロットジャケットだ。
考えすぎなのは判っていたが、その場で恥ずかしい気持ちになった。
戦争は格好いいものではない。現実を直視するべきなのだ・・・。

途中、銀行に寄って貯金を下ろす。
カードなど持ってないので、現金が旅の命だ。
予算が尽きる時・・・それが俺の旅が終わる時だ。
残額は10万円を大きく下回っていた。

バイクを尾道に向ける。
俺にとっては、この旅でもっとも期待していた土地で、地図で“尾道”と見ただけでドキドキする。
そう、俺は大林宣彦監督の、尾道シリーズが大好きなのだ。
ロケ地はみつかるかなぁ。
見つかったら俺も映画の出演者気分で、その場所歩いちゃおうかな♪
ヘルメットの中で“ヒャッホー”と小さく喜んでもみた。

尾道に到着すると、まず荷物をユースに置きに行く。
身軽になってロケ地探しだ。
かと言って、ロケ地めぐりは情報がないので、偶然を期待してひたすらバイク流し。
見つからない・・・。


             ◇文学の小道です◇

結局夕方近くなり、ロケ地探しは中断。
ユースにバイクを置きに戻ると、近くにある文学の小道を散策に行く。
小高い山にそって、石碑に一句書いてあったりする道。
読みながら歩いていくも、その小道は結構な角度で上昇していくのだ。
俺の格好はライダーファッションで、特に下半身はレザーパンツで汗なんて発散しない。
嫌なにおいを発散しつつ、小山を歩き回った。
頂上に出て瀬戸内海を見る。

言葉に出来ない絶景・・・。
狭い瀬戸内海に浮かぶ小奇麗で小さな島。
その海を縫うように白い航跡を残して浮かぶ船達。
こんな綺麗な光景があるのだろうか・・・。
夕日でオレンジに染まる海。
飽きることのない景色。
30分近く眺めていただろうか。
名残惜しい気持ちを残しつつ、ユースへの道を下っていった。


    ◇夕闇迫る瀬戸内の絶景。絶景かな絶景かな♪◇

今夜のルームメイトは自分のほか3人。
全員ライダーで、XT君、FZ君、それにファッションから勝手に名づけたヘビメタ君だ。
全ての人の目的がロケ地めぐり。
その夜の話は大林映画の話で盛り上がった。
食堂で話していると、ペアレントの小林さんが、焼酎を持ってきてくれた。
実はユースでは飲酒は厳禁である。当然俺達も驚いた。
しかし、小林さんはそんな事はいいと言った。
そうなればこっちは願ったり叶ったり。
飲めないというヘビメタ君は部屋に帰ったが、小林さんを含む残りの4人で痛飲。
尾道の素晴らしさを話してもらい、映画の話で熱く語った。
飲みすぎた。
XT君はついにダウン。
食べたものは全てどこかに流れていった・・・。

楽しい夜。
禁止を破る共犯意識。
俺達は同罪だ。
その気持ちは、どこか心の奥で何かがピタリとはまった感じ。
旅はいいな。
酔いが回った頭で天井を見上げると、涙が少し滲んだ。


つづく・・・・。
※お気づきかもしれませんが、今回よりリアル旅写真です!
 最後まで行ったら、今まで書いた分にもアップしていきますね。

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 天気:晴れ
 時間:9:00~15:00
 距離:181km
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旅。九州よサラバ・・・本州は豪雨/4月9日

2004-12-04 | TROUBLE TRAVEL
雨音で目が覚めた。布団に入り込んでくる冷気も冷たい。
今日で九州を出るつもりだが、楽しい思いだけでは出られそうもないようだ。

