風薫る 五月
街路樹の葉も
黄緑色に伸び始めた
コンビニの扉を押して
中に入る
そして後ろを振り返る
入って来る方が
そこまで来ていれば
扉を開いて待っててあげる
出る時も同じ様にと
心掛けている
開けて待っていた隙間を
ひょいっと すり抜けて
笑顔も会釈も無い 美人さん
一見 チャラオ君風の
男性が 頭を下げて
礼を言う
そして扉を開けている私と
バトンタッチする様に
交代を促してくれる
人は見掛けによらぬもの
一瞬の出来事
薫風 吹くが如し
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