6月7日の天声人語で、今日一日のスタートがしっかりした足取りの第一歩になるような心意気を感じた。
『さいころはテーブルの上にあります』は、ノルマンディー上陸作戦の暗号という書き出しから、10年前の記念式典に、クリミアを併合したプーチンが招かれた件に展開し、さいころのdiceはdieの複数形で、死のDIEと同じ綴りだと。
ノルマンディーでの記念式典に、プーチンが参加できるように裏で汗かいた人物がいたような記事の記憶があるが定かではない。このサイコロで頭に浮かぶのがカジノである。巨額の資金が流れ込む構図に、またしても黒い影が動くのではないかと想うと、人間の慾や根性はどれだけ月日が経とうが変わらないものだと思う。
そして、そのナチスを持ち出されて攻撃され続けるウクライナとナチスの恨みを置き換えて殺戮され続けるパレスチナが死海の泥沼にハマってしまっている。早く”サイコロはテーブルの上にある”日がくることを願わずにはおれない。