暮れの忙しいときに突然やってきた
若いにーちゃん、こともあろうに
○売新聞の勧誘。
手伝いのおばちゃんが「いらない」と
言って断っているのに
「奥さん呼んで、1秒でいいから」
仕方なく出ていくと、差し出すのは
オレンジうさぎのグッズ。
ここをどこだと思っとるんかっ。
「少しでいいので取ってもらえませんかね」
「だめだめ、もういっぱいだから」
「なんでウチだけダメなんですか」
「あんたたちに罪はないけどキライなの」
「なにがキライなんですか」
「ナ ベ ツ ネ」
「はははははは、なーんだ」
「なんだとはなんだ」
「ちいさいことですよ」
「なにが小さい」
「ささいなことじゃないですか」
「なにがささいだ」
「ふーん、こんな大きい家でエライさんなのに
もっと心が広いかと思ったー」
「ふふん、うちなんかちっとも大きくないし、
ぜんっぜんエラくないし、まっったく心が
せまいもんでー」
だんだんガンのつけあい飛ばしあい。
「そんな小さいこと気にする人っているんだ」
「あのね、人の考えはみんな違うからね、
大きい小さいは人それぞれ、わかった ? 」
「ふーーーん、ちっちゃいなぁ」
「ちっちゃくてけっこう、絶対取りませんから ! 」
にらみつける私とおばちゃんにあきらめて
立ち去ろうとする後ろ姿にむかって、小声で
「二度と来るなよっ」
とたんに振り向く。
「え、なにか言いました ? 」
私とおばちゃんと同時に手をふる。
「いいえーーー、なんにもーーー」
あーーームカつく !!
ナベツネが死んだら取ってやってもよいぞ。
若いにーちゃん、こともあろうに
○売新聞の勧誘。
手伝いのおばちゃんが「いらない」と
言って断っているのに
「奥さん呼んで、1秒でいいから」
仕方なく出ていくと、差し出すのは
オレンジうさぎのグッズ。
ここをどこだと思っとるんかっ。
「少しでいいので取ってもらえませんかね」
「だめだめ、もういっぱいだから」
「なんでウチだけダメなんですか」
「あんたたちに罪はないけどキライなの」
「なにがキライなんですか」
「ナ ベ ツ ネ」
「はははははは、なーんだ」
「なんだとはなんだ」
「ちいさいことですよ」
「なにが小さい」
「ささいなことじゃないですか」
「なにがささいだ」
「ふーん、こんな大きい家でエライさんなのに
もっと心が広いかと思ったー」
「ふふん、うちなんかちっとも大きくないし、
ぜんっぜんエラくないし、まっったく心が
せまいもんでー」
だんだんガンのつけあい飛ばしあい。
「そんな小さいこと気にする人っているんだ」
「あのね、人の考えはみんな違うからね、
大きい小さいは人それぞれ、わかった ? 」
「ふーーーん、ちっちゃいなぁ」
「ちっちゃくてけっこう、絶対取りませんから ! 」
にらみつける私とおばちゃんにあきらめて
立ち去ろうとする後ろ姿にむかって、小声で
「二度と来るなよっ」
とたんに振り向く。
「え、なにか言いました ? 」
私とおばちゃんと同時に手をふる。
「いいえーーー、なんにもーーー」
あーーームカつく !!
ナベツネが死んだら取ってやってもよいぞ。