手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

6V6 ギターアンプ

2009年11月30日 00時30分09秒 | PC_Audio
2006/8/20

以前から挑戦しようと思っていながら、なかなか着手できなかった
ギターアンプに手をつけて見ました。ギターアンプ自体は、
ちゃんとした既製品で、JuggBOX ONEという 国産のアンプでは
いまやビンテージと言っていいものを若かりし頃(30年ほど前)に
入手していました。6L6GCのppで公称60Wの出力です。
 オーディオアンプと違って、ギターアンプは、球には過酷な
条件で設計されています。普通オーディオ的な使い方であれば
6L6GCのppだと、せいぜい40Wくらいの出力です。
ギターアンプの場合は、球は消耗品と捉えられています。
それに、フルパワーでの使用も前提条件です。フルパワーにした
ときに球アンプの真骨頂といえる音が出るからです。
 でも、自宅では、そんな60Wのフルパワーなんて出せません。
それで、フルパワーにした Over Driveの音色で、かつ自宅で
適当な音量を求めると、必然的に、もともとのpowerの小さい
アンプが欲しくなります。これが、実に市場にはあまり
出回っていません。ギターアンプでは著名なFender製に
Champという名のアンプが昔あったそうです。
今でも、人気があり、キットなどもあるようです。
回路的には、実にシンプルで
12AX7 - 6V6 という構成でトーンコントロールもありません。
これを、オーディオ的な観点から、メインアンプと考えて
適当なover driveのエフェクタをかませればいいのかも
知れませんが、私としては、これにちゃんとしたトーン
コントロールが欲しいところです。そうなると意外に
既製品では見当たりません。FenderだとBlues Juniorか
VOXのAC15くらいでしょうか。いづれも6V6ppかEL84ppで
15Wくらいの出力です。既製品としては、ちょうどいいスペックと
いえます。
 普通であれば、これを買えばことは済むのですが、
なにしろ、私の部屋には、既に練習用で、2台の石のアンプが
あります。ということで、目指すは、Champ+トーンコントロールと
Over Driveが可能なアンプです。

ということで、昨日から今夜にかけて有り合わせの部品で
作ってみました。
12AX7- 12AX7 - 6V6 のアンプです。
出来上がって、早速、音出しです。
うーーん、ちょっとゲインが高過ぎです。ハウリング起こす
程のゲイン過剰です。Gain、volume、Main Volumeを調整しても
もろにDistortion Soundです。終段の6V6でもOverDriveさせる
ことを考えているので、ゲインの配分がかなりむづかしいです。
かつ、クリアーな音も必要なので、これはオーディオとは
また、違った設定というか回路の設計が必要なようです。
 やはり、昔からいろんなメーカーが凌ぎを削ってきた
ギターアンプです。奥が深いです。
まづは、クリアなトーンを得るために、6V6のバイアスから
探る必要がありそうです。

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