猫のひたい

うちでノラが仔を産んだと書きましたが
両親とは似ても似つかぬシャム猫で
とてもキレイな仔です。
薄茶色からこげ茶のグラデーションが
げに美しい !!!
お母ちゃんは真っ黒のガリガリのネコで
うちでは「くろちゃん」と呼ばれている。
お父ちゃんは元はトラだったかも
しれない汚い色、白と茶のまじった感じで
何か病気持ってますか的な絶対近寄りたくない
ネコで、もちろん名前もつけてない^^;
このノラ夫婦から、どうひねったらこんな
きれいな仔が出来るのか不思議でならん。
だんだん大きくなって、昭和通の駐車場の
原田家のクルマが停めてあるところの
きちゃないブロック囲いの倉庫に住みついている。
昼間は境内をびびりもせず、とことこ歩いています。
昨日、E川さんが「タイヘンです」と呼びにきて
見るとうちで一番高い泰山木のてっぺんに
シャムちゃんが上がって降りられないでいる !
「うわーどうしたんだー」
「セミを追っかけて、どんどん登っていって
あんな上の細い枝まで上がっちゃって、
そしたらセミがぷーんと飛んでってしまって
かたまってます」
「どうしよう、あんな高い脚立ってないよ」
「消防車ですかねー」
「ハシゴ車なら届くね」
言ってる間に法事の人がわさわさ来て中断、
小一時間ほどたって「忘れてた」とあわてて
勝手口を開けたらシャムちゃんが座っていた。
「あんた、降りられたんだ」
E川さんによると、少しずつ後ずさりしながら
なんとか無事に降りてきたらしい。
「シャムちゃん、意外と賢いぢゃん」
「いーえ、やっぱりネコはネコです、またセミが
きて、何回も登りましたから」
「あれまー」
「猫の額て言うくらいだからネコって
ほとんど脳みそがないそうです、だから
学習能力ゼロだそうで」
「あ、わかる、なむもそうだから」
同じことなんべんもやって、木の上でかたまって
にーにー鳴くくらいなら反省しなさいよ。
なむおくんもだよ !!!!!