夫の母が倒れたら

ある日、突然。備忘録。

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2019年07月15日 | 日記
A叔母の姿を見て、脱力した。

自分がどれだけ気合を入れたところで、本当の家族に勝てるわけがない。
しかも、私は嫁として…姑さんから気に入られているわけでもない…
嫁としての責任感に押しつぶされそうになっていたくせに、
自分のテンションがだだ下がり。
(夫には、空気先読みすぎだろ。と叱られるところだ。空回り嫁。)


嘔吐の勢いが落ち着いた姑は、その後また静かに眠りについた。
普段着の袖が肘までまくれていたので、近寄って直そうとすると
腕中に広がる青いアザが目についた。

??これなんだ??

たぶん、点滴がうまく刺さらなかったんでしょうねぇ…
おばあちゃん(姑とA叔母の母)もそうだったわ…

A叔母が首を伸ばして言う。
血管が細いため、うまく針が刺さらなかったり点滴の液が漏れることは
よくあるらしい。
その痕が、皮膚を青くする、とも。


「カオルは、朝からロールパンを4つも食べたのよ。大食漢ね、誰に似たのかしら?」

A叔母がニコニコと笑いながら言う。
姑がこんな状況でも、我が子はモリモリと食べていて、
それを微笑ましいと思ってくれる人がいる。


そうなんですよ、あの子はとてもたくさん食べる子で。
こんな時に、ニコニコ笑いながら返事をする私がいる。







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