札幌の「ケバブステーション」の方から「もう行かれましたか?」と教えて頂いたのが、この「ラーレ」さんです。路面電車「西線6条」駅のすぐ目の前にあります。
ラーレ(LALE)は、トルコ語でチューリップの意味です。そんな可愛らしい店名の通り、店内ではトルコの可愛い雑貨が売られています。トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ(Nazar boncuğu)」やチャイグラスなど、料理が来るまでずっと眺めていました。
▼トルコの雑貨
トルコの雑貨が置かれている棚に、LALEさんのパンフレットが置いてありました。お話を伺うと、お店の常連の方が善意で作成されたとのことで、トルコ料理やおすすめメニューがイラストと共に、わかりやすくまとめられていました。
▼LALEさんのパンフレット
さてメニューを見ると、-5℃という気温も相まって煮込み料理にとてもそそられました。店に来た際、煮込み料理に加え、おつまみやトルコワインを注文されているお客様がいて、とてもおいしそうでした。私も頼みたかったのですが、勤務中なので泣く泣く諦めました(札幌には出張で来ていました)。
▼前菜やピデ・ラフマジュンのページ
▼おつまみやお飲み物のページ
本日の魚料理で「むきエビのガーリックいため」がありました。魚介類を食べられる日本のトルコ料理屋自体は貴重ですね。
煮込み料理はワインが飲みたくなるため諦め、他にも食べてみたいメニューが数多くありましたが、最終的に注文したのは以下の3品です。
・前菜…アジュルエズメ
・メイン…アダナケバブ
・パン
アジュルエズメ(Acılı Ezme:辛いペースト)は、その名も通りトマトベースに香草やスパイスを混ぜた辛めのメゼで、私は好きです。日本でも多くのトルコ料理屋にアジュルエズメがありますが、何を混ぜるのかで味が変わるので、お店ごとの食べ比べが楽しめます。LALEさんのアジュルエズメは辛くなく、香り高い印象を受けました。
アダナケバブ(Adana Kebabı)は、トルコ第5の都市アダナの名物で辛いことで知られるケバブです。「アダナケバブってなんだろう?」と検索して辛い食べ物だと知ると、なかなか手が出ない方もいらっしゃるかもしれませんが、このアダナケバブは辛くなく、どなたでも召し上がれる味で驚きました。お肉はとてもジューシーで食べやすく、付け合わせの唐辛子やアジュルエズメともよく合います。食べ終わってからお話を伺うと、使用するひき肉はご主人が自ら挽く、こだわりの一品でした。
またパンに関しても、食後に北海道産小麦を100%使った自家製のものと教えて頂きました。パンにはとても力を入れており、下の画像のように、時に「パンDay」という企画を催しているほど。お店のFacebookを拝見すると、トルコの代表的なパン、スミット(Simit)やポアチャ(Poaça)、またトルコの代表的なスイーツのバクラバ(Baklava)などが頂けるようです。
▼2018年1月28日開催のパンDayの告知(お店Facebookから)
ラムレーズン味のトルコアイスとチャイを頂き、食事を終えました。
最後にLALEさんのケバブについて、教えて頂きました。
▼Take outメニュー
こちらのお店のケバブは、ドネルケバブではないものの、トルコでドネルケバブ専門店を営むご親戚の味付けレシピをベースした本格派。ケバブどん!には隠し味もあるとのこと…これは次回のお楽しみですね。
食べたいメニューが多すぎるので、札幌に来た際はぜひもう一回訪れたいと思います。
▼LALEさん 公式Facebook
https://www.facebook.com/Turkish-cafe-Restaurant-LALE-1405570816198094/
▼LALEさん 食べログ
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1056520/