さぽーと・けあぺん(就労継続支援B型事業所 兵庫県丹波篠山市)

地域の方々と関わりながら、障がい者の方々と一緒に働き事業所を楽しみながら育てて行く日々のお話しブログです。

今年もよろしくお願い申し上げます。

2025-01-06 11:34:58 | 障がい者、介護

新年おめでとうございます。
昨年も色々とお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月4日㈯が初出勤でした。
一部のメンバーさん達が写真に写っていませんが
丹波篠山市社会福祉協議会様から「歳末助け合い」助成金をいただき
メンバーさん達と一緒に新年会をしました。
入院中のスタッフさんには、ビデオ通話でご挨拶も出来て心配していたメンバーさん達も嬉しそうでした。
今回は、手作りにこだわってみんなで食べるものは、みんなで楽しい経験をしていただきました。
手作りピザ作りでは、メンバーさん達の個性が溢れていて美味しいご馳走になりました。
なかなか時間もお金にも余裕がなく昨年も行事らしい事を実施出来なかったので
メンバーさん達のためだけに楽しく過ごせる機会をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
歳末助け合い募金をしてくださいました全ての皆様、
丹波篠山市社会福祉協議会様、
募金活動、配分事業の実施をお忙しい中関わってくださいました皆様、
新しい一年を良い時間をみんなで過ごし笑顔でスタートが出来ました。
本当にありがとうございました。

