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権力の頂点にいる二階氏が東京五輪中止に言及の衝撃


二階幹事長は15日、新型コロナウイルス感染がさらに拡大した場合、東京五輪・パラリンピックの開催中止も選択肢とした。
あまりの反響に、「ぜひ成功させたいという思いだ。何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で発言した」と釈明する文書を発表(共同)

直ぐに釈明文書というのは尋常ではない。これで一挙に東京五輪中止になだれ込むからである。誰もが鶴の一声を待ちわびていた中での発言だった。今やスガ政権では何も決められない状況下にある。ご本人がきちんと理解し整理できていないからである。本当だったら聖火リレー前に中止宣言すべきだった。海外客を入れないことにした段階で、あべ氏の唯一のレガシーである「完全な形でのオリンピック開催という世界への言質」をもって中止宣言が普通である。

もうどうにも止まらない♪♪弾丸列車は、無観客オリンピックにまで言及する始末だ。そんなオリンピックを開催したところでスガ政権の浮揚にはなるまい。あべ氏に続く失敗政権と烙印を押されるだけだろう。諫める側近はいないのだろうか。いないのである。党内事情を鑑みて、中止のシナリオを動かそうとした二階氏だから、反響によって釈明することも想定内だったのだろう。

どんなに釈明したところで、中止のシナリオによる既定路線は変わらない。号砲が鳴った以上、いろんな組織や企業・メディアも声を上げ始めるだろう。それを政権も待っているのだ。自分で決められないという課題をまたしてもクリアできないまま・・・
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