死んでしまった と言う状態の生命力の抜けた身体。
それまでは
お葬式でみたり
身内であっても おばあちゃんの遺体自宅に置いた状態で
火葬の日まで 生活する 落ち着かなさ
「怖い」とかそんな不安感があった
あの人の遺体は 思い出すたびに
大きく大きくなって
山の連なりに重なるほど大きくなってる
冷たいけれど硬くなく
冬の日の寒い外から
車内に飛び込んできた時の頬の冷たさの方が
冷たくて
さすっていたら暖かさが戻るんじゃないかって
無意識でこすってった
ご家族様はさぞ 心配だったでしょう・・・
ごめんなさい
寛大なご家族に感謝
今 実体がなくなり 気配が消え
私は あまり 想像したほどにダメージを受けていない
遺灰をカロートペンダントに入れて
ずっと身につけながら
なんか一緒の安心感を
感じてる
思い出すときは
山の連なりにあの人を被せてる(やはりビックだな)
残された自分のせいを全うしよう
しがみつかない
自然の形で