鳥海山

今回は先週の月山ツアーに続いて、コソ練する間もなく鳥海山ツアーだ！
ここには、いつかスキーで来てみたいという夢を持っていたんだけれど。。。
まさかこんなに早く実現するとは思っていなかった。。。

数日前の天気図では絶望的な感じだったけれど午前中は持ちそうな感じなので
予定を３０分繰り上げて早朝５：００多賀城を出発！
大きな期待と小さな不安を胸にね。。。

メンバーは僕の夢を知ってか知らずか最近僕を情熱的に連れまわす
スノーハンターのA田さんと、彼のテレマークスキーの師匠でツアーガイド
M-Freeの和田さん、皆名字に田がつく面白おじさんの三人チームです。

多賀城を出発して約３時間、鳥海山に近づくにつれ車は巨大な雪の壁の中を進みます。
今年は雪がかなり残っているそうで。。。ワクワク！！
その時一匹の本土キツネが車の前を横切り、振りかえって僕らを見つめ
雪に覆われたブナの林の中に消えて行きました。。。

長年、鳥海山に通っている和田さんは、ここでキツネを見るのは初めてだな～
なんて言うものだから、すごく得した気分です！
キツネは商売繁盛、豊穣、夫婦円満のシンボルです。
僕ら３人は経営者であり皆奥さま思い？たぶん。。。なので
こういう遊びはOKよ！とお稲荷様にお墨付きを頂いたみたいで嬉しくなります！

イメージ写真

この時出会ったキツネの美しい毛並み、コハク色の瞳は一生忘れられないような余韻があります。

八時過ぎに祓川第一駐車場に着くと車は３～４台ほどで（GW期間中は６：００頃に着かないと
止められないらしい）
気温も高く晴天で真っ白な鳥海山に興奮！美しすぎる～ここで記念撮影して
お弁当食べて帰ってもいいくらいな満足感！

心を静めて準備体操とビーコンチェックをしていよいよ登山開始！


祓川登山口からのぞむ鳥海山　実際は写真の何倍も素敵なのです。


真っ白な鳥海山北側のピーク七高山（2229.2ｍ）を目指して。。。                          静かだ。。。

前回の月山ツアーでブーツが足に当たる部分が判明したために
今日は登り４時間以上の予定なので行きつけの飲み屋。。じゃなく
「ゆうゆう館」のマスターじゃなくて佐藤社長に
あ～でもない、こ～でもないと３時間もからんでブーツを調整してもらいまして
その甲斐あって登りは絶好調！社長ありがとうございました！

はじめはフリース１枚でも暑いくらいだったけれど、高度がましたためか
時間の経過のためか風が徐々に強まり程よい気温になってきました。


遠くに日本海の水平線が　い～感じ！
ここは木のてっぺんね後ろに見える木の枝の下にどれだけの大きさの木が埋もれているのだろう。。。
思わず掘りおこしてみたくなる。。。雪はすごいな～

和田さんのルート取りも良く快適に高度を上げてゆく。。。
日本海が見え。。。感動！
快晴の中、和田さんが空を見上げながら、あっ虹だ。。とつぶやく。。。
見上げると太陽の周りにぼんやりとリング状に虹がかかっている。。。
これは上空にミスト状の水分が大量にあるとできるそうで、じきに天気が崩れるサインだそうです。


鱗状にクラストした雪がキラキラして美しい

雪の表面に薄く透明な氷の膜が張っていてスキーを一歩出すごとに
シャリシャリッと割れる儚さが面白くて、美しい。。。。


低層雲の高さまで登ってきた

登山は１５００ｍを超えたあたりから、あ～自分の足でここまできたんだな～と
感動してしまいます。

快調に登り続けるも、断続的だけれど急にガスがかかり始め風も出てきたため、皆で話し合い
標高１８００ｍ付近で山頂を断念し、斜面でシールをはがして滑降の準備です。




地球を滑降中！

降下するガスに追われるように滑ります！
ゲレンデでは味わえないスケールの斜面は素晴らしい！


急制動のカッコイ～瞬間！この後コロンとこけたけど。。。



和田さんが僕でも滑れそうな斜面をガイドしてくれるおかげで安心して。。。
夢中で滑り下りて。。。あっという間に祓川フュッテに到着！
振りむけば山頂は雲の中。。。登山口でさえ立っているのがやっとの強風に変わりました！
山の天気は変わりやすいね～

帰り道で「鳥海荘」でお風呂に入り。。。冷えた体を温めて。。。。
ここの温泉は美人の湯だそうで、３人で肌をなでながら美人になって帰還です！

ツアーガイド和田さんのブログにも今回のツアーの様子がUPされております→クリック
和田さんが主宰するM-Freeは、ベテランから山に登ってみたいけどどうしたらいいんだろう？
というビギナーまで老若男女を問わずその方に合わせてツアーのガイドや
テレマークスキーのレッスンを企画しています。→クリックM－Free