4月19日、久しぶりに来久された、児童文学作家の、岩崎京子さんにお会いしました。
明る20日公演の音楽劇「久留米がすりの歌―井上でん物語」にご出演の為、お出でになったものですが、
久留米市内にお住まいのご親戚方との食事会に、
同席させて頂きました。
東京生まれの岩崎さんは子どもの頃、夏休みなどに
此方で過ごされたとか。祖母さまや、いとこ達との遊びの
事など、懐かしそうに和やかにお話されていて、
筑後川を渡し舟で越えていた頃の、のんびりとして
大らかな世界が、ここに戻っているように思えました。
今日会われたのは、ご親戚でも、初対面の方だったのに、
これ程すんなり心を通わせておられるのは、
共通の知人、行事、風景など、良い思い出をどっさり
積み重ねて来られたせいなのでしょうか。
一冊の昔話絵本を作るにも、丹念に取材を重ね、
画家や編集者と、様々検討を尽くして出来上がるの
だという。
優しくて、真面目で、それでいて笑いを忘れない人々の、
幸せを感じ取る力に触れてみたいと思われたら、ぜひ、
この人の物語作品を読んでみてください。短編も多いので、無理なく質の良い文学に出会えると思います。