山内一豊公とあった。
新刊書店数は10年前の約7割で、昨年度だけで600店以上が閉じたと朝日の社説8/14にあった。
今やネットで気安く見られるし、アマゾンなどネット通販業者の時代になった以上、書店の数は自ずと減っていくのだろう。要は、わざわざ書店に足を運んでもらうために、なにを提供するかが肝だろう。よく見る例としては喫茶店である。丸善書店などでは早くから喫茶店が併設されていたように思う。でも、喫茶店だけで書店を維持するのには無理がある。日比谷公園内にある図書館には有料席があったように思うが、場所が場所なのでそういうものも可能なのかもしれない。
書店を残すとしたらどんな手があるだろう。
・本を買う人のための空間つくり⇒本を買う前にじっくり読める狭い空間とか
・本を買う人のための飲み物・食べ物の提供とか
・本を愛する人たちの集まれる場所とか
・本の内容を題材にしたテーマでの座談会や交流とか
・地域の拠りどころだった小学校跡地の利用とか
・今や地域の拠点となった職やモノの物流基地でもあるコンビニとの協業とか
あるいは、大上段に文化の発信サロンと名打って、その地域に深く入り込むことで、定期的に本を購入する人を増やしていくとか、不要になった本の交換や売買する場の提供も意味がありそうに思う。本を買う人がいる限り書店は無くならない筈であり、あとは如何に採算がとれるようにするかである。考えたらその地域にあった方策がきっとあるだろう。諦めるのはまだまだ早いのではないか。