翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

残暑お見舞い、カワセミさん (鶴舞公園)

2024年08月30日 | 野鳥

 8月も終わりに近いのに全く秋近しの雰囲気は無い毎日です。さすがにセミは鳴かなくなりましたが・・・。

 この日は、あまりありがたくない用がありまして、家内と一緒に鶴舞公園近くへ行きました。全ての用事を済ませ、ここまで来ているのだからカワセミさんに会って行こうとよく見られるスポットへ寄りました。

 ここでの定番スポットへ着くやいなやカワセミさんを見つけました。まるで我々の到着を待っていてくれた様です。カメラは持ってきていないのでスマホを出して撮った写真です。証拠写真程度の出来ですが、間違いなくカワセミです。日陰に居ますが、肉眼でも良く見える枝に止まっていました。

 この写真を撮り終わって直ぐに「ちょっと用があるから、今日はこれで!」という感じで、左へ飛び去り茂みの中に隠れてしまいました。色合いから云って、今年生まれた若鳥ではないかと思いました。


ケリに会いに行って来ました

2024年06月04日 | 野鳥

 熱田陸橋の南側の広大な空地に、ケリがいるのを見つけたのは今年の2月20日。それから5月5日にも見ています。今回はここを所用で通りかかった家内から、ケリがいたよ!とメールが来ました。早速確認に行って来ました。

 居ました、居ました。簡単に見つけることが出来ました。でも、今日は好天過ぎて、しかも逆光、まぶしい中での観察となりました。

 もう少し引き寄せてアップで。逆光なので折角の赤いお目々がクッキリとは写りません。

 近くを探すとケリは3羽いるようです。みんな揃ったところを1枚と思いましたが、バラバラで好き勝手に動くのでそれはかないませんでした。

 しかし、よく見ると小さいのが1羽います。ヒナか?と思いましたが、コチドリのようです。

 少し近づいて横を向いたところです。あまり荒れない程度にトリミングして疑似望遠してみるとやっぱりコチドリです。河原のような所もありますので、コチドリも寄ってくれた様です。

 さて帰ろうかと思いケリにさよならしたら、何だか巣を覗いている様な動作をします。

 ここで営巣中か?とよく目を凝らして見ましたがちょっと確認は出来ませんでした。かがんだクチバシの先に卵のようなものがあるような無いような、はっきりしませんでした。まぁ時々行って、ヒナを連れて散歩するかどうか観察することにします。

 それにしても、ここは街中なのに広い空地ですね。左の方はかなりカットしてます。右の方に、名鉄、JR、鉄塔があるのが区役所です。いつまでこのままか?永久にでも構いません。

 空地の周りはこんな柵で囲われています。もう数年になるので少々曲がっているところもあります。柵にスズメがいますね。

 スズメさんだけズームしてみました。クチバシがまだ黒くない(黄色い)ので孵ったばかりの若鳥かと思います。


夕方の公園散歩

2024年05月26日 | 野鳥

 夕方頃、公園に散歩に行って来ました。初夏の夕方ですからまだかなり明るい状態です。意識して運動代わりに散歩したりジョギングしたりする人がチラホラいるくらいで静かな公園です。

 広場を囲む遊歩道で、ちょっと見てはいけない?ものを見てしまいました。

 妙に仲良しのハトが道にいました。その時、私を含めて三人ほど人がいましたが・・・・

 黒いハトの上に白いハトが乗りました。この状態は一瞬のことです。

 英語では、mating or copulate と云うようです。白いハトは♂という事になります。他のギャラリーは初めて見た事らしく、何?と云う顔をしていましたので、さりげなく説明してあげました。私はこの公園で2度目くらいです。

 仲良しハトさんと別れて北の方へ行くと、カシワバアジサイが咲いていました。

 菖蒲の池でも、花が咲き出していました。今年はかなり念入りに手入れをしていたので、もう少し見栄えのする状態になるのではと期待してます。

 広場周囲のドングリのなる木は新しい葉を付けて夕映えの中で一段と輝いて見えました。


名城公園探鳥会 第335回

2024年05月05日 | 野鳥

 このところ定例の探鳥会にはほとんど参加していません。年のせいか、気力・体力とも衰えて、集合時間に行く、みんなと一緒に遅れないように回るが、段々重荷に感じて欠席続きとなってしまっている。今シーズン最後と言うこともあって気力を振り絞って参加してきました。

 地下鉄の駅に行くまでの陸橋脇の広大な空地に、この前ここで見たケリはいるか探しながら行くと、1羽いました。ひょっとすると営巣しているかも?と双眼鏡で探しましたが見つかりませんでした。何となく重い腰を挙げて行ったご褒美かなと思います。

 無事集合時間に間に合い、久し振りに会う人たちに挨拶をしました。参加者の半分くらいは新しい(若い)人たちかなと思いました。

 お堀の東端からの眺めは、長いこと殺風景な姿をしていましたが、やっと石垣の積み直しが始まった様です。水面にはもうカモさんたちは帰ってしまった様で、さっぱり見当たりません。例年5月は少なくはなるのですが、暖冬のせいか今年は早いようです。

