12月4日~6日まで、友達と3人で2泊3日の弾丸台湾(台北)旅行をしてきました。
予定詰め詰めの濃すぎる旅でしたが、こういう旅が希望の方もいると思うので参考になれば幸いです。
話はきっと長くなるはず。3回に分けて台湾旅行記お届けしま~す。
弾丸旅行は、情報収集と効率の良いスケジュールが重要。
フライトとホテルは半年以上前に予約して、ネットや友達から生の情報をたくさん入手しました。
フライトはJALの国際線特典航空券。
より少ないマイルで(ミニマム2万マイルで押さえたい)、行きは朝早く帰りは夜のフライトを取るなら、なるべく早く予約した方がいいですね。JALは搭乗予定日の360日前、ANAは355日前から予約可能ですよ~。
今回は、去年のホノルルマラソンとは違って日にち縛りがないので、条件に合う日をフレキシブルに選べたのがよかった。
しかも、行きも帰りもプレミアムエコノミーといううれしい誤算。当日まで知らなかったのでうれしさ倍増です
さあフライト ・・・の前に、台北に行く前にやっておいた方がいいことを書いておきますね。
・人気の茶房やお店があったら前もって予約。特に九份の人気茶房は、日没から夜にかけて激混みです。
・台湾観光局企画のNT$5000プレゼントキャンペーン、台湾到着の1週間前から1日前までにWEB登録しておく。
→これ、当たる確率が高いらしいです。約23,000円分も当たっちゃうなんて太っ腹!
・eSIM購入。私は台北3日間3GBプランで660円でした。格安!!!
・可能なら、台湾のICカードを持っている友達から借りておく
・台北101展望台へ行くなら、チケットを事前購入する(現地に着いてからでもネットで予約可能)。klookやkkdayの割引チケットがおすすめです。特に今は、大谷選手の50/50記念ボールの展示をしているので予約必須。
・傘とレインコートの用意。台北は晴れでも、九份は年間300日も雨らしい
※日本円→台湾ドルへの換金は、台湾の空港でするのが一番お得。
いよいよ、旅行当日です。
朝6時の羽田空港。飲食店前のベンチで夜を明かす乗客(フライト待ち)がたくさんいました。
荷物を置いたまま寝られるなんて日本くらい?つくづく安全な国ですね。
プレミアムエコノミー、ラッキー~
快適すぎる空の旅。新幹線の座席よりも広々とした空間なら、アメリカだって行けちゃうよ。
こんな日に限ってフライト4時間なんて短すぎるでしょーーー笑。
さすがにお食事はエコノミー向けだけど・・・、資生堂パーラーのシュリンプドリア&ハーゲンダッツ美味しかった
あっという間に、台北松山空港に到着!
12月だというのになんだか暑い。最高気温23度とのこと。
台北には松山空港と桃園空港があるのですが、松山空港は都心のど真ん中にあってアクセスがとってもよい。
台北駅が東京駅だとしたら、桃園空港が羽田空港くらい、松山空港は新宿駅くらいの位置にあります。ちかっ!
早速空港から地下鉄(MRT)でホテルまで向かいます。初日から計画詰め詰めなんですよ、急げ~!
友達から借りたICカード。日本と同じく現金をチャージしておくと、コンビニやお店で使えるので便利。
日本と違うことといえば、ICカードにいろんなデザイン&形状のものがあって、写真のカードはスタンダードタイプ。
一見キーホルダーみたいなICカードがたっくさん売られているので、最初はスタンダードを使って観光地でかわいいのを買ったらいいんじゃない?という友達からのアドバイスで事前にカードを借りたというわけ。
空港で15,000円分を台湾ドルに換金し、そのうち1,000元(4,850円分)をチャージしました。
日本より地下鉄が深い気がする~。
初地下鉄、いざ!
空港からホテルまでは、文湖線(BR)でたったの2駅です。
ホテルメトロポリタンプレミア台北は、南京復興駅からすぐのところにある日系ホテル。
文湖線と板南線の2路線利用できて、とっても便利。
ホテルのロビーもクリスマス。暖かいからいまいち実感沸かないけどーーー。
エキストラベッドを入れても余裕なくらい広々とした室内。いや~、快適快適
けど、ゆったりなんてしてられない。荷物を置いたらすぐに出発ですよ!
ホテルを13:30に出発。
これから十分と九份に行こうとしていますが、なかなかのハードスケジュールなんです。
というのも・・・、
日本で例えると、昼過ぎに東京を出発して高尾山を経由、日没までに河口湖に着く!っていうくらいの距離感だから、笑。
まずは十分を目指します。十分は、「ランタン(天燈)飛ばし」で有名な観光客に人気の街です。
南京復興駅→地下鉄(MRT)で台北駅まで12分→台湾鉄道(TRA)で瑞芳駅まで50~60分。
瑞芳駅から平渓線に乗り換えて十分駅まで約40分。
ここで気をつけなければいけないのが、平渓線は1時間に1本しかないこと。
2024年12月現在の時刻表を乗せておきます。
今回は20分待てば15:00発の電車に乗れたので、まだマシだったかな。
電車はなかなかの年代物で、車窓からの眺めも「ザ・山」って感じ。
1人だったら乗るのも怖いくらいな風景です。
40分ほどガタガタ揺られていたら(文字通りガタガタ&キーキーの連続)、突如車窓に人が見えてきました。
十分に到着!
みんなここで降りるのね。
電車を降り、線路右側に目を向けると・・・、
わぁ、すごい人! 今まで人気のない山中だったのに突然人が現れた!
