翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

第322回 名城公園探鳥会

2022年12月04日 | 野鳥

 先月は所用があって参加できませんでしたので、今年最後になる探鳥会には何とか参加しようと頑張って(と言うほどの事ではありませんが)行って来ました。

 お堀に出たところで、水量が減って露出した導水管の上でヨシガモが出迎えてくれました。じっとしていてくれたので、緑のナポレオンハット・からだの繊細な羽毛の模様を観察できました。

 他の鳥も撮してよとばかり寄ってきて、ケンカもせず並んでくれました。

 手前から、ハシビロガモ、オオバン、ヨシガモ、泳いで寄ってくるのもオオバンです。

 天守閣は、まだ晩秋の木々に囲まれて、少々寒そうに見えました。手前には石垣がなければいけませんが、遺跡調査のため取り外されて草茫々というのは、どうもみっともない感じです。予定ではとうに終わっているはずですが、遅々として修復がされません。もっとも鳥にとってはこの方が棲みやすいかも。

 お堀の中ほどの導水管も水面下降で浅いところにあって、鳥さんたちの休憩所になっているようです。ここではケンカなんかしないこと、というルールでもあるのか、お行儀良く並んでます。

 森の中の落葉の絨毯をカサコソさせて、セグロセキレイがいました。今年、居ついている様です。一時期余り見かけない鳥でしたが、最近は戻って来たようですが、数は少ないです。

 天守閣の東下あたりには、ヒドリガモが沢山いました。

 遙か向こうの水面には、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモなどが混ざって沢山いました。この絵は群れの数分の1です。

 おふけ池のほとりは紅葉がきれいでした。12月でこのシーンが撮れるのは矢張り暖冬のせいで、紅葉が遅れているのでしょう。

 体育館移転の工事のため公園北部の面積がかなり小さくなり、ランニングコースも変わって探鳥コースもいくらか短くなってしまいました。この日はお天気のせいもあり芝生広場の人出は少なく、オランダから来た風車をめさしてショートパスしました。最近公園の改修工事もあちこちであり、鳥さんも落ち着かないのでは?我々も同様ですが。

 この日観察された鳥は、42種 参加者は29名 でした。この項は、案内人Oさんのブログを参照してます。


新堀川 上流部探鳥 (イソヒヨドリ他)

2022年10月14日 | 野鳥

 少し秋らしくなりつつある気候になりました。日差しの強い間は日陰の少ない堀川上流部への探鳥は敬遠してきましたが、そろそろ良いかなと思い、出かけてみました。コガモはもう来ているという家内の情報で水鳥を期待して行ったのですが、ちょっと暑さがぶり返したせいか1羽もいませんでした。

 川面を見ながら行ったのですが、カワセミが飛ぶところを2度見ました。2羽で飛んだのが最初。1羽はちょっと灰色がかった羽の色をしていましたので幼鳥、つまり親子で飛んでいたのかも知れません。もう1度は1羽だけ。いずれも双眼鏡を向けるひまもなく視野から消え去りました。

 何も見なかった(撮れなかった)になると淋しいので、おなじみさんの鳥を挨拶代わりに撮りながら行きました。

 最初はスズメさん。群れて護岸の草むらや岸の上に集まったりしていました。

 イソシギ。群れることなくほとんど単独行動の鳥です。

 セグロセキレイ。後ろを向いてしまいました。

 高蔵のポンプ所。今日は排水をしていないようです。ちょっと上流にある、うなぎ屋さんから良い匂いが漂ってきます。

 あまりたいした収穫がないまま、折り返予定地点の法螺貝橋に来てしまいました。イソヒヨドリを最初に見つけたところです。上流部から橋を飛び越えて近くの建物の3階辺りの手摺りに飛んできて止まった鳥がいました。イソヒヨドリ♀です。私は今まで♂ばかり見ていましたので、やっと出会えたという感じです。

 手摺りに止まったままあまり動きませんが、周囲を気にしているようです。きっと近くに♂がいるようです。

 お腹の模様も全部見せてくれました。まるでウロコのようです。

 この後、♂は居ないと判ったのか飛び立ち上流部へ飛んで行ってしまいました。しっかり見ることができたので、満足感を胸に帰途につきました。帰りは橋から東にある大通りへ出てバスで帰りました。


名城公園探鳥会 今シーズン幕開け

2022年10月02日 | 野鳥

 今シーズン最初の名城公園探鳥会へ参加してきました。一応集合時間に間に合うように参加しましたが、何とも暑い日で、最初からバテ気味の感じでした。

 それでも鳥さんたちはシーズンを間違えずに、南へ帰る鳥、北から来た鳥がいました。数は例年よりかなり少ない感じでした。キビタキ♂、エゾビタキは見ることができましたが、双眼鏡で見ているうちに飛んでしまい、証拠写真は撮れずじまいでした。また、お堀にカモが少しは居るだろうと期待しましたが、見られませんでした。伝え聞く情報では若干飛来しているとのことでしたが。

 そんなわけで、鳥ではありませんが、カラタチの植え込みで見た蝶(蛾かも)を載っけておきます。

 ツマグロヒョウモンの♂ 上は表面、下は同じ蝶の裏面 裏面はなかなか見せてくれませんが、この蝶はサービスが良いです。

 下は、ヒメシジミの一種ではないかと思います。ひょっとしたら、イカルスヒメシジミ?

