浅草には長らくサライケバブというケバブ屋がありましたが、いつの間にか新仲見世の松屋浅草店側の入り口すぐそばにケバブ屋がオープンしていました。その名も「ザ・ケバブファクトリー」。9月24日の14時ごろに訪れたので、そのレポートです。
▼店頭の看板
こちらのケバブ屋、内装も明るく清潔感があります。店の中に入ると厨房が丸見えで、まさにケバブを作っている過程が見ることができ、見ていて楽しい上に衛生面に自信が感じられ、とても良い印象を抱きました。トルコ人の若い男性店員さんが、テイクアウトを注文したおばあちゃんに「Teşekkür ederim(テシェッキュル エデリム)」と、ありがとうございますを意味するトルコ語を教えていていました。とても微笑ましい光景でした。
▼お店の外観
さて、お肉はビーフとチキン、そしてシシケバブはラム肉も選べます。
そしてうれしかったのは、ピタパンではなく、柔らかめなフランスパン状のパンに肉と具材を挟んだオリジナルドネルサンドの存在でした。今回は初回ということもあり、オーソドックスなピタパンを頼みましたが、次回はぜひオリジナルドネルサンドを頼みたいと思います。
▼店頭のメニュー表。自分が頼んだのはビーフケバブサンド600円。
▼厨房の様子。手前はチキン、奥はビーフ。
お肉ですが、削ってからフライパンで調理する形をとっていました。おそらく何かスパイスが入っていたのかと思っています。おかげで肉単体で食べても、かなりスパイシーなお味。ソース抜きで食べてみたいですね。そしてフライパンで調理しているので、お肉はアツアツ、表面はカリカリ。これこそフライパン調理の長所ですね。
ソースは甘口、中辛、辛口と三種類で選べるオーソドックスなスタイル。自分は中辛を頼みました。ケバブの底と、表面の2回に分けてソースをかけていたので、実際に食べてみると想像通り最後までソースの味が途切れることはありませんでした。ソース自体はオーロラソースのようにドロッとしていて、色が他店の同じようなソースに比べてオレンジが強かったのですが
、何が入っているかわからず、とりあえずピリ辛ということだけ。このソースがお肉のスパイシーな下味と相まって、なかなかスパイシーなケバブに仕上がっています。
▼ケバブの写真
具材はキャベツ、たまねぎ、トマトの3種類、量は少なめなように思いましたが、たまねぎの比率が高く、これがまた良い味と食感を出していて、肉やソースでドロッとしている分、この玉ねぎによるキレはありがたかったです。
野菜が少な目で、ケバブとしては量が多めの283.5g。いかにお肉が多いかわかります。こんがりスパイシーなお肉、スパイシーさを高めてくれるソース、そして豊かな食感を演出する玉ねぎをはじめとする野菜。ただ辛いだけではなく、野菜やソースの旨みもあって、とても満足度の高いケバブでした。
▼実際に重さを測った時の写真