神戸の元町駅から山側の線路沿いを三宮方面に歩いて2分ほどの場所にあるのが、こちらのアリババケバブ。恐らく神戸のケバブ屋の中では最も交通至便な場所にあります。
▼お店の外観と看板
アリババケバブは、メニューがケバブとビールとシンプルなのですが、お肉がチキンとラムというあたりが非常に変わっています。チキンと…ラム!?と思わずメニューを2度見してしまったほどです。
・チキンケバブサンドは500円
・ミックスケバブサンド(鳥・羊)は600円
・ラムケバブサンドは700円
ラムを出すケバブ屋は希少です。ZAZA PUBのラムケバブ(シシケバブ)を除けば、恐らく関西で唯一ラム肉が食べられるケバブ屋です(トルコ料理屋では食べることができます)。そんなわけでラムケバブサンドを頂くことにしました。
▼ケバブの外観
ケバブを作るところを覗き見ることができるます。驚いたのはケバブサンドとメニューには表記してあるのですが、俗にケバブラップと言われる巻くスタイルで提供することです。チキンやミックスの場合はピタパンでサンドするのかもしれませんが、ラムはトルティーヤで巻いて提供されました。
ソースは甘口辛口と選べるようで、辛口を頼むと、白っぽいソースとチリっぽいピンクのソースがかけられていました。
出来上がりを食べてみると、トルティーヤの生地がソースを吸って、まるで水餃子の皮のようになっていました。モチモチしていていい食感です。
▼ケバブの中盤
ただお肉がラムの場合はドネルケバブではなく、どうもラム肉の炒めになります。美味しいのですが、普通のケバブを想像すると戸惑うかもしれません。お肉からはラム肉の臭みは感じられず、むしろココナッツのような南国の甘い風味がします。これは白いソースによるところが大きいかもしれません。辛口なのに全然辛くないと思っていると、思い出したかのように喉が一気に熱くなることがあります。ソースは普段味わったことがない新鮮な味付けでした。
ケバブのつもりで食べると、少し違う食べ物のように思えてしまいますが、恐らく東南アジア料理が好きな方は、とてもハマると思います。また食べログを見るとチキンケバブも美味しそうでした。交通至便ですので、神戸にまた訪れた際は、もう一回行きたいですね。