 唯一撮った鳥、アオサギ。何故か堀の向こう側の草むらに降りました。営巣場所でも探しているのかな?という感じでした。

 広場から見た天守閣。好天に金のシャチホコが一段と輝いていました。

 シャチホコを見る人たち?いえ、鳥を探しているのです。木々はまだ青々としていて、秋の気配は感じられない日でした。

 この日の鳥合わせ、25種類。参加者は19人でした。(案内人Oさんのブログで確認)


避暑中のカルガモ (神宮東公園)

2022年08月05日 | 野鳥

 公園散歩の途中、避暑中?のカルガモ達に出会いました。いつもは池とその周辺の岸辺にいるのですが、この日は流れ込む人工川の木陰にいました。きっと流れがある方が少し涼しいのだと思います。熱中症にならないための、彼らなりの知恵だと思います。

 中にマガモ?と思わせる1羽がいました。流れの中の左から2羽目です。アップで撮ってみるとこんな風です。

 クチバシがカルガモらしくありません。マガモ♀と思わせます。それとも交雑種、マルガモちゃんですか?


ツバメの巣立ちシーズンも終わり?

2022年07月28日 | 野鳥

 いつも買物に行くとき気になる、団地の自転車置き場で営巣中の2番子のツバメ。先回はもう少しで巣立ちかなと書きましたが、どうやらもう巣立ちしているようでした。4羽いたはずが2羽だけになっていました。それも身を乗り出したりお尻を向けていたりで、もう事実上の巣立ちはしている様でした。

 我家へもう少しの川端では、巣立ちして間もない3羽の兄弟とおぼしきツバメがじゃれ合うように飛び交い、時々電線に止っていました。先ほどの団地からはちょっと離れているので別のツバメですが、もうしっかり飛び交うことが出来るようです。

 3羽一緒に止ることもありましたが、スマホでは中々捕らえることが出来ませんが、いたよと言う程度の証拠写真です。

 ここら辺りでもう巣立ちのシーズンは終わりだと思います。もうしばらくすると葦原のある大きな池(市郊外には結構あります)へ向かっていなくなるでしょう。


ツバメ 2番子、巣立ち間近

2022年07月21日 | 野鳥

 スーパーへの買物の途中、ちょっと近道したいときに時々通らせて貰う団地。自転車置き場に営巣しているツバメの2番子がまもなく巣立ちしそうです。1番子は6月7日前後に巣立ったはずです。(6月7日の記事参照)

 7月19日 また沢山の糞を確認。上の巣を見ましたが、姿は隠れて見えませんでした。でもこれだけ糞があると言うことは2番子を子育て中は間違いないと思います。

 7月21日 この日は雨が強く、ちょいと雨よけのために軒下を通らせて貰いました。ツバメを思い出し眺めてみたら、4羽の雛が顔を出していました。スマホで撮していますので、少々暗い今日はピントがあまり良くありません。この調子だともうすぐ巣立ちでしょうか?8月の中旬を過ぎると南への渡りのために葦原に集合ですから早く大きくなって欲しいものです。

 ツバメは、同じ巣またはそばにある巣を使って、2回の子育てをする様ですから、この子たちは2番目の子たち(俗に言う2番子)で間違いないと思います。


朝の訪問者 (カルガモ)

2022年06月08日 | 野鳥

 私の朝7時半頃の定例行事で「ゴミ出し」が有ります。ゴミ集積場まで行って戻ってくると我家への入り口近くに2羽のカルガモがいました。珍なる光景なので、スマホを取り出し撮っておきました。以下、漫画を読むつもりで見て下さい。会話は勝手に付けてみました。

 何となく「ここだったよね」「そうだと思うけど」と会話しているようです。でも違うみたいという気配で帰りかけました。

 「道路は横断歩道で渡らないとね」「そうだね」

 「でもこの3匹の子豚の壁画面白そう」「ほんと。ちょっと見ていこう」

 10m位ある3匹の子豚のモザイク壁画の前でしばし眺めているようでした。

 「さ。帰ろう」「横断歩道に近い所だから良いよね」・・・「あ!人が来た。注意、注意!」

 私めは朝食当番なので、ここで撮影を止めて家へ戻りました。しかし、考えてみると彼らは、公園のカルガモ池から500m位あるけれど、飛んできたのかな?歩いてきたのかな?歩道橋を渡ってきたのか?信号のある歩道を渡ってきたのか?無事帰れたかなという心配とともに、色々気になることが浮かんできました。写真はスマホで撮り、上下のみトリミングしました。


ツバメ、まもなく巣立ち?

