手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

No_128EQ その2

2010年11月04日 01時27分19秒 | PC_Audio
昨夜から、残りの部品の取り付けをする。プリント基板だと、7本撚り線より
楽だ。(ただし、パターンに間違いがなければ、、、)
 夜の10時頃には、カット&トライとなる抵抗とAOC部分を除き取り付けが終わった。
 まづは、konotonさんバージョンの3.6に合わせて調整開始。
konotonさんの回路とは、石が違うが、抵抗などの値は参考とする。
初段の定電流回路は なけなしの2SA1400を使った。エミッタに入れる抵抗は
2kΩ+1KのVR。 
2段目の石は、2SA726は手持ちでは、Hfeが揃わないことと、ギリギリの6個しか
ないので、2SA872Aを使った。
終段の石は、2SC984は、温存し、C2240で代行。動作が安定した時点で取り替える予定。
AOCには、2SK369が余っているので、それを使うことにした。

 まづ、初段のドレイン電流の調整。電源は単一乾電池を片chに10個使用し、
約15V。いつもながら緊張しながら電源ON。
 ガーーーン、フルスケールで50mAに合わせたテスターが振り切れた。
石が飛んだか、どこかパターンがショートしているに違いないと、チェック。
こういうときに、プリント基板は、面倒だ。何しろ、2段目のA872Aあたりは
パターンが細い上に、エッチングし過ぎて、パターンが薄くなった部分も
あるので、ヤバイかも。で、チェックの結果、2SC1400のエミッタ側のパターンに
ミスを発見。2SC1400のコレクタから電流調整用の抵抗へ行くパターンになっていた。
要するに、K97のソースに入ったVRの中点から直接、-Vccへ繋がっていた。
ドカンと電流が流れるはずだ。
 パターンは描かれていたので、正しく結線し、解決。
が、出力のドリフトがすごく動く。
0Vに調整できない。まあ、もともとAOCがないので、中点を合わせるのは不可能なのだが。それにしても、おかしい。0.5V付近に一瞬合うが、すぐに外れる。
これは、発振しているのかと思って、手で触ってみたりするが、どうもそうでは
なさそうだ。あちこち電圧を測るが、致命的なところはなさそうだ。
 ということで、ちょっと冒険ではあったが、音出しをしてみることにした。
出力をコンデンサで切って、No.210のラインアンプを通して、サブのメインアンプと
SPに繋ぐ。
 電源を入れる。VRを上げる前から、SPから何かハムみたいな音が出ている。
VRをほんの少し回すと、酷く歪んだ音が出た(この時点では、片chだけ)。
 何だ、これは??? と 暫し 考え込む。
すごくゲインが高いことと、歪みがすごいことから、何か、NFB周りを間違って
いないかと気づいた。
 パターンを追って行くと、なんと、出力側からEQ素子へ行く パターンが

無い!!!

設計(?)したパターンを見るとちゃんと、描いてあるのに、基盤上には
その経路がなかった。
 実は、他にも、2ケ所ほど、パターンが切れたり、部品の足と接触不良な
箇所を発見。修正して、再度 ON。
 時は、既に夜中の2時。
 AOCがないので、出力には、0.3Vくらいのドリフトがある。
が、VRを上げていくが、実に静かだ。さすが電池式だけある。
 「中本マリ」のVocalが、聴こえてきた。
うーーん、なんというか、静かな空間だ。
 静寂という言葉が浮かんだ。
発振が怖かったので、20cmのウファーを使ったサブSPからの音なので、
評価はできないが、とにかく スッキリした音だ。

で、今日、とりあえず、AOCまで含めて音出しにこぎつけた。




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