現実

お別れをしてきたものの

まだ現実として受け止められないような、

時間が経つにつれて

本当にもう会えないんだなぁといった悲しみに胸が苦しくなります。



亡くなった連絡が入った日の次の日の明け方、

ふと目が覚めてしまって携帯をいじっていたら

4時になったと同時に突然iモードが圏外になってしまい

あれ?どうしたんだろうとそのまま5分くらいその状態が続きました。

もしかしたらそこにいるの?と

半端ない怖がりの私なのに布団の中で

不思議とそんな事を考えていました。




お通夜、告別式が終わり

家に帰ってから近所のスーパーに買い物に行っても

あぁ、もうこんな所で会うこともないんだな。

「給食、今どのくらい食べてるん～?」なんて会話を交わすことも

もう出来ないんだな。


毎週毎週ほとんど会っていたので

身近で体調が悪いことも知っていながら

気持ちのどこかでまさか本当に死んでしまうだなんて思ってもみなかった。

当たり前の事だけど

死んじゃうってもう絶対に会えないってことなんだね。




5年前の自分の誕生日に

病気が発見されたんだって。



毎日毎日何気なくおざなりに過ごしてしまう日々だけど

彼女がやってあげたくても出来なかった事、やりたかった事を思うと

恥ずかしくないように生きなければと考えさせられます。



いつまでもメソメソしていては彼女も天国で笑えないと思うので

気持ちを切り替えてまた頑張ろう。




前に少しだけ書いた

「死ぬときに後悔すること。」

末期がんの患者を多く看取った大津秀一医師という方が書かれた本があって

大津医師の経験の中で、死ぬときに後悔する事項は

大まかに２５個あるらしいです。


１．健康を大切にしなかったこと
２．タバコを止めなかったこと
３．生前の意思を示さなかったこと
４．治療の意味を見失ってしまったこと
５．自分のやりたいことをやらなかったこと
６．夢をかなえられなかったこと
７．悪事に手を染めたこと
８．感情に振りまわされた一生を過ごしたこと
９．他人に優しくしなかったこと
10．自分が一番と信じて疑わなかったこと
11．遺産をどうするかを決めなかったこと
12．自分の葬儀を考えなかったこと
13．故郷に帰らなかったこと
14．美味しいものを食べておかなかったこと
15．仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16．行きたい場所に旅行しなかったこと
17．会いたい人に会っておかなかったこと
18．記憶に残る恋愛をしなかったこと
19．結婚をしなかったこと
20．子供を育てなかったこと
21．子供を結婚させなかったこと
22．自分の生きた証を残さなかったこと
23．生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24．神仏の教えを知らなかったこと
25．愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

それぞれの思いはあるけれど

誰に押さえつけられる事でなく

「自分らしく生きたい」とだけは思います。