帆船が港に入るときにマストの帆桁(ヤード)に登って、「ごきげんよう」と片手を斜めに上げて挨拶する最高の儀式が登檣礼(とうしょうれい)である。小生も一番上に登らされたが、高さは30mと説明された。マストから落ちた人はいないと勇気づけられても、そんな話で勇気が出る訳はない。懐かしい思い出だ。
日本には帆船が似合わないのか、写真の海星もありったけの知恵を絞って企画しても黒字にはならず、あえなく撃沈してしまった。
最近、テレビの有名な司会者が太平洋横断に向けて出港したというニュースに、シングルハンドという話なので、天候が悪化すれば相当しんどい日々の連続になる。無理せずに、危険だと判断したら躊躇なくSOSを発信してほしい。
因みに、SOSは”Save Our Ship”の略という説があるようだが、どうも後付けらしい。