大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

国東市小原海岸で孵化調査!

2012年08月29日 | 日記
7月2日に産卵、8月25,26日に106匹の孵化脱出が確認された国東市小原海岸の産卵巣孵化調査を8月29日に実施。



調査結果
全卵数126、孵化106、脱出106
PIP前の卵20個 【内訳】胚体>黄卵 2個、胚体<黄卵(無色、血管有り)1個、胚発生初期(1~2cm)8個、胚無し,不明 9個であった。
結果評価‐産卵数126個/孵化・脱出数106個 孵化率84% 脱出成功率100%
検証考察‐自然孵化条件下での孵化率84%は他地域と比べてかなり高い値であり産卵巣の孵化環境が適正であったと思われる。
PIP前卵20個の内、胚発生初期及び胚無し、不明の卵数が17個で85%を占めたことは産卵後、7月下旬まで続いた梅雨終盤の長雨による低温が影響しているのかもしれない。また胚体が完全にカメ型(胚体>卵黄)の2個はstage29付近に達し胚全長は約5cm前後であった。

国東、小原海岸でウミガメ孵化そして大海原へ!

2012年08月27日 | 日記
今年も国東市の海岸から96匹の子亀が遥かアメリカ西海岸へ命をつなぐために旅立って行きました。8月25日の夕方から待機していた地域の人たちが見守る中、26日未明満潮を待っての脱出でした。台風の影響でかなり波が高いので少し心配です。
【旅立ちを見守る地域の人たち】


【96匹目のラストランです】

間越海岸で環境授業!

2012年08月19日 | 日記
佐伯市間越交流館でサマーキャンプに訪れた別府市の子供たち(48名)が参加してのウミガメについての環境授業を開催しました。ウミガメと海の環境について写真パネルと標本などを使って環境学習を行い、その後海岸に移動し定置網で混獲されたアオウミガメをみんなで海に放流しました。




”亀様”箸置きはいかがですか?

2012年08月10日 | 日記
大分県国東市の陶器造形作家、中野マーク周作さんが製作し販売しているとっても可愛いうみがめの箸置きです。値段は1つ600円で売上の収益金は環境保護のために役立てられます。国東市のいこいの村で展示販売していますが当会HPからでも注文できます。問い合わせ、ご注文先:TEL 097 529-5046 E-mail:kei_hi.uchida@yellow.plala.or.jp




うみがめ調査マニュアル(冊子)を製作!配布を始めました。

2012年08月10日 | 日記
この度、当会ではウミガメの保護を目的にしたウミガメ保護・調査マニュアルの冊子を製作し希望者に配布を致します。もしあなたが海岸でウミガメに出会ったり、漂着した死体を見つけた時の対処の仕方などを紹介しています。配布を希望される方はお気軽にご連絡下さい。連絡先は当会HPから取得できます。



公共の場としての海岸利用って?

2012年08月01日 | 日記
今年ウミガメの上陸3回、産卵1回のあった佐伯市蒲江の元猿海岸は、日本の砂浜100選にも選ばれた美しい海浜ですが、その利用方法が問題となっています。大分県で唯一の絶滅危惧種「グンバイヒルガオ」が生育する植生の上に無造作に並べられた沢山のボート。これは元猿海岸に隣接する大分県マリーンカルチャーセンターが五月頃より公共の海岸を独占して並べ一般市民の利用を妨げるばかりかこの海岸を利用する動植物に悪影響を及ぼしています。下の写真は夜間に行わてるキャンプファイヤー(焚き火)です。環境保護(生物多様性保全)の必要性が論じられている今日に社会教育を目的に運営されている大分県の施設が実施していることに違和感を感じます。



混獲アオの病変はフィブロパピロマ?

2012年07月07日 | 日記
7月5日に佐伯市間越の定置網で混獲されたアオウミガメに腫瘍様の病変が見つかった。そう大きくはないが周辺部の皮膚がピンク色に爛れ一部出血していた。これはもしかして近年話題になっている腫瘍「フィブロパピロマ」ですか? また写真はないが左目まぶたにも直径1センチほどのコブがあり白化していた。