生野菜とドレッシング

2013-12-03 | 食べ物の話

生野菜サラダといえば味付けはドレッシングやマヨネーズ類となりますが
生野菜サラダを食べ過ぎると
時々お腹にガスが溜まって困るという話を聞きます、

そんな時はドレッシングやマヨネーズを作る時に
良質な マスタード(moutarde de Dijonとよばれる伝統的なフレンチマスタードで辛味は殆どありません)を少し多めに
入れてみてはいかがでしょうか?

マスタードには消化促進、腹部膨満感解消
などの効果がありますから
ガスはたまりにくくなります。



又材料のワインビネガーにも消化促進整腸効果があり
他にも疲労回復効果など良い作用が沢山あります。
そしてドレッシングやマヨネーズを作るうえで大切な材料の一つである
オリーブオイルにも整腸作用があり又、野菜やマスタード、ビネガー、胡椒、自然塩等に含まれる
微量な栄養素を吸収しやすくし
オイル自体もデトックスを促しつつ細胞壁など身体の土台を作る要として働いてくれるようです。

本来栄養素はサプリメントや薬などではなく
このように食品から美味しく取れる様にできているのが伝統的食文化というもので
我々が今最も注意深くならなければいけない事です。

ここにあげた洋の
調味料と共に 日本伝統の
味噌や醤油など、少量だけれど毎日使う
調味料というものは「有機的な原材料で伝統的な製法に則った上質な物で無ければいけません」
それらは味覚的な部分を超えて、ホルモン分泌や細胞など体の根本的な部分に作用するので
食事自体がサプリメントのようになるのです。

今回あげたドレッシングが属する「フレンチガストロノミー」の世界は、基本のドレッシング一つとってみても
見る角度と解釈次第で美しい有機的な幾何学の世界を見せてくれます。
今の日本人の食生活に足りないものを補ってくれることは間違いない人類の遺産だと思います。

食以外の生活の質を多少落としたとしても
日々の食事は取り組むべき最優先事項
決して安易な考えで安物を手にすべきことではないように思います。
スーパーで売られている多くの加工食品はフェイクで
本物のちゃんとした食材を手にすることは思った以上に手間とコストがかかり
日本がヨーロッパ並みの食生活を手に入れることはほど遠いのが現状
本質的な食の部分がどれだけ貧しいかを気が付いているいる人があまりにも
少ないために
食べ物論などを書いてみました


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