2022年06月07日 | 野鳥

 買物途中でちょっと寄り道して眺めていたツバメの巣。久しぶりに寄って見たら、もうまもなく巣立ちそうです。

 5月4日 頭と尻尾がチラッと見えます。抱卵しているようです。驚かさないよう早々に退散しました。

 6月7日 しばらく別のルートでお店に行っていたのですが、思い出して帰りにちょっと覗いてみました。どうやら孵化して3羽が育っているようです。体格には随分差があるように見えますが、元気に育っているようです。

 急に親鳥が餌を持って帰ってきたようで、3羽とも大きな口を開けています。巣の外にブレて写っているのが親鳥です。

 親は餌を与えるとまた餌探しに行ってしまいました。貰えたのは1羽だけのようです。また温和しく親の帰りを待っています。

 巣はこんな所にあります。巣のところに露出を合わせると、外は露出オーバーになるので、間を取っての撮影です。巣の真下の床面は糞が落ちて大変ですが、心優しい住人さんと掃除の方の気配りで毎年営巣しています。

 追記:6月24日 午前中に買物帰りに通りかかり眺めてみました。2羽だけが巣に残っている気配でした。もう巣立って空っぽになっているものと思いましたがどうなんでしょうか。ただ、白(黄?)が目立ったクチバシは黒っぽくなりあまり騒いでもいませんでした。一応巣立ったけれどまた休憩に戻っているのかなと思います。巣立っても暫くは近隣にいて、時に古巣へちょっと戻って休憩することもあるというような話を聞きました。


カルガモの赤ちゃん (神宮東公園)

2022年05月22日 | 野鳥

2022年5月19日

 夕方、散歩に出かけた家内からスマホで、公園の池にカルガモの赤ちゃんがいる!と連絡があり駆けつけてみました。

 全部で12羽のようです。ちょっと重なって数えにくいですが、確かにいました。でも元気によく泳ぎ回ります。昨日今日孵化した感じではありません。その謎は・・・・

 いつもは池の中の島で卵を抱いているところを見かけるのですが、今回は、翌日、自称第1発見者という方の話では、今回は公園の北端にある夏だけ営業の市民プールで孵化して昨日(18日)こちらに引っ越ししてきたとのことでした。

 しばらくギャラリーの人間を楽しませてくれましたが、お母さんから号令がかかったのか全員島に上がり、お母さんの羽の下に潜り込んで休憩の時間になり、我々も帰途につきました。

5月20日

 矢っ張り気になってカルガモちゃんたちに会いに行って来ました。益々元気で、12羽無事確認できました。

 お母さんの号令なんか無視して、自由に泳ぎ回っているようです。岸にも上がることができるようになったようです。

 勝手に離れて泳ぐ子もいて、全部を1枚の画面に入れるのが難しい位です。

 5月21日

 この日はスマホだけ持って公園散歩をしたので、いるのを確認しただけです。もう岸辺をお散歩していますので、引っ越しの準備運動をさせているのかも知れません。

 5月22日

 矢張り気になってカルガモを見に来ましたが、もう姿は見あたりません。この日早朝にお引っ越しした様です。誰か交通整理をしてくれたのか心配ですが、顛末を知っている人はいませんでした。

 岸辺では新しいペアがいる気配です。亀さんが上がってきて何か話しかけそうな風にも見えます。


カラス 注意!! (神宮東公園)

2022年05月20日 | 野鳥

 カルガモ池へ行く途中に気になる虎柵が。

 右の柵に付いている注意のインフォメーション。

 左上の木の枝にハシボソガラスがいます。近くに巣があり、子育てをしているようです。

 今年は近隣でカラスの繁殖が多かったようです。鳴き声がうるさいし、歩道へ糞をするのが汚いなと思っていましたが、これが伝わってしまったのか?2度カラスに襲われました。

 1度はこの公園で。頭にドンと何かが当たって、近くの木に何か止った様なのでよく見るとカラスでした。子育て中のカラスだなと直ぐわかりましたので、あたりを見ると巣立ちしたばかりの、まだ飛べないカラスが歩いていました。親が樹上から監視していたようです。クチバシでつつかれたり足の爪で引っ掻かれなくて良かったと思いました。

 もう1度は団地の出入口で。羽の風圧を感じるくらい、頭の近くをかすめて飛んだだけでした。やはり近くを、子供のカラスがヒョコヒョコ歩いて茂みに隠れました。