またしても行って来ました、神社巡りラン。
今回のルートはこちらです。
西武新宿線田無駅スタート→田無神社→小金井公園&江戸東京たてもの園→大國魂神社→JR府中本町駅ゴール
3ヵ所だけ?と思うなかれ。それぞれの距離が離れているので、がっつり12キロも走ってしまった。
しかも最初の2ヵ所に時間がかかりすぎて、予定を大幅にオーバー。
大國魂神社の閉門に間に合わないかとハラハラで・・・。自分で企画したマラソン大会のようでした
五龍神で有名な田無神社は、まさに今年(辰年)の顔。
五行思想にも基づいている五龍神は「方位除け」としても有名で、芸能人やスポーツ選手も多く参拝しているそう。
年始からテレビでも多数取り上げられているので混むとは思っていましたが・・・、
初詣か??っていうくらいの大賑わい。土日に来るんじゃなかった・・・
境内には五体の龍がおりまして、5ヵ所を参拝するのはマスト。
そのほかに、イチョウの五龍木、撫で龍、龍神池、白龍の水(手水舎)など参拝場所が盛りだくさん。
どこに行っても長蛇の列なので、すべて廻るのにものすごく時間がかかります。
まずは手水舎(白龍の水)でお清め。境内の地中から汲みあげた御神水です。
鳥居を抜け、参道(龍神の道)を歩いてすぐ左手にあるのが「白龍」。
五行思想では西方の守護。金運向上・良縁成就のご利益があるそう。
第二の鳥居を抜けて左手の龍神池がすごいことに!
遠目で見たら桜のようですが、これ、おみくじを括ってるんですね。
ご本殿の金龍は中央の守護。運気向上・幸福招来のご利益があるそう。
拝殿前の倶利伽羅不動は、剣に巻きつく龍の姿。
龍の彫刻もすばらしい。
江戸幕府公認の名工、嶋村家の八代目嶋村俊表によるものです。
本殿左手の大銀杏の御神木(金龍木)では、
御神木に手を当て深呼吸しながら一周すると、龍のパワーがもらえるらしい。
御神木の奥の北参道には黒龍が。
北方の守護。健康祈願・家内安全にご利益があるそう。
本殿右手には青龍。
東方の守護。技芸向上・就業成就のご利益が。
本殿の斜め前の広場にはイチョウの四龍木もあり、それぞれのイチョウからパワーをもらう。
その奥の東参道には撫龍もいます。
龍の頭と龍が持つ玉を撫でると運気が向上すると言われているそう。撫ですぎて色が変わってる笑笑
最後は赤龍です。これがなかなかで、参拝の列に並ぶのに1時間も掛かってしまいました。
赤龍は南方の守護。勝負運・成績向上にご利益があるそう。
これにて全制覇。30分のつもりが2時間も掛かってしまいました。
達成感はひとしおだけど、この先計画通りに廻れるか心配です。
道をくねくねと3キロほど走ると西東京市→小金井市に入り、都立小金井公園に到着しました。
何度か来たことはありますが、ここまで広いとは!!
総面積は79ha (東京ドーム約17個分)。小金井市、小平市、西東京市、武蔵野市の四市にまたがる都内最大規模の都立公園です。
週末ということもあって、テーマパークか!っていうくらいの人山。
梅園も満開でおみごと!
で、今回の目的は、園内にある「江戸東京たてもの園」を見学することです。
1993年(平成5)、東京都江戸東京博物館の分館として開設したこちらの野外博物館。
現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するのが目的だそう。
復元建造物は3つのゾーンに30棟。野外展示物もあります。
その中でも特に人気なのが東ゾーンの「下町中通り商店街」。
昔の商家・銭湯・居酒屋が立ち並び、復元された建物の中には当時の暮らしや商売の道具などが展示されています。
千代田区神田神保町にあった「丸二商店(荒物屋)」。
右は、千代田区神田淡路町にあった、昭和初期に建てられた看板建築の「花市生花店」。
左は、千代田区神田須田町にあった「武居三省堂(文具店)」。
この三省堂、建物の中がすごい!
