大晦日から明けて新年の深夜。。。待ちに待った薬莱山元旦登山の時が来ました。
AM3時に起床し天気予報を確認すると低気圧が宮城上空に居座っている状況
でも多賀城は全く雪はなし、
荒れた場合は引き返すことにして午前4時、些細な瞬間の感動を求め加美町に向けてに出発。
大和町あたりから雪道になってきたけれど坂がないのでチェーンなしでも大丈夫そう。。
5時半に目的地周辺に到着したけれど、ほとんど車は走ってなくってちょっと心配
すれ違う車はラッセル車のみ。。。中止じゃないよな~。。。
ナビを頼りにしばらく走ると交通整理の人が振る赤いライトセイバー笑(誘導灯)の光が目に入り、
それに導かれて薬莱スキー場の駐車場に着いてみると。。。なんと駐車場は意外にも!車が沢山止まっていて 一安心だ~
持物を点検して靴ひもを締めなおし
午前5時50分、全くの暗闇の中を次男の「クライム・オ~ン」の元気な掛け声で
ヘットランプの明かりを頼りに登り始めます。
雪が結構降っている。。 いい雪だ。。 嬉しい。。。
大きな鳥居をくぐり間もなく登りになります。
他の登山者の方たちと「あけましておめでとうございます~」とあいさつを交わしながら
ゆっくりと足元に注意して登っていきます。
気温は氷点下なのにすぐに汗ばんでくる。。
妻も僕も息が荒くなってきましたが、
子どもたちは普段、体をサッカーで鍛えているので平地を歩くのと変わりなく
汗もかかないで黙々と登っていく!
足元のパウダースノーがいい気持ちだな~
30分ほど登ったところでライトを消してみると、夜が明けようとしている。。。
神秘的な雪の森、足を止めて、しばし沈黙。思考が止まりすべてと溶け合う。
僕はこんな些細な瞬間のために山に登る。
最初のピークに祭られている薬莱神社にお参りをしてさらに数百メートル稜線を行くと、
こちらが本当の山頂です。
登山開始から約1時間ちょっとで山頂に到着しました。
やはり。。。今日は低気圧のせいで、ご来光は見えなかった。
山頂にあるもう一つの神社にもお参りを済ませ、
ほかの登山者の方と写真を撮りっこをし
町の方が用意してくれていた、たき火で温まり
熱いミルクコーヒーとおにぎり という異色の取り合わせで軽食を取ります。
お山の上では何を食べても美味しいな~
真っ白な大崎平野が霞んで見える些細な瞬間。。。きれいだ。。
30分ほど山頂で過ごし下山開始!
大人2人は念のために持ってきた、6本爪の簡易アイゼンを付けてみる。。と!!
足元の安心感が登る時とはぜんぜん違うね!と、妻は思いのほか喜んでくれた。ん~良い夫だ!
明るくなってくると、どこを見ても絵になる美しさで、立ち止まってばかり。
些細な瞬間が連続に。。感動の海に浸っている感じです。
下りのロープ場も楽しいね~途中から滑り台のようにシリセードしてみたりしながら下っていくと、
登ってきた方に「お兄ちゃんたち滑って登りにくくなるから~」とご注意を頂き、反省。
ごもっともです。m(--)mその後は備え付けられたロープを使って真面目に下りました。
登山口まで帰ってきて振り返ると、きれいに雪をまとったお山が山頂まで見えて。。
553mほどの低山ではあるけれど加美富士といわれるだけあって立派なお山ですね。
ぼんやり、もう一往復したいな~などと考えながら。。。何度も振り返る。。
この後、山頂で戴いた入浴券で「薬師の湯」につかって冷えた体を温め、お汁粉を頂きました。
そして、何度も吹雪に視界を遮られる大雪の中、妻の実家のある佐沼へ向かいます。
こんな大雪の日でも・・毎年よりはだいぶ少ないそうだけれど。。
200人以上の人が山頂まで登ったそうです。
正月から登山道にトレースを付けロープを備え付けたりと、前準備をしてくれる加美町の方々のおかげで
雪山でも子供たちと楽しく登ることができた薬莱山元日登山。
ありがたいことです。
仙台からも以外に近いので、今度は雪のない季節。。
桜の季節にでも母を連れて遊びに来ようかな~
荒沢湿原の水芭蕉の季節もいいだろうしね!
追伸・登山初体験の子供たちも大満足で、早くも。。
来年の元旦もまた来た~いと叫んでました。
来年のお正月はあなたと山頂で会えるかもね。
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