翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

キビタキ♂ (高座結御子神社・高蔵公園 野鳥生息調査)

2020年10月11日 | 野鳥生息調査2019-2020

 心配された台風14号は本州沿岸沖合を通り過ぎていったので、我家の辺りでは前日に雨が強かったことを除いては被害はありませんでした。台風一過、鳥も出てくれるのではと期待して、野鳥生息調査に行って来ました。期待に反してまだどこかに避難中のままなのか、7種類しか確認できませんでした。沢山いるはずのカラス、スズメ、ヒヨドリも数は少なめでした。

 ラッキーだったのは、キビタキ♂をバッチリ見られたことでした。よってこのページはキビタキ特集にしておきます。もう南に帰る途中で、さえずりません。カッカッ渇というような、不思議な声の主を探したらこのキビタキでした。(いずれも同じ個体です。)

 

 撮影データは、光学ズームいっぱい(約800MM)、F=5.2、シャッタースピード1/13~30(オート、JIS800)と手持ちではギリギリのところで撮ったものです。キビタキ君が比較的静止状態でポーズをとってくれたので撮影できた様なものです。神社の正門を入った右の地上に近い茂みの中にいました。


野鳥生息調査(高座結御子神社、高蔵公園)

2020年10月06日 | 野鳥生息調査2019-2020

 秋らしくなっていることを期待して、調査に行きました。刺すような日差しはなくなりましたが、まだ蚊が沢山襲ってきます。期待して行った割には鳥は少なく、8種類しか見られませんでした。モズが現れたのが秋らしくなったところでしょうか。スズメは一頃より少なくなりました。

 下はあまり撮っていないヒヨドリです。南門のそばにある石灯籠の傍にいました。


野鳥生息調査 8月のまとめ (高座結御子神社、高蔵公園)

2020年08月31日 | 野鳥生息調査2019-2020

 8月の調査は過去の時と同じで、暑さと蚊に悩ませられました。それに鳥さんたちも避暑に出かけたのか、種類・数とも少なくなります。わずかに7種類。今回はカワラバト(ドバト)さえも居なくなっていました。

 しかし、スズメはやたら多く見かけました。

 ↑ 野球場のフェンスに止まるスズメ。↓ 滑り台の下で見た大群。まるでみんなで滑り台で遊んで居るみたいな光景でした。

 遠くを通り過ぎた台風でしたが、境内の樹木はダメージを受けていました。

 ↑ 折れた枝の痕跡。 ↓ 落葉と一緒にあったこの枝が折れたもののようです。


野鳥生息調査 7月のまとめ (高座結御子神社、高蔵公園)

2020年07月19日 | 野鳥生息調査2019-2020

 今年の夏はどうなっているのか?と思わせるような梅雨明けが遅れて雨の多い月でした。したがって調査も行く機会に恵まれず、中頃に1回行きましたが、これも途中で小雨になってしまい19日に改めて出かけました。

 鳥の方も長梅雨にどこかへ避難してしまったのか7種類と少ししか会うことが出来ませんでした。まぁここの夏場はぐっと少なくなるのが常でしたが、遅れてくる夏鳥(メボソムシクイなど)に会えることを期待していたのにちょっとがっかりな結果でした。

 19日に出かけたとき境内の井戸の前に床几が並べてあり、何か行事がある気配でした。今年は新型コロナウイルスの影響でほとんどの行事がパスされていたのですが、少し収まってきたので実施に踏み切ったようです。床几の間隔は広く、少人数での実施をうかがわせました。

 本殿前に掲げてある行事予定表を見てみると、「御井社祭 土用入の日 午前11時」としてありました。旧暦には詳しくありませんが、土用の丑の日が近いことは新聞折り込みに蒲焼きの広告が多いので、このお祭りに間違いないようです。折角なので時間までねばって少し覗いて行くことにしました。

 時間になると参拝者が着席し、神主さんが井戸のあるお社の中で祝詞を上げ祭事が始まりました。建物の中、右寄りに白い装束の神主さんがいます。いつもはいない巫女さんの姿もありました。

