私はオーディオが好きだ.(53歳男性)
7歳年上の兄がいて,小学生の頃,兄の部屋でオーディオをうらやましくみていた.
当時 TRIO社製の アンプ・カセットデッキ・ラジオ・レコードプレーヤー・スピーカーのセットがあった.
それぞれが独立して存在していたのが印象的だった.
アンプには,アナログのメーターが二個ついていて,音量を上げると音楽のビートに合わせて針が動く.
音はかなり大きくしても音割れは無くて.
当時はレコード→カセットデッキに録音して楽しんだ.
私が,高校に合格した時.お祝いとして,買ってもらったコンポがある.当時はCDプレーヤーが出現したばかり.
そんな中で,安めのプレーヤーが出現.
YAMAHA CD-X2
パチパチとした静電気の音は無い.そして,静かに歩かなくても音飛びは無い.CDってすごい.と思った.
それでも外に音楽を持ち出すときは,カセットテープだった(笑).カセットへの録音はラクだし,音も綺麗に聞こえた.
私は大学に入学するのに2浪した.合格後自宅を出るまで使用したので,約5年間.
受験勉強の時は常に使っていた.今考えると音質はあまりよくわからなかったけど,お気に入りの思い出のプレーヤーだ.
大学入学後はミニコンポ.アパートだから大きな音は出せない.
オーディオを楽しむことはあまり出来なかった.音楽は楽しんだけど.
大学卒業後も,様々な土地に転勤となるのでミニコンポでつないだ.
17年前に新築.それを期にオーディオ熱が再燃した.
少ない資金で自分の部屋をオーディオ(シアター)ルームとした.
しかし出来る限り安めの金額で,映画・オーディオを楽しみたい.
私の感覚よりもオーディオ機器が高い!
DVDプレーヤーとCDプレーヤーが一緒になっている,ユニバーサルプレーヤーがある.
HDMIってなんだ?という感じだった.
DVD-2910を購入.アンプはヤマハのAVアンプ.
音はいい.DVDも見られる.CDやDVDの読み込みが遅い.読み込み制度も新品なのに決して良くはない.
音は,ドライ.解像度は悪くはない.クラシックのDVDやCDを聞くと,音圧が低い.
次は,ブルーレイの時代だ.お金をためて購入した.
DBP-4010UD デノン製.音の解像度はぐっと増した.デノンリンクなるものがついている.
この機能が凄い.空間の靄が晴れるようにきれいな音だ.ブルーレイも綺麗な映像.そしてDVDのアップサンプリングもいい.
しかし,音は綺麗だが,音のつややかさとかを求めた音ではない.
そして,前機種同様に読み込み精度はかなり落ちる.いろいろ悩んだが,手放すこととなる.
お金を頑張ってためて,CD専用プレーヤーをついに手に入れた.
DCD-SA1 デノン製.
オークションで中古を購入.そりゃそう.定価税抜500000円・・・・・.デノンのフラグシップモデルだ.
音の解像度が高い.というよりは,音質重視.音につややかさと分厚さがある.
オーケストラの様に多くの楽器を一つ一つ再現するというよりは,ジャズのような,楽器の数が少なく,
マイクの前でしっとり歌うバラードがいい.耳元で歌手が歌っているような感動を感じる.
ということで,中古で購入して10年以上使っている.交換用ピックアップも手に入れておいた.
これからもまだまだ現役で使う予定.
ただ これでは SACD と DVD-AUDIOのマルチチャンネルが再生できない状況.ソフトは十分になるのに.
もったいないので,マルチチャンネルに対応した機器を購入.
DVD-3930 デノン製 オークションで購入.かなり安かったが,CDはかかるもののDVDはかからなかった.
デノンの修理にお願いしてピックアップ交換.
デノン最後のDVDプレーヤーと言われてて,デノンは満を持して出したようだ.
読み込み精度は完璧.DVDは綺麗でしっとりと滑らかな画質で,ハイビジョンのプロジェクターで見てもなかなかの綺麗さ.
CDの音質は,かなりいい.DCD-SA1と方向性が似る.デノンは頑張りすぎたのか.値段をはるかに超える音質に驚いた.
SACD DVD-AUDIOのマルチチャンネルもとてもいい音がする.これも手に入れてから8年くらいたつが,まだまだ現役.
実はオーディオに思い入れが強すぎて気になることがある.
レコード → CDと変化.
CDは SACD DVD-AUDIO などわかれ 今も新たな企画が出てきたが,ネット配信におされて,各メーカーはCDプレーヤーの開発
から離れ始めている.
レコードの時は,
大きなレコードジャケットからシートに入ったレコードを取り出す.プレーヤーのターンテーブルにレコードを載せて,誇りを除去する.
静電気が強い時は,クリーニングのスプレーをかけ,高級な動物の毛からできたブラシで静電気を取り除く.スタイラス(針)に付いた
ホコリも除去.そしてスタイラスをレコードにおろす.音楽が始まるまでわずか数秒.その間に椅子に座って音楽をたしなむ.
この儀式が好きだった.
CDになり,ジャケットは小さくなる.CDプレーヤーのトレイを開けてCDを入れるだけ.便利だが,儀式と言うのには程遠い.
次は ネットワークプレーヤーだ.様々な音楽の圧縮方法があったが,圧縮しない方法も出てきている.
これは電源を入れたら,タブレットかスマホの画面で音楽を選び終了.儀式でもなんでもない.
最近は,レコード鑑賞に戻っている.音がいい.解像度が高く,音に柔らかさがあるのがいい.音を出すまでの
儀式が楽しいのもある.
クラシックのレコードでは,ジャケットの中に大きなブックレットが入っていて,そこに音楽の解説が書かれている.
それを読みながら音楽を鑑賞.優雅な時間と思う.
さて,熱く過去を振り返ってみたが,楽しかった.
また時間があったら,今度はアンプでも.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます