鮎釣りの装備も最近はいろんなスタイルが考えられていますが、僕は下半身はスリムウェーダーです。もうかれこれ25年は解禁から納竿まで1シーズンずっとスリムウェーダーで通します。理由は
① 準備が簡単
② 足腰を冷やさない
③ 怪我を防げる
とメリットが多いからです。
①友釣りをするには釣り支度を調えないといけません。よくある支度は靴下、ズボンを脱いで、友釣り用の靴下をはき、鮎タイツを履いて、鮎タビを履きます。人によっては鮎タイツの下にアンダータイツをはく人もいます。釣り終えた後は濡れていますので脱いで拭いてパンツも含めて着替えないといけません。鮎釣りの支度の脱ぎ着は結構大変です。
スリムウェーダーはシューズ一体型なのでいっぺんに装備ができます。釣り終えても中が濡れてませんから着替えが楽です。おまけに濡れませんから行く前にジャージやタイツを履いて、靴下も鮎用を履いていったら、釣り場に着いてスッとウェーダーを履いて釣り、釣り終わればスッとウェーダーを脱いでそのまま帰宅と言うこともできます。僕みたいなものぐさな人にはもってこいです。
②自分が鮎釣りを始めた頃は、まだネオプレンの鮎タビが普及してない頃でした。先輩のおじさんたちはみんなステテコスタイルです。自分は最初は学校の水泳パンツ1丁から始めて(その頃は夏休みで夏真っ盛りでしたから)、解禁初期はそれでは寒すぎるので学校のジャージを履いて足元はパンサーの運動靴でやってました。それでも川の水は冷たくて体中ぶるぶる震えながらやってた記憶があります。その後地下足袋風の鮎タビを手に入れ、さらにネオプレンの鮎タイツを履いたときにはこんなありがたいものはないと思ってました。それから20年は鮎タビに鮎タイツでやってたのですが、鮎の解禁日がだんだん早くなり、やっぱり初期は寒くて震えちゃいます。その後トーナメントに出るようになったんですが試合の予選は早朝スタートです。寒くて震えてたまりません。ある大会の時、天気悪くて雨中の試合で、寒くて震えて歯がガチガチ(^^;試合にならなかったときがあったのです。それで、スリムウェーダーを買ってみたのです。それからは鮎釣りで寒いと感じることは、ほぼなくなりました。早春の渓流釣りなど気温や水温が低いときはスリムウェーダーの下に厚いアンダーや薄手の防寒パンツを履けばいいのですから。下半身を冷やさなければ疲労感も違いますし、膝や腰を冷やさないことは歳を取ってからも大切なことです。
③気になるのは、流行しつつある友釣りスタイルの軽装友釣りです。足元に鮎用タビだけ履いて、その上は短パンだけ。確かにファッショナブルで軽快な感じですが、河原には粗い岩がゴロゴロ、苔が着いて濡れていて滑りやすい石や岩がいっぱいです。何かの拍子で滑ったり、つまづいたりして足を打ったり転んだりすることは結構あります。また、川端に行くのに深い草むらや藪の中に踏み込むこともあります。スリムウェーダーや鮎タイツのネオプレンはそういったときの防護具でもあります。草むらではダニや毒虫、毒蛇などからも守ってくれます。
準備がすぐにできるスタイルならスリムウェーダーでしょ。
僕はよく「仕事早上がりで帰る前に2時間だけ」友釣りをやってました。スラックスの裾を靴下に入れたらそのままスリムウェーダーを履いて川にINです(^^)
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