[未来の課題]
12月のスタッフさんの入院された当日にあったある出来事がありました。
かかりつけ病院からスタッフさんが救急車である病院に行かれたので私と代表さんも急いでその病院に行きました。
休日、夜間診療を掲げている病院でした。
その日は、他にも2台の救急車が横付けされていて他のご家族さんも含めて待合室で待つことしばしば。
しばらくして、フラフラして倒れそうになりながら一人のご高齢のおじいさんが受け付けに来られました。
狭い場所なので、どうしても話しが聞こえてきます。
どうやらお一人暮らしでお餅を詰まらせてしまい痛くて苦しくなり
ご自身でタクシーを呼んで何とか病院に来られたそう。
受付の人の対応があまりにも冷たいので、心配になり様子を見ていると
受付「電話先にかけてきてくれないと、今日は、重症の患者さんが運ばれてほとんどのスタッフが手を離せないから診察は、何時間も待ってもらう事になりますよ、手が足りないから診てもらえるかもわかりませんがどうします?」と事務的に言ってる。
(心の声 重症の患者さんってまさかうちのスタッフさんちゃうわなぁって言うか、受付の人なんでもう少し優しく言うてあげんのかな〜)(怒りレベル1)
そう言われ迷っているフラフラのおじいさんに、受付の人休日夜間担当の病院の電話番号を渡した。
待合室が圏外で携帯継らないから廊下でおじいさん電話をかけるが話すのがやっとで呼吸が苦しそうだ。
1件目では、不審に思われたたのか救急車を呼ぶように言われ
(心の声 新たな患者さんも来てへんから受付落ち着いてるやん、困ってはるんやから受付が電話くらい変わりにしたらあかんの?)(怒りレベル2)
(小声で 電話かけるのもしんどそうやん、変わりに電話かけて問い合わせしてあげてよ)受付に聞こえると代表に静止される(怒りレベル3)
2件目診られないと断られ、3件目も同じやったようで「水を飲みなさい」と指示されたようで反復して言ってる。
おじいさん「どこも受け付けてくれません。私は、どうしたらいいのですか?」
受付「だからね、今日は、重症患者さんの対応で人がいないから2時間か3時間待っても治療してもらえるかわかりませんよ。それでもいいんですね!」
(心の声 そんな言い方したらおじいさんよけいに迷うやろ!下手に自力で動くよりここで診察を待つ方がいいよと私なら言うわ
呼吸も苦しそうなんやから先に様子だけでも中の人に伝えられへんのかい!急変されたらせめて看護師さん一人くらいは、側に来てくれるやろ!救急車で運ばれた患者さんと家族さんにも人手足りんからと受付が断るんか?ドクターや看護師さんが判断される事とちゃうの?)(怒りレベル4)
おじいさん、ほぼフラフラなのに椅子に座る時間もなく
「痛みが強くなってきました、水を飲みなさいと言われたのでお水をいただけませんか?」と言った。 
受付「お水ならそこの廊下を真っ直ぐ、右手に曲がったところにあるから」と廊下で場所説明
おじいさんのフラフラも限界に来ているのか動けず。
この瞬間に代表は、走って廊下に出て水を取りに、私は、椅子を持っておじいさんの側へ。
おじいさんさんに「しんどいですね、お水、いま取りに行ってるので飲みましょう」と言って座ってもらおうとした時、
受付のおっちゃんが「自分で水を取りに行かせて下さい!!おたくの水は、飲ませないで!。」と言われた。
怒りレベルMAXだ!
なるべく大人しく、事を荒立たせずにと思っていたがあけみ節出した~
「具合いが悪くて来られているのに、どうして水くらい取ってあげないんですか?!
フラフラになられてしんどいご様子なのにさっきから見てたら対応冷たすぎますよ!
どうして私達の汲んだ水があかんのですか?私達が変な水を渡すとでも?!」(あ〜やっぱり言うてしもた〜でもいつもより丁寧な言葉遣いやったつもり)
受付おっさん急に態度と声のトーンを変えて「これから私も一緒に水の場所へ案内するつもりだったんですよ、
以前、ここに来た患者さんが私から水を渡されて注意されたので。」と
私 「その時の患者さんとおじいさんは、同じ患者さんじゃない。
  おじいさんに飲まれるか確認しますのでご安心を」
(心の声 さっき自分で取りに行かせて!と言ってたのをしっかり聞き逃してないぞ!悪代官め!)
代表さんから水を受け取り「私達が汲んだ水だけど飲めますか?」とおじいさんにお訪ねすると
おじいさんは、「ご親切にしていただいて本当にありがとうございます」とお水を飲まれた。
「ご親切にしていただいてなんだか涙が出ます。」と涙を拭かれるので
おじいさんの横に座り、しばらく背中を軽くタッピングしなからお話しを聞いた。
お一人暮らし、救急車を呼ぼうかとも思ったそうだが、
救急隊の人にこれくらいの事でご迷惑をかけてはいけないと思ったそうだ。
(そういえば救急車をタクシー代わりにしないよう啓発ポスターを見たことある。)
だから自分で何とかタクシーを呼びここまでやっとの思いで来たと話されていた。
あ〜、そうご高齢の方は、自分より周りに気を遣われ遠慮がちの方が多い。
それが致命傷になられるケースもきっとある。
スタッフさんの事を待っていた間の出来事。
「駆け付けて来てくださり本当に申し訳ないのですが、お身内やご家族さんでないと何もお話しが出来ないのでご理解くださいますか?」と
看護師さんの気遣いのある優しいお言葉遣いを聞きその場を離れたので、
おじいさんには、「痛みや苦しさが強くなったら遠慮なくスタッフさんに伝えてくださいね」と伝え心配だが病院を後にした。

以前もブログに書いたかもしれないが
支援や介護サービスを受けられていないご高齢の方ほど
本当は、色々な面で違った形での支援が必要なのではないかと思う。
あのおじいさんにケアマネさんや福祉サービスの利用があれば、
お一人で不安を抱える事もなく処置ももう少し早い対応が出来たかもしれない。
救急車で運ばれて来られる人だけが重症だとは限らないだろう。
これから先、もっとご高齢のお一人暮らし方は、増えるだろう。
今もそんな方々を支えておられる民生委員さんや地域包括センターさんや介護福祉サービス事業所さん、社協さん、行政だけでなく
5年後、10年後、小さなコミュニティーで今よりもっと支えて行く事が出来る為に
自分自身なら何が出来るかな、出来る事がえるかなとずっと考えています。





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