政府は9日、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の処分方法に関し、海洋放出とする方針を固めた。13日にも関係閣僚会議を開き、正式決定する見通し。(時事)
今後何十年経とうが「海洋放水」しか方法はない。分かり切ったことを10年も延ばしてきたのだ。このブログでも言ってきたが、全原子力発電所を止めてそこの優秀な技術者と何兆円という原発改修費を残らず福島に集めて、汚染水の分別に全精力を傾けるべきだったのだ。悪魔の手先の電力会社には原発停止はできない。だからこそ経産省は全原発停止に舵を切っていなければならなかったのだ。日本の将来に関わる重大な案件である。どんな無知な首相が出て来ようとも、園児を諭すように教育するのが経産省の一丁目1番地の仕事だったのである。
全野党にも責任は重大だ。ただ批判ばかりして海洋放水に反対してきた大罪から逃れることはできない。原子力規制委員会も同罪だ。まかり間違っても再稼働許可など絶対してはならなかったのだ。許可をするということは、原発が安全だと嘘をつくことになる。すべての関係者が無責任にもお茶を濁す程度で、事なかれ主義に陥ってしまった。今回の福島原発事故やその後の対応に対して、世界の人から日本人はなんて愚劣な民族だろうと思われても当然だろう。
ましてや、男系女系やら神の国など言って靖国詣でをしてる場合ではない。そんな唐変木を食わしているメディアにも猛省を促したい。