げぶたの同級生はとても良いやつが多くて、
なかでも一番「いいコ」がコバラ。
いいコなんだけど恵まれないというか
運がないというか…本当にいいコなんだけどね。
昨日、みんなが帰っていって、最後が
コバラだった。
「お世話になりましたー」
「最後までありがとうねぇ、気をつけてねー」
一家でお見送り。
コバラはバイク大好き男で、大型のバイクで
京都からふつーにやって来る。
島根の実家にも、もちろんバイクで帰るし
どこに行くにも電車とかクルマは使わない。
みんなで手を振って別れた後、
5分もたたないうちに玄関に戻ってきた。
「どーしたん」
「バイクのスタンドが門の溝に落ちて…」
「はい ? 」
「すみません、手伝ってください」
ここまでは、家じゅうで笑い転げていたのだが。
うちの門扉はガラガラと横閉めタイプで、
コロが回ってレールの上を動くようになっている。
そのレールになぜかスタンドが落ちて
がっちり噛んで抜けない。
「どうやったらこんなふうになるかね」
「わかりませーーーん」
ナナハンバイクがこんなに重いものとは
知らなかった。おやぢ、げぶ、まっく、コバラ、
大のオトナが4人、渾身の力で持ち上げようとして
微動だにしないんですね。
コバラ泣きそうな顔で「 JAF 呼びます」
しかし、あっさり「40分かかります」と言われる。
炎天下で待つコバラ。私と彩乃ちゃんは
しみじみと大型バイクをながめる。
「カッコいいねー」「白バイみたいーー」
DVDの見られるナビがついていて、電話と
音楽が聴けるイヤホンがあって、これで
じゅうぶん生活できるとみた。
彩乃ちゃん質問責め。
「これは何のときに使うの ? 」
「えーーとーー、モトカノを後ろに乗せて
走ってたときに会話するのに使ってましたー、
今は使い道ないですけど」
だんだん声が小さくなったり^^;
おやぢが思いついてジャッキで上げてみようと
いうことになった。
ジャッキを探すのに一苦労の大汗。
シビックのトランクのヘンなとこにありました。
彩乃ちゃんまた聞く。
「ジャッキってなんですかぁ」
「彩乃ちゃん、免許持ってるよね」
「持ってますよー」
「なんでジャッキを知らんかなー」
さすがジャッキの力はあなどれない。
苦労したわりに、すんなりバイクが浮いて
レールからはずれました !!!
「うわー、ジャッキってすごーい、初めて見たー」
「タイヤ交換とかしたことは…」
「ないないない」
だろーねー。
コバラは JAF に断りの電話を入れ、
頭を下げつつ走っていった。
ほんと、いいやつなんだけどねー。
なかでも一番「いいコ」がコバラ。
いいコなんだけど恵まれないというか
運がないというか…本当にいいコなんだけどね。
昨日、みんなが帰っていって、最後が
コバラだった。
「お世話になりましたー」
「最後までありがとうねぇ、気をつけてねー」
一家でお見送り。
コバラはバイク大好き男で、大型のバイクで
京都からふつーにやって来る。
島根の実家にも、もちろんバイクで帰るし
どこに行くにも電車とかクルマは使わない。
みんなで手を振って別れた後、
5分もたたないうちに玄関に戻ってきた。
「どーしたん」
「バイクのスタンドが門の溝に落ちて…」
「はい ? 」
「すみません、手伝ってください」
ここまでは、家じゅうで笑い転げていたのだが。
うちの門扉はガラガラと横閉めタイプで、
コロが回ってレールの上を動くようになっている。
そのレールになぜかスタンドが落ちて
がっちり噛んで抜けない。
「どうやったらこんなふうになるかね」
「わかりませーーーん」
ナナハンバイクがこんなに重いものとは
知らなかった。おやぢ、げぶ、まっく、コバラ、
大のオトナが4人、渾身の力で持ち上げようとして
微動だにしないんですね。
コバラ泣きそうな顔で「 JAF 呼びます」
しかし、あっさり「40分かかります」と言われる。
炎天下で待つコバラ。私と彩乃ちゃんは
しみじみと大型バイクをながめる。
「カッコいいねー」「白バイみたいーー」
DVDの見られるナビがついていて、電話と
音楽が聴けるイヤホンがあって、これで
じゅうぶん生活できるとみた。
彩乃ちゃん質問責め。
「これは何のときに使うの ? 」
「えーーとーー、モトカノを後ろに乗せて
走ってたときに会話するのに使ってましたー、
今は使い道ないですけど」
だんだん声が小さくなったり^^;
おやぢが思いついてジャッキで上げてみようと
いうことになった。
ジャッキを探すのに一苦労の大汗。
シビックのトランクのヘンなとこにありました。
彩乃ちゃんまた聞く。
「ジャッキってなんですかぁ」
「彩乃ちゃん、免許持ってるよね」
「持ってますよー」
「なんでジャッキを知らんかなー」
さすがジャッキの力はあなどれない。
苦労したわりに、すんなりバイクが浮いて
レールからはずれました !!!
「うわー、ジャッキってすごーい、初めて見たー」
「タイヤ交換とかしたことは…」
「ないないない」
だろーねー。
コバラは JAF に断りの電話を入れ、
頭を下げつつ走っていった。
ほんと、いいやつなんだけどねー。