荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

婚活の巻。

2013年05月20日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを
僕は独身貴族(子爵)のおじさんです。住まいは下町ですが。

離婚して今月で丸6年となります。

それにしても、シューカツだのコンカツだの【カツ】を含めりゃ良いってぇもんじゃねぇだろ、と言いたくなる言葉が多すぎます。

とにかく皆さん何かをしなきゃ、という意識に捕われ過ぎてるのではないでしょうか。

能動的に行動するのは人生にとってまことに大切ではありますが、目的がブレているのに見切り発車するのはいささかよろしくない様な気がします。

勿論、就職も結婚も人生にとっては一大事。避けては通れぬファクターであります。

これに不動産購入が含まれれば、オトコ稼業は一巻の終わりです。

【オトコ】ではなく【夫】や【父】として生きて行かねばならない、重い重い十字架を背負いこむ事になります。

さて、婚活です。

この言葉もすっかり定着しました。

先日、なじみのオカマバーで飲んでいたところ隣に座っていたオトコが『今日、婚活パーティーに行って来たんだ』と話しておりました。

ちなみにそのオカマバーは観光バーと俗に呼ばれるノンケが集まるトコであります。

だから僕も彼もノンケ。

彼は30代前半でしょうか。ツラはお世辞にもイケメンとは言いがたい。

尤も、世の中イケメンしか結婚出来ないって事はありません。

性格は結構良さそうですし、収入も決して少なくはない様です。

しかし婚活パーティーでの戦歴は惨憺たるもので、最近は疲れすら感じて来たとか。

前述しました様に彼はブレております。

すなわち、好きなヒトがいて初めて結婚という意識・行為が発生するのに、結婚そのものが目的となってしまっている。

『好きになれるヒトを探す』ではなく『結婚してくれるヒトを探す』という行為にシフトしているのです。

これでは良い出会いなどあるはずがない。

まぁ、そんな事を言い出したら結婚相談所なんて全部倒産してしまうでしょうが。



『金のために結婚するものは悪い人間であり、恋のために結婚するのは愚かな人間である』サミュエル・ジョンソン(英国の文学者・1709~1784)