 お城の中の松の木には何やら大きな巣がかけられているようです。カワウの姿がチラチラ見えましたが、こんな所でカワウが営巣すると観光客に迷惑となりそうですが、ちょっと心配です。

 北園に入るとアオサギが営巣している木があり、今年も大きな巣が幾つか見えます。

 御ふけ池にはオオバンが1羽いました。これももう帰らなければいけない鳥ですが、怪我でもしていて飛べないのかなと心配になります。

 新緑に混じってナンジャモンジャの白い花がまだ残っていました。

 鳥合わせも終わり、地下鉄名城公園駅に行く為に広い道路を渡り切り振り返ると、新しい県の体育館工事が最盛期のようでした。この格好で出来上がるわけでは無く、この中に大きな茶色の卵のような屋内体育館が作られているはずです。来年開催予定の大相撲名古屋場所が、こけら落としになるらしいので、年末から年明けくらいにはカバーが外れて全容が見えると思います。

 この敷地部分は探鳥会のコースには入っていませんが、すぐ傍を歩いていたので探鳥コースの最後の方は短くなっており、今後の影響が少々気になります。次のシーズンに渡ってくるカモさんたちが迷ってしまわないか心配です。

 地下鉄への階段の傍にこんな看板幕が掛かっていました。今は8車線か10車線ある道路には横断歩道しかありませんが、体育館へ行く人は多いと思いますので、赤信号のたびに歩道は溢れかえる事になりますが、これで改札出てから安心して到達出来ると思います。ただよく見ると、敷地の関係か、ちょっと鍵の手になっている部分があるようで、スムーズに流れるのかなと心配になります。

 この日の探鳥会の結果は案内人Oさんのブログで確認。

 観察された鳥 15種類、106羽 参加者 31名 でした。

 見られた鳥は少なかったけれど、参加者はいつもより多め。シーズン最後だからという私のような人が多かったのかなと思います。


七里の渡し(宮の渡し)へ探鳥散歩

2024年03月04日 | 野鳥

 久々に新堀川下流を、いつもと違う側から眺めてみようと思い立ち出かけました。

 今回は、反対側の岸から眺めてみようと云うつもりです。JRと名鉄の線路をくぐる地下道を通って行き、JR東海道線の下流側で新堀川の川岸に立ちます。

 人工の川なので左右ほぼ同じ岸辺の構造です。向こう岸にハシビロガモのペアがいました。

 ホシハジロ♂2羽が、なぜか上を見上げて泳いでいました。

 キンクロハジロにも久し振りに会いました。眼が上手く写りませんでしたが、後頭部の尻尾のような羽はキンクロハジロで間違いないと思います。

 国道工事の為に掛けられている仮の橋。いつもはこの辺りまで遠征しています。ここを通らせてくれれば左右の岸を行ったり来たり出来るのですが、関係者以外通行禁止のバリケードがあります。

 名鉄常滑線の踏切を渡りさらに下流へ。ユリカモメがいました。今シーズンは文斉橋の掛替え工事が始まっているせいか、文斉橋より上流には来なくなりました。橋の上から餌をやる人がいましたが、その親切な?人もいなくなったせいで上流へは来ない様です。

 内田橋まで来ました。上は知多方面へ抜ける道。下は名古屋市南部へ行く道です。

 七里の渡し近くまで来ました。手前、時の鐘を移築したもの、奥、七里の渡しの常夜灯。

 七里の渡しの船着き場まで来ました。一帯は色々復元されて、宮の渡し公園として整備されています。

 渡しの前面。昔は海ですが今は埋め立てられ、右側の方から来る堀川として名古屋港まで通じています。新堀川は左側です。前の方一番始めの橋は、東海道新幹線の橋です。

 宮の渡しの海には、ユリカモメ、ホシハジロ、スズガモ、キンクロハジロ等がのんびりと泳いでいました。


秘密の草原! (ツグミとケリ)

2024年02月20日 | 野鳥

 秘密にするほどでもありませんが、我家の近くにあってもよく観察していない場所があり、今日はそこに何がいるだろうと行って来ました。

 ツグミがいました。これは予想していましたが、今シーズン公園の芝生広場ではまだ見ていませんので、矢っ張りいた!という感じです。何だか誰かを待っている様で、じっとしていました。

 熱田駅の東、数年前まで住宅展示場があった空地です。近くをJRの電車が通ります。この駅は、普通だけ止まります。金沢行き特急の時間待ちの場所でもあります。時々高山線の特急も休みに来るようです。

 駅の上空を通る陸橋の上から眺めると広さに驚きます。

 こんな鳥さんもいました。ケリです。この地域では初めて見ます。上空を飛んでいたのが、これは静かで良さそうと舞い降りたのではと勝手に思っています。まぁ田んぼのようにも見えたのでしょう。

 ケリの後ろを名鉄電車が通り過ぎて行きました。線路はJRより手前(近く)にあるのですが、遠くに見えます。ズームレンズのいたずらです。

 ケリは2羽いました。通り過ぎる電車も入れようとしたので、慌てていてバランスの悪い配置になってしまいました。

 公園からちょっと(3分!)足を伸ばさねばならないので、普段あまり散歩コースには入れませんが、この日は何だか得をした気分です。


水浴びの季節? (神宮東公園)

