国連パレスチナ難民救済事業機関は26日、イスラム組織ハマスによる2023年10月のイスラエルへの奇襲攻撃に職員が関与した疑いがあると発表した。(日経)
驚くべきニュースである。真相はどうなのか、これだけ大きくなったニュースが事実無根ということはないだろう。とすれば、現地の実態があまりに理不尽な状況下にあって、公平・公正・無私の精神をも蝕むような醜悪なイスラエル国の存在があったのだろうか。12人という多数の職員を洗脳することは至難の業である。何れは真相が判明するであろうが、現状のネタニヤフ政権のやっていることを考えれば、彼らはほぼ間違いなく現地の正義を実行したのだろうと推察することくらいしか考えが浮かばない。但し、26,000人を超える代償までは考えが及ばなかったのだろう。普遍なる正義を貫くということがいかに難しいものかを物語っている。
注:マイケル・サンデルの著書に一人を殺せば五人が助かる状況があったとしたら、、というのがあった。「道徳的に解決できないような状況が作り出される事態こそを根絶しなければならない」ということで逃げるしか考えが及ばない。