この桐の引き出し。あれ?どこかのアニメ映画で見たような・・・
そう、「千と千尋の神隠し」で釜爺が働くボイラー室のモデルと言われている場所です。
足立区千住元町の「子宝湯」も、湯婆婆の「油屋」を描くのにインスピレーションを受けた場所だそう。
台東区下谷にあった「鍵屋(居酒屋)」。
こちらの建物の中もビックリ!
これはまさに、千尋の両親が大皿料理をたいらげて豚になっていくシーンそのもの。
東ゾーンには、ほかにも
千代田区神田須田町にあった「万世橋交番」や、
「皇居正門石橋電飾燈」もあります。千代田区の建物が多いですね。
都電もありました。
エリア変わって中央ゾーンでは、
かつて港区にあった高橋是清邸の展示があります(邸宅があった場所は、現在は高橋是清翁記念公園に)。
2階は是清氏の書斎や寝室。1936年に起きた2.26事件の現場となり、陸軍青年将校の凶弾に倒れた場所です。
この2階の風景も見覚えがあるなと思ったら・・・、ハクが飛び込んでくるシーンのようです。
こちらは、港区白金にあった伊達家の門。さすが、門構えがご立派!
西ゾーンでは、さまざまな建築様式の住宅が展示されています。
建築家・前川國男邸。
吹き抜けの居間がかっこいい! 1942年に建てられたそうですが、和モダンで現代風。
ドイツ人建築家のデ・ラランデ邸。1910年ごろに建築、1999年までは新宿区信濃町に建っていたそう。
ほかにも魅力的な建物がいっぱいで、じっくり見て回りたいところですが、なにしろ時間がな~い。
公園で焼餅を食べて腹ごしらえ。最終目的地の大國魂神社へ向かうことにします。
あっという間に16時すぎ。なのに、大國魂神社まで6.3キロもある~。
確か17時に閉門だったはず、急がねば。
途中でバスに乗ろうか、タクシーを捕まえようか・・・、何度か甘いささやきが聞こえてきましたが、なんとかギリギリ17時に神社到着。いや、17時03分くらいか。
中央の中雀門はすでに閉まり、通用門が半分閉まりかかっているところへ、「すみません、どうしても参拝したいので」と無理やり入れてもらって間一髪!
大國魂神社は、武蔵国の総社として、景行天皇41年(西暦111年)創建当時の武蔵国一之宮から六之宮まで(通称:武州六社明神)を祀っている由緒ある神社。
源頼義・義家、徳川家康など名だたる武将にも篤く信仰されてきました。
また、東京五社(日枝神社、明治神宮、靖國神社、大國魂神社、東京大神宮)の1つにもなっていて、ここを参拝すると私的コンプリートになるので、どうしても行きたかったのです。
境内の見どころは満載なのですが、何しろ時間切れで社人さんが参拝者の退出を待っているご様子笑笑
でも、これだけはやらせてください。お願いします
人形(ひとがた)流し。
「厄や穢れを人形に移して水に流すことにより取り除くための儀式」です。
人形紙の中央に自分の名前を書き、身体の気になる部分を撫でて息を吹きかける。
その後、目の前の小川で人形を流します。
1枚は自分の名前、もう1枚はすっかり身体の弱った父の名前を記入しました。
こちらの小川に紙を流します。
慌てた割にうまく流れていきました。ちなみにこの紙、水に濡れると溶けるそう。
あ~よかった! ギリギリでしたが、本日の計画無事コンプリート!
超特急で人形流しをして急いで門を出たから、きっと最後の1人にはならなかったはず。にしても、社人様バタバタでごめんなさい。
順番が逆になってしまいましたが、改めて神社を見渡すとさすが武蔵の国の総社。
鳥居も威厳があるし、
大銀杏の御神木もご立派。
いつかまた、ゆっくり参拝に来たいなと思いました。
五十肩の友達に人形流しをおすすめしようかな笑笑
というわけで、今回も大満足の街ランでした。
次回はどこに行こうかな、中央区か新宿区のあの場所かな。また報告します。
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