クーパーと朝食を食べ、バイクが見たいという彼を連れ、愛車SRXのところへ行く。
旅が長引き、全体に薄汚れ、しかもチェーンが伸び気味になっている。
乗ってもいいよ。
俺は言ったが、彼はハンドルを握るだけで跨ろうとはしなかった。
ライダーは万国共通なのか。
人のバイクに跨るというのは、気後れするのもなのだ。
まるで自分の彼女を取られてしまう様な感情なのだろう。
オーストラリアではSRXは売られていない。
コンパクトだが、本当に綺麗なバイクだ。
クーパーは誉めるとニッコリと笑った。

クーパーは、明日の韓国行きフェリーに乗るため、今日は下関ユースに泊まるという。
たったの一泊だったが、俺に外国と言うものを垣間見せてくれたクーパー。
変な緊張感もなく。クーパーは俺と同じ旅人、そしてただのライダーだった。
ただのライダー・・・この繋がりは強い。見えないが強いのだ。

雨具を着込みエンジンに火を入れる。
セルスターターがついてないSRXは、キックペダルを全身で蹴りこむ必要がある。
寒い日には掛かりずらいが、この日も苦もなく一発で掛かってくれた。
心強い旅の同士だ。

玄関の屋根下で見送ってくれたクーパーに軽く手を上げ、雨の中に走り出す。
雨でバイザー越しの景色が見えにくい。
体温で内側から曇ってきて、視界は更に悪くなる。
雨がヘルメット内に入り込む違和感はあるが、バイザーを少しあけ空気が入るようにする。
曇りはなくなり前が見えるようになったが、冷気は顔の皮膚を凍えさせた。

豪雨と言ってもいい状況の中、バイクを東に向けて走らせる。
昨日タクシーに先導して持った道を逆に向かう。
飯塚から北九州、そして関門トンネルを目指し走り続けた。

思いは九州の旅を振り返っていた。
長いようで短い九州。
この土地で俺は何かが変われた気がするのだ。
4月1日に別府へ上陸、そして今日が4月9日。
9日間九州を走った事になる。
四国を走っていた時にはいつも一人だった。
しかしどうだ・・・九州に入ってから一人で走った事の方が少ないのだ。
声を掛けると言う行動が何の苦もなく出来るようになった。
人と関わることが楽しく感じる事が出来るようになった。
深く繋がった仲間も何人も出来た。

一人旅は、孤独ではない。
一人だから人を呼ぶ。
そして、一人だから人に優しくなれる。
そんなものなのか・・・。
一人になった事で、返って人と繋がってしまう。
堂々巡りの考えは頭の中で結ぶ事はなかったが、ボンヤリとした心地よさ感が残った。

ついに九州最後の瞬間が来た。
最後の名残を惜しむかのように、トンネル入口近くのガソリンスタンドに寄る。
満タンにしてもらう間、屋根の下で休ませてもらう。
店員さんが、紙コップに入ったコーヒーを持ってきてくれた。
ありがたい・・・。
寒さで動かない口でモゴモゴと会話を続けていたが、コーヒーの熱さで徐々に体も暖まる。
体が暖まったのは、コーヒーの熱さだけではなかったのだろう。
たかがコーヒーだが、そのコーヒーは人の暖かさも持っていたのか。

有料と言う事が面白くなかったが、関門トンネルを通過する。
海の下を走ると言うのは、一体どんな感じがするのか?
ワクワクする気持ちを抑えつつ、以外に多い車の列にしたがってトンネルに入る。
オレンジ色に明るく光るトンネル内。
気持ちではなく、本当にトンネル内の気温は高かった。
あっと言う間に曇るバイザー。急いで頭上まで上げた。
排気ガスで咽る走行だが、それよりも暖かいことが嬉しい。
叫びだしたい気持ちだったが、それを拒むように排気ガスの臭いは強烈だった。

トンネルを抜けて新鮮な空気を吸うと生き返る気がした。
しかし、次は寒さだ。
今夜の宿を直ぐに決めることにする。
ルートを日本海側か瀬戸内に取るかで悩んだが、景色が良さそうな瀬戸内方面へ向かう事にする。
ユースガイドブックを見ると岩国にユースがある。
電話を入れると、問題なく予約が出来た。