 祝詞奏上が終わった後、巫女さんが参拝の子供達に鈴を振ってお祓いをしてくれました。お母さんに抱っこされた子供達の神妙な姿が微笑ましく見えました。

 鳥の方の収穫はありませんでしたが、偶然見ることができた神事がラッキーでした。


野鳥生息調査 6月のまとめ (高座結御子神社、高蔵公園)

2020年06月30日 | 野鳥生息調査2019-2020

 6月は梅雨の月ですが、あまり梅雨らしく無かったようです。もうあまり期待は出来ないと思いながらも、調査には2度出かけました。

 確認できたのは、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ の7種だけ。ちょっと遅れて来る渡りの鳥に会えないかと期待していましたが、おなじみさんの鳥だけになりました。それにしても、ドバトを見かけませんでしたが、どこへ遊びに行ったのでしょう?先月も2羽だけでしたから環境が変わったと思わせます。

 下の写真は、公園東の斜面に植えられたアジサイです。以前ここには桜がたくさん植えられていてコゲラがよく見られたのですが、私にとっては環境激変を感じる所です。(6月20日撮影)


野鳥生息調査 5月のまとめ (高座結御子神社・高蔵公園)

2020年05月30日 | 野鳥生息調査2019-2020

 渡り鳥の季節が始まると同時に、新型コロナウイルス騒ぎが大きくなり、何だかこっそり見に行っているような気分になっていました。(自転車で出かけ、1人で人けのないところをぬって調査しているので、あまり気にすることはないはずですが)そんなわけで5月の記録をアップできずにいました。

 5月には、渡りの鳥に会いたくて7回調査に出かけましたが、うまく出会えなかったのか、キビタキ(5/2,3)、センダイムシクイ(5/2)、メボソムシクイ(5/19) の3種の声を聞くにとどまりました。ほかに留鳥ですがここでは珍鳥のうちに入るイカル(5/19) の声がメボソムシクイの声と一緒に録れていました。いずれも写真はだめでしたが、スマホのボイスレコーダで録音し確認しました。ボイスレコーダを編集画面にして聞くと、波形も見られてそれなりの面白さがあります。

 野鳥とは直接関係ないですが、今まで書かなかった調査地の様子を少し載せておきます。

 ↑ ↓ 調査地(南の通りに面した位置)にこんな看板が立っています。

 神社の南の鳥居の脇に変わった木がありました。説明書きもあるのですぐに分かります。

 近づいて木肌を見ると、なるほど説明の通り、子鹿の斑点のようだと分かります。

 歴史のある神社なので、古墳もそうですがこうした面白いものが所々にあります。


野鳥生息調査 4月25日 (高座結御子神社・高蔵公園)

2020年04月25日 | 野鳥生息調査2019-2020

 先回調査のマミチャジナイがまだいるかもしれないという思いと、他の渡りの鳥を見れるのではという期待であまり期間を置かずまた調査に行ってみました。

 マミチャジナイはいましたが、写真は撮れませんでした。他の渡り鳥もいませんでした。代わりに、きれいなウグイスの声を聞くことができました。比較的高い位置にいたようで、姿は確認できませんでしたが、「新兵器」を持っているのを思いだし、鳴き声を録音してみました。3月に聞いたときはまだ下手だなぁと思いましたが、今回は上手になっていて30分位楽しませてくれました。下はウグイスが聞こえてきた神社東側の森。

 音はお聞かせできませんが、録音したスマホの画面。場所、名前はGPSで記録された地名を編集で治したものです。デジタル録音でかなり感度が良く、姿が見えなくても後から名前を調べることができます。今回は家内へ、声のお土産です。

 帰りがけに、可愛いい顔をしているけれど、招かれざる客を見つけました。神社を根城?にしている野良猫です。先回の調査の時にもよく見かけました。神社の人の話では餌をやりに来る人がいるようです。今回は他に2匹見ています。そのせいか、地上で見かける鳥が少なくなっているのを感じます。


