大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

ヒラメ水槽で保護されていたアオウミガメ!

2012年12月20日 | 生物多様性
お世話になっている新聞社の方から定置網で混獲されたウミガメが津久見市のヒラメ養殖施設で保護されているとの情報提供があり、早速調査に伺いました。


保護して一週間ぐらいになるが混獲直後はかなり弱っていたようで溺死寸前だったようだ。混獲があったのは小型の中層定置網で入網すると息継ぎができなくかなりの確率で死亡する。今回は偶然助かったが通常はまず助からない混獲事例です。
今日見た感じでは十分回復しているようで、2,3日中に放流をお願いしました。


取り合えず身体測定と標識を装着。
混獲場所:津久見市四浦、深良津沖定置網 混獲日:12月12日 種別:アオウミガメ サイズ:未成体 直甲長 575mm 直甲幅 475mm
装着標識:インコネルタグ 右前肢 90016 左前肢 90015


間越でアオウミガメ混獲!

2012年12月14日 | 生物多様性
12月11日に間越で混獲のあったアオウミガメの調査に行ってきました。12月14日の間越漁港の海水温は20.5℃、例年ならこの時期にはこのサイズの混獲は殆んどないのですが?

種別:アオウミガメ 性別:不明 サイズ:未成体(直甲長 449mm 直甲幅 365mm) 外部知見:外傷、病変なし 生死:生存 処置:放流(総排泄口より15号程度のテグスが50cm程度出ていたためハサミで切って放流) 標識:なし 新規標識:インコネルタグ 右前肢 90012 左前肢 90013 90014) 


(肛門から出ているかなり太いテグス)