今日の寒さは半端ではない。
小休止する為に自動販売機の近くで停まろうとしたが、寒さで意識からの命令を無視した俺の左足は、バイクを支えようとしなかった。
そう、停まったはいいが、足を出さなかった為にそのまま左に転んだのだ。
幸いバイクにも自分にも怪我がなかったが・・・。

ユースに到着したのは4時を回っていた。
寒さの中走り続けたので、今日の体の疲れが異常にキツイ。
全身がこわばり、全ての間接が悲鳴を上げているようだった。

岩国ユースに入ると、寒さに凍える俺を見て、時間前だが風呂に入らせてくれた。
大きな風呂に一人。
湯舟に使って5分は掛かったろうか。
ようやく凍えた冷凍人間から、生身の人間に戻る事が出来た。
普段長湯はしない性質なのだが、この日は1時間近く入っていたのではないだろうか。
暖かさから抜けられない。とにかく湯舟から出るのが嫌だったのだ。

夕食後に地元バイク仲間のトオルに電話を掛ける。
今日の道中ずっと一人だったせいか、人恋しいという気持ちがあったのだろう。
家出中の友人から遠い土地から掛かってくる電話。
この状況でも淡々としゃべるトオルに落胆しつつ、電話は直ぐに終了。
疲れは増しただけだった。

今日のルームメイトがやってきた。
年下の男だった。
話して直ぐにわかったのだが、鉄道が全てのテッチャン野郎。
それに加えて、ちょっと話し方も変。
障害者・・・かな?
やっかいな状況になった・・・疲れきっていた俺には辛い状況。
延々と話しかけるヤツの言葉も耳に入らず。
俺は勝手に寝入ってしまった。

岩国。
錦帯橋がある街。
明日は歴史散策と行こうか。
うるさいやつの声よりも、今日は睡魔が勝ってくれることに感謝。
明日は晴れかな。


つづく・・・・。


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 天気:豪雨
 時間:9:00~16:00
 距離:224km
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浦和レッズの胸スポンサーが・・・

2004-12-03 | Football
始めに言って置きますが、私kawakeroは鹿島サポでございます。
今年は不甲斐ない成績に終わってしまいましたね~。
穏やかに言ってますが、俺はおこっとるんだゴルァ。

リーガのバルサを見るような目つきで、今年のレッズをみておりました。
魅力溢れるサッカーを展開していましたね~。
攻撃だけではなく、守備でもみせるサッカー。それが今年版浦和レッズだったのでしょう。
今週末の横浜FMとのチャンピオンシップは楽しみですね。
果たして、真の年間王者を勝ち取るのはいずれのチームなのか?
楽しみは尽きませんね。

さて、今朝のサッカー関連のニュースはこの話題でもちきり。
“来年のレッズの胸スポンサー、三菱からの脱却へ。ボーダフォンが有力”
ホーッそうですか。ボーダフォンですか。

私は鹿島サポです。
なのでスポンサー企業様には頭が上がりません。
ビールはサントリー系のモルツを愛し、清涼飲料水といえばペプシを手に取ります。
仕事で関係する建具を検討する場合は、もちろんトステムがメイン。ガソリン入れるなら地元関彰商事のスタンドです。
もちろんナイキも愛していました・・・。

私の携帯はボーダフォンです。
赤から連想してレッズに決めたんでしょうね。マンUもそうだしね。
鹿島も赤なんですよね・・・。
ほー・・・ボーダフォンは浦和を選んだわけですか。

鹿島は王者から陥落したって訳ですね。
そうれはそうでしょう。
流れは浦和に流れていますからね。

・・・・。
チッ・・・・。

あー面白くない。
このもやもやどうしてくれよう。
この苦しみ、鹿島フロントは分かってるのかね。
なんでこんなにサポーターを苦しませるんじゃあ!
嫌われるほどに強くなれ。
鹿島アントラーズよっ!

※コメントしにくいエントリー。正直スマン。