最近、お金に余裕ができ、将来金銭に不自由しないですむと思えば、出来る限る早い時期に仕事からリタイヤする方が良い生きたかのような風潮があります。
セレブと呼ばれる人たちが、早々にリタイアして悠々自適な生活を送っている姿を見ると、自分もそうなりたいと考えているいる人も多いようです。
私は最近のこの考えは欧米からの影響が大きいと考えています。
キリスト教を信じる人達にとっては労働は罰です。
労働は神の教えに背いて木の実を食べたアダムに対して、神は「お前は顔に汗を流してパンを得る。土に帰るまで」という労働を罰として与えました。
その後、フランス革命を始めとする市民革命によって人々は政治的平等や経済的自由、労働が世俗化して、仕事・事業は成功者になるための手段として大いに称賛されるようになります。
しかし、成功者になれば、出来る限り早い機会に「罰である労働」から解放されることを望むことは変わりません。
日本人である私は、仏教からの影響からか、労働によって社会に貢献して徳を積むという考えが根底にあるような気がします。
そのため、一生働ける限り、生涯現役で働きたいと考えています。
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