野鳥生息調査 4月23日 (高座結御子神社・高蔵公園)

2020年04月23日 | 野鳥生息調査2019-2020

 このところ雨が降ったり、風が強くちょっと1ヶ月前の気候に戻った感じです。先回から調査の間隔が長くなったのですが、調査に出かけました。

 冬鳥の帰還するものと、夏鳥の渡ってくるものと両方が見られることを期待して行きましたが、あまり成果はありませんでした。

 ↑ ↓  おなじみのシジュウカラですが、餌探しに夢中になったのか、逆さまになっても木をつついていました。

 今日の目玉は、マミチャジナイです。かなり高いところでちょっと違った動きの鳥を見つけ、双眼鏡で確かめたところ久しぶりのマミチャジナイでした。早速カメラで追いましたが、距離があるうえに逆光で、色合いがうまく出ませんでした。(かなりトリミングしてあります。)

 双眼鏡で見た時は、以前見たことがある!と瞬間に思い出しました。その、前々回の調査の時に見たものを下に貼り付けておきます。2008年11月4日、この神社で見たものです。このときは高さ2m位、距離は10mも無かったと思います。


高座結御子神社・高蔵公園野鳥生息調査

2020年04月03日 | 野鳥生息調査2019-2020

 お天気も良いので、調査に行って来ました。ちょっと早めに行ったせいか公園に人影はなく、芝生広場をツグミが悠々と歩いていました。

 桜の花ではスズメがおいしそうに(そう見えました)蜜を吸っているようでした。

 神社の西門の近くの落葉樹はまだ芽吹きは少なく、近くのベンチに座って何か飛んでこないか待ち受けるには格好の姿?です。

 モズがやってきました。正面から見ると何だか眠そうな眼をしています。

 次に何か来ましたが、肉眼ではよく分かりませんので、画面を伸ばしてみたらコゲラでした。最近は肉眼(双眼鏡は使ってますが)で分かりにくいものは撮影後に液晶画面で確認しています。ピントが多少甘くても、高倍率ズームカメラの便利さを活用しています。もちろん人様に見せる作品にはなりません。

 神社は古墳の多い地域に建てられていて、前回の調査の後で発掘調査があり、その後、散策路の整備も行われたようです。神社の境内にも古墳があります。お稲荷さんの鳥居のそばには高蔵4号墳。しっかり樹木に覆われています。

 4号墳の北、20m位に高蔵3号墳があります。云われなければ分からない程度の土の盛り上がりです。今回の発掘調査は神社の外、東側辺りで行われたようで、これについてはまた別の時に書きます。

 そう言えばこの日はこの神社の一番有名な行事、子育ての神事である井戸のぞきがある日でしたが、例年のような露店の設営も無く、私がいる間には一家族がお参りに来ていただけでした。これも新型コロナウイルスの影響かと思いますが、折角、緋袴を付けた巫女さんが熱田神宮から出張して来ていたのにさびしいことです。


高座結御子神社・高蔵公園生息調査(3月25日)

2020年03月25日 | 野鳥生息調査2019-2020

 お天気の良い時を見計らって調査に行って来ました。約半年間、公園の西半分の改修工事が3月13日に終わって初めて出かけました。

 公園東端から西の方(野球場方向)を見たところです。工事のフェンスもとれて広々と見えます。

 芝生広場にツグミが降りていました。公園内の歩道部分は今回の工事で簡易な舗装がされ、歩きやすくなりました。また、前は花壇だった所は芝生広場になり、全体には土の部分が少なくなったことになりました。そのせいか、地上に降りる鳥は少なくなったようです。

 ↑ ↓ 今回工事範囲だった公園(神社の西側)の現在の様子。以前はいわゆる地道でしたが、簡易舗装というのでしょうか茶色の砂を固めたような舗装で散策路ができました。これは想像ですが、この辺り古墳が多いので、そういった史跡保護の目的もあるのかもしれません。

 肝心の鳥はあまり出てくれませんでした。キジバトと巣材をくわえたハシボソガラスが撮れましたので載っけておきます。