荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

スナフキンの巻。

2016年10月10日 | 華麗な生活に極めたシンプルを




*今回は、2012年に別んトコで書いていたブログに加筆・修正したモノをお送りします。



モノの処分を続けておりますと『モノの処分シンプルライフモノを持たない生活スナフキンに憧れる』という流れになる様です。

ガキの頃は、僕もカルピスまんが劇場『ムーミン』を観ておりました。

なにぶんガキなので、ボーっと観てた筈。

ですが、スナフキンというキャラクターは、ガキながらにインパクトがあり『ひょっこりひょうたん島』のマシンガン・ダンディと同じ位好きでした。



さて、彼は様々な名言を残しております。

なかなかの金言名句揃いでありますので、ここに挙げてみたいと思います。



『それはいいテントだが、人間は、ものに執着せぬようにしなきゃな。すててしまえよ。小さなパンケーキ焼きの道具も。ぼくたちには、用のなくなった道具だもの』

モノの処分を決行する者にとっては最も判り易く、且つ深遠な意味を持つセリフであります。モノはどんどん捨ててしまいましょう。



『ありがとう。でも、いまも考えたんだけどもちものをふやすということは、ほんとにおそろしいことですね』

これ又、どシンプルなセリフ。『面倒』とか『厄介』ではなく『おそろしい』という表現が詩人ですね。



『知り合いが沢山居たって友達が一人も居ないって事は有り得るんだよ』

SNSで友だちの数自慢しているバカに聞かせてあげたい。人間関係もどんどん捨ててしまいましょう。



のび太も嘆いてます。





『長い旅行に必要なのは大きなカバンじゃなく、口ずさめる一つの歌さ』

僕の旅における主題歌は、小沢深雪の『さすらいの唄』。唇に唄を、心に太陽を。





『「そのうち」なんて当てにならないな。いまがその時さ』

他人からすれば過去など意味はありませんし、未来は所詮空手形。現在だけが全てなのです。



ことほど左様に素晴らしいセリフが目白押し。

孤独と自然と音楽を愛する旅人・スナフキン。

ニッポン人が真似するには、ちょいと無理がありますな。

サッカー崩れの、自分探しに忙しいナルシストゲイ旅人なんぞ、失笑の対象でしかありません。





『よき旅人は、自分がどこへ向かうか知らない。完璧な旅人は、自分がどこから来たかを知らない』林語堂(中華民国の文学者・1895~1976)


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