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失われた30年の一因が非正規雇用にあると想うのだが


吊るし柿ではないが、干された就職氷河期世代に思いを馳せる
バブル崩壊から続く失われた30年は1990年代前半からであるabemaNEWS」の記事を参照すると、就職氷河期1993~2004卒1700万人、大卒で42~53歳、高卒で38~49歳とある。失われた30年と軌を一にするのである。端的に言えば、就職氷河期の政治が悲惨だったということである。宮沢、細川、羽田、村山、橋本、小渕、森、小泉内閣時代である。宮沢・橋本総理を長期政権で支えていたらという感もないではないが、その他大勢の顔見世興行では話にならなかったのかもしれない。

年齢階級別非正規の割合
15~24 24.4%
25~34 22.2%
35~44 27.4%
45~54 30.7%
38~53歳の就職氷河期と非正規雇用の率がリンクしている。「就職情報かる・ける」によると、正規雇用平均年収  531万円、非正規雇用平均年収 306万円で非正規雇用の66.6%がサービス業という。
訪日外客数 (年と客数は万人)
1977  102.8  1984  211.0  1990  323.5  1997  421.8  2002  523.8  2004  613.7  2006  733.4  2007  834.6
2013 1,036.3  2016 2,403.9  2018 3,119.1  2019 3,188.2
2020  411.5  2021    24.5  2022  383.2
2023 2,506.6
2024年は過去最高の訪日外客数だろうといわれている。非正規雇用者の就職先の多くがサービス業なのも頷ける。と同時に、2020~2022年のコロナ渦の中で非正規雇用の労働者の悲哀は想像以上だったのではないか。闇バイトの横行が話題になるが、日本社会が壊れていくのが垣間見えるようである。




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