ニンニクの酢漬けと風邪

ようやく春らしくなってきたとはいえ、今年のシカゴの冬は悪天候続きで散々でした。３月末に急にあたたかくなったと思ったら（半袖の人もいたくらい）、翌週は結構な量の雪が降ったりして、身体が気温の変化についていけない状態。
実際私もひどい風邪を引いてしまったし、滅多に風邪を引かない夫までもが引いてしまいました。

「こんな時ニンニク酒があったらなあ。昔はこれを飲んだり食べたりすると、ぴたっと風邪が治ってたのに・・・」とこぼす夫。
とそこへ、おもむろにニンニクの酢漬けを出す私。
「おぉぉぉぉ～、グッドタイミング！よく欲しいのわかったね～」。

こんな会話をしていると、「あ・うん」の呼吸のまるでステキな夫婦像ですが、もっちろん偶然の何ものでもございやせん。


以前知り合いから「ニンニクの酢漬け」の効果と作り方を聞きました。
毎日食べていると風邪を引きにくくなるし、血圧が下がるとか。
作り方はいたって簡単で、皮を剥いた新鮮なニンニクを酢に３ヶ月漬けるだけ。
「これなら私にだってできるじゃないか」と、今年のお正月に漬けて、まさにちょうど今が食べ頃だったのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　↑皮が剥いてあるニンニクを使うと便利

夫が言うまで、なぜ私の方から酢漬けのことを言い出さなかったかというと、少し前に出来上がったニンニクを食べたら、強力すぎたのかお腹を壊してしまったから。
それ以来すっかり酢漬けの存在を忘れていて、夫に聞かれて思い出したというわけです。

このニンニクの酢漬け、すっごいニオイなの。密閉容器に入れてジップロックで二重にして保存してたのに、キッチン中がニンニクのニオイで充満してしまうほど。
よくスーパーでパック詰めされたニンニクの酢漬けが売ってるけど、明らかにこれとは別モノで、このニオイもニンニクの大きさも、色も、味だって、いかにも効きそう。強力～～って感じ。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　↑やっぱり自家製の方が効き目がありそう

で、「くっさ～！」と言いながらも、早速うれしそうに２つ食べた夫。お腹の調子も悪くならず、翌朝かなり身体が軽くなったと、喜んで会社に向かいました。

それで気をよくした夫は、「ママも食べなよ～」と再三すすめて来るので、もう一度食べてみたけど、やっぱりその後お腹がゴロゴロ。もともと胃腸が強くない私には、やっぱり強すぎたのかなあ。

酢漬けといっても生ニンニクだから、だったらスライスして炒めてみようか。
翌日そうやって炒めニンニクにして食べたら、今度はお腹も大丈夫でした。
で、それが効いたのか風邪が治る時期だったのか（かれこれ２週間以上引いてました）、とにかく２日後にはすっかり元気になったのでした。

酢漬けニンニクを教えてくれたKさん、ありがとうございます。ニンニクを炒めて食べても効果は変わらないんでしょうか？
興味のある方は、試してみてね。３ヶ月待てないという方は、うちに在庫がいっぱいあるので食べに来てください。