2024年02月13日 | 野鳥

 三寒四温という言葉はありますが、今年は温の日にはかなり暖かくなります。公園散歩でもダウンコートは要らない日があります。そんな日には鳥の水浴びがよく見られます。

 上が公園の人工の川の水源。カルガモ池の水を吸い込んで200m位離れた泉から放出しています。この日は暖かだったせいか滔々と水が出ていました。冬季休業?が多いのですが、暖かい日には出すようです。

 泉からすぐの所にあるカーブは、浅瀬になっていて水浴びに最適な所です。ドバトが沢山水浴びしていました。夏にはいろんな鳥が順番待ちしている事もあります。

 ツグミが水浴びしていました。どの鳥も身体に付く虫を落とすため1日1回以上は水浴びすると聞きましたが、ツグミの水浴びは初めて見ます。かなり念入りに長く入っていました。

 川の対岸にカワラヒワが飛んできました。ちょっと考えてから私の頭上の枝に飛んできました。

 

 しばらく様子をうかがった後、水辺に降り先ずは喉を潤しました。

 喉を潤した後もあたりをキョロキョロ見ています。

 ウーン矢っ張りひと浴びするか!と考えているようです。私には気が付いているようで、ちょっと鋭い目をしてます。

 かなり長く考えこんだ後、意を決して(私にはそう見えました)飛び込みました。

 ちょっと深めの所なので、かなり羽をバタつかせているようです。

 念入りな水浴びの後、上がってきて、あーさっぱりしたという風情で水を切った後、飛び去っていきました。カワラヒワの水浴びも初めて見ました。

 カワラヒワの水浴びした所から少し下流の流れでは、ドバトが沢山集まって水浴びをしていました。彼らにとっては、浅い水深なのであまりバタバタせず、悠々と楽しんでいる様な光景でした。

 水浴び後、山の斜面に集まって、日向ぼっこをして一休みしているようでした。

 次の2枚は、2/9に目撃したヒヨドリの水浴びです。これが今シーズン初めての、水浴び目撃のシーンです。

 まだ冷たいかな?と考えているような姿です。この後飛び込んで短めのバタバタをやって上がりました。

 水から上がって直ぐ飛び去り、後には丸い波が残っていました。


ウメジローに会いました (神宮東公園)

2024年02月09日 | 野鳥

 この日も冬にしては暖かな日でした。公園の梅に、メジロが来ても良い頃ではないかと出かけてみました。今まで空振りが続いていましたが、今日は会うことが出来ました。

 姿をゆっくり見てみたいのですが、蜜を吸うのに夢中なのでしょう。じっとしてくれません。

 やっとお腹がいっぱいになったのか、枝に正座?してくれました。よっ!久し振り と云ってくれているような感じです。梅にメジロで「ウメジロー」です。


ポカポカ陽気に誘われて (鶴舞公園)

2024年02月04日 | 野鳥

 この頃、真冬とは思えぬポカポカ陽気が続きます。そんな陽気に誘われて、家内が聞いてきた珍鳥がいるらしいという情報を確認しに、鶴舞公園に行って来ました。

 目当ての珍鳥「ワキアカツグミ」は、東西から集まった多くのカメラマンの目の先の茂みの中を歩いていました。特に隠れる様子もなく、惜しげもなく姿を見せてくれたのにはちょっと驚きです。多分、ここにいる人間は私を追い立てたりいたずらはしない、と分かっているのでしょう。地面に落ちている木の実を食べていて、探すために茂みから出てくるようです。

 私が姿を見られたのは、この3枚のシャッターを切った僅か数分の間だけでした。確かに脇腹に赤い部分があります。その後は茂みの奥に入ってしまい、もう出てきてくれませんでした。

 満腹になったので、当分出てこないだろうと思い、カワセミに会いに行って来ました。いつもと違う木に止まっていて、陽の傾きが災いして、枝かぶりの絵ばかりになっていますが、飛び込んで魚を捕るところを2、3回見せてくれました。

 ダイサギが僕もいるよという感じで、近く歩いていました。手前のオブジェの様な物は冬季のライトアップイベントの灯具です。まもなく撤去のようです。

 カワセミに別れを告げ、先ほどのワキアカツグミの所へ戻る途中、龍ヶ池に寄ってみました。3年くらい前からやっていたと思いますがまだ工事中で、池は乾しあがったままです。池の中に月見堂がありますが、これも建替えられるようで、てっぺんに着いている飾りは金ぴかになっていました。

 奥の茂みは八幡山古墳のようです。私の小学校への通学路はこの古墳の堀の中を通っていました。正規の道ではなく食糧事情が悪かった戦後、近隣の住人の野菜畑になっており、あぜ道のような所を通るのが近道だったのです。今では想像もつかない話になると思います。歳がばれますが、昭和20年代の事です。この公園は私の子供の頃の遊び場でした。