入学金未納の2生徒、入学式に出席させず 千葉の高校(朝日新聞) - goo ニュース
この対応を「非教育的」という人もいるとか・・・。
でも、私は子供にとって「義務と権利は切り離せないものだ」というのを学ぶいい機会だったと思うんですよ。何かをする権利を得るためには、お金を払わなければいけないときもある。そのときには払わない限りその権利は得られないってことですね。
そういう「義務と権利」が理解できないまま大人になると、平気で「給食代を踏み倒す親」になってしまうんだと思うな。その点でこの二人、それから一緒に学校に通う同級生は、とてもいい勉強ができたんじゃないかな。
子供の心に残る傷?それは「親の教育責任」でしょ(笑)。親がきちんと用意するなり相談しているなりしていればよかっただけのことなんだから。これを「学校のせいだ」なんていう人がいるから、日本の学校教育は変になったんだと思うな。うん。
楽しい話題でなくてすみませんね。
そうかと思うとこんな記事も・・・。どうなっちゃってるんでしょうね。警官が中学生ごときにボコスカやられるなんて・・・。子供を甘やかすのもほどほどにしないと。
給食代を払わない親もわかりません。
どこから日本はこんなに変わって
しまったのでしょうか?
もっと信じられないのは、こう言う親を擁護する「自称教育評論家」がいるらしいってことなんです。本当、どこからこんなに変わってしまったのでしょう・・・。
でも、何らかの払えぬ事情があったとしたら、支払いがいつ出来るかなど、理由書とか念書によって対応し、この時点で未納であっても、あとで必ず支払ってもらうようにして、入学式に参加させて欲しかったと思います。
金銭の授受は後でも間に合いますが、入学式は待ってくれないのです。
校長も学校も教育委員会も、生徒の心情(立場)を軽く見てはいけませんね。
生涯で、たった一度の高校の入学式です。
それが、こんなことでつまずいては、生徒がかわいそうです。
「教育」というのは、誰よりも何よりも、「生徒」のことを、本当に重んじて考えてこそ、成り立つものではないでしょうか。
勿論、高校の今回の対応は正しいのですが、生徒の心を忖度したとき、ルールより情を優先すると言う他校の校長先生の話もあり、将来ある生徒にとっては、懐の深い福音です。
こういう先生もおいでになるんです。
母子家庭など、経済状況が厳しい家庭が増えています。
親が責任を果たせないのは、やむ得ない事情があるかもしれないのです。子供のために、入学金を準備しようにも、期日に間に合わせることが出来なかったというようなことが・・・。
それは、親にしても、わが子の立場に苦渋の思いであったはずです・・・。
大阪の府立高校では、入学金を払っていない生徒や卒業生が06年度で850人を超えたので、入学を取り消せる規定を設けて滞納はゼロになったそうですが、或る府立高校長のこの言葉が心に沁みました。
「たとえ滞納しても、入学式や卒業式に出席させないことはあり得ない。生徒に罪はないんだから。」
同感です。
親の責任、学校のルール、「どこかで線引きを」と言う意見は、どちらもまさにその通りです。
しかし、それでも生徒のことを、まず第一に考えてあげたい気がします。
特にこういう報道では「常に学校が悪い」という論調の物が多い様に思います。生徒の事を第一に、という点で、親御さんがまず「本当にお子さんを一人前に育てること」を第一に考えてほしい様に思います。
特に「高校は義務教育ではない」のですから、経済的に難しいのであれば、就職するという選択肢もある訳です。
滞納ですめばいいのですが、不払いになりはしないかと・・・。