これが、かの有名なランタン飛ばしね。各々願い事を書いたランタンを飛ばしてますね~。
ネットでランタン飛ばしの光景を見ながら、なぜみんな線路の上でランタンを飛ばしているんだろう?廃路線?と不思議に思ってましたが、なるほど電車が1時間に1本しかないからできるんですね。納得!
お~、見たこともない景色。テンション上がる~!
ランタン飛ばしは、元々は台湾の旧暦でいう「元宵節」を祝う行事ですが、現在は平渓地域全体で1年を通して体験可能だそう。
元宵節のお祝いで最初にランタンを飛ばしたのが「十分」ということで、「ランタンの故郷」と呼ばれているそうです
早速私たちもランタン飛ばしをしてみよう。
ランタン屋さんはいくつもありますが、システムや料金はだいたい同じ。
私たちは4色セット(紅+橙+緑+白=すべての願いが叶う)にしてみました。
あらかじめ用意された墨を使って、4面に願い事を書いていきます。
紙は、薄~いラッピング紙くらいのものなので、破れないように丁寧に扱います。
願い事を書き終えたら、店のお兄さんに言われるがままに線路に向かうと・・・、
スマホを持ったお兄さんが、「ハイチーズ、回して~、ハイチーズ、回して~」と慣れた手つきで4面の写真を撮り、「火をつける、まだ、まだ・・・はい手を放して~」→全部カタコトの日本語です笑
順調に空に飛んでいきました~。
お店のお兄さんは飛んでいく様子も動画に撮ってくれていて、すべてがシステマティックで笑っちゃいました。
ナイスお仕事!!!
十分のランタン飛ばし、思った以上におもしろくて充実していて、感動しまくり。
これはぜひみなさんにおすすめしたいです
大きなイベントが終わったら、めちゃめちゃお腹が空いてきた~。
台湾初の食事は、小籠包。
もうちょっと食べたかったけど、これから急いで九份に向かわないといけないのでこの辺で。
時間は16:20。十分から九份まで23キロもあるのに、日没17:00に間に合うのか??
電車を使うと遠回りなのでみなさんタクシーを使うらしい。40分で900元(約4,300円÷3人)なら悪くないよね。
ってことで乗ったはいいのですが、いや~、なんと運転の荒いことよ!
山超えなのでただでさえくねくね道なのに、めちゃめちゃ飛ばすし道の真ん中を走るし、これで対向車が来たら一発で死ぬよな・・・と怯えながら40分耐えたのでした。こりゃ酔うわ
17時すぎ、なんとか九份に到着!
九份といえば、ご存じ「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われている街。
幻想的でうっとりしちゃいます。
ここが、「油屋」のモデルと言われている「阿妹茶樓」ですね。
とにかく人だらけでした。でもこれは見ないとね。ほんとーーーにステキ!
九份では、茶芸館で台湾茶体験をするのを楽しみにしてました。
お茶体験は、九份茶坊へ。
ちょうど旅行の数日前に、テレビ東京の「新美の巨人たち」で九份茶房についてやってました。
かつて鉱山で栄えた九份は30年前までは廃墟でしたが、芸術家の洪志勝さんが茶芸館をオープンしてから再注目され復活した街なのです。その再建第一号茶芸館がこちらのお店。
オーナーが芸術家だけあって、とにかくオシャレな店内。
メニューの中から店員さんおすすめの「梨山烏龍」をチョイス。
台湾茶の淹れ方を丁寧に教えていただき、2杯目からは自分たちでお茶淹れしました。
茶器に入れたお湯を捨ててから、急須に1/6くらい茶葉を入れ、急須の線のところまで熱湯を注ぐ。
ふたをして、始めは40秒ほど蒸らします。
2回目以降は5~10秒ほど蒸らして注ぎ、だいたい7~8杯くらいまで飲めるそう。
余った茶葉は、おみやげとして持ち帰りできます。
一杯ごとに味が変わっていくのがおもしろい。
台湾茶、奥が深いです。
オリジナルの烏龍チーズケーキと茶梅もおいしすぎ~。
オシャレな茶器は、芸術家オーナーのデザインだそう。
すっかり気に入った友達は、茶器セットを購入。斬新なデザインだけど飽きのこない、本当にステキな茶器です。
大満足の九份。
あっ、晴れ女としては声を大にしておかないと。
年間300日も雨が降る九份ですが、もちろん傘なしで楽しめました、笑笑
帰りは、バスで台北市内に戻ります。
ネット情報の通り「九份老街」から1062番のバスに乗って、松山駅で降ります(「九份派出所」のバス停から乗らないように)。
が、乗ったはいいけど台湾のバスのシステムがよくわからない。「次の停留所は〇〇」なんてアナウンスもなければ掲示もない。
一体今どこを走ってるの?
仕方がないので友達がGoogle Mapで現在地を調べてくれて、ちょうど松山駅辺りでボタンを押したのでした。
40分もガタガタ荒い運転だったので私も友達もすっかり車酔いしてしまい、ボタン押すのもやっとのことでした
運よく松山駅前で降車できた私たち。目の前は煌びやかな寺院「松山慈祐宮」です。
歴史も感じられて、実に台湾らしい華やかさがあります。
寺院の隣りは、大人気の夜市「饒河街夜市」ですよ~。
台湾に来たら夜市に行かないとね。
友達から胡椒餅は絶対食べて!と言われていたので、すぐ列に並びました。
外はカリカリ、中はジューシーなお肉がたまらなくおいしい!
冬なのでマンゴーかき氷が見当たらず、マンゴーそのものを食べました。
やっぱり本場のマンゴーはおいしいな。
夜市でお腹を満たしたあとは、地下鉄に乗ってホテルに帰ってきました。
22:30着、長い1日でした。速攻で爆睡
